コルディリェーラの棚田群を見に行こう!
フィリピンにはいくつかの世界遺産がありますが、1995年に登録されたコルディリェーラの棚田群もその一つ。
ルソン島北部の中央山岳地帯に広がる、世界最大の棚田です。
棚田の総延長は20,000kmを超えるとも言われ、「天国への階段」など比喩されることもあります。
なんとこれは、地球を半周するほどの長さです。
山岳民族のイフガオ族などが紀元前1,000年〜紀元前100年の間に作り始めたとされており、機械はほとんど使わず水牛と手作業で耕されているのが特徴です。
現在は人々がどんどん都会へ流れており、放置されている田も増えてしまっています。
また、周辺に住居も作られ、景観の維持が課題となっています。
コルディリェーラの棚田群へのアクセスは、フィリピンの首都マニラからバスで約10時間、そこからトライシクルで約1時間、更に徒歩で2時間ほど。
簡単に行ける場所ではありませんが、幻想的とも言えるその絶景は、一度見る価値があります。
大自然が残るフィリピンの山岳部は、トレッキングするだけで心も身体も浄化されることでしょう。
近くには温泉もあります。