16世紀に建てられたフィリピン最古の教会「サント・ニーニョ教会」
1565年スペイン統治下で建造されたフィリピン最古の教会「サント・ニーニョ教会」。サント・ニーニョはスペイン語で“聖なる少年”を意味しており、ここにはかつてマゼランがセブの女王に贈ったと言われているサント・ニーニョ像(幼きイエス像)が納められています。歴史深い建物であると同時に、信仰を重んじるフィリピン人にとってとても大切な場所となっています。
サント・ニーニョ教会ってどんな教会?
「サント・ニーニョ教会」の正式名称は「Basilica Minore del Santo Nino de Cebu」。16世紀にマゼランがセブ島に訪れ、当時のセブの王「フマボン」一家ならびに800名ほどの人々が洗礼を受けた際、一緒に贈られた像がサント・ニーニョ像で、それを祭ってある教会がこのサント・ニーニョ教会です。この教会はフィリピン全土から多くの人々が訪れる場所で、毎週金曜日と日曜日に行われるミサにはたくさんの人々がお祈りをしています。教会は過去に2度焼失し、現在の建物は1740年に再建されたもの。毎年1月の第3日曜日にはサント・ニーニョの祭り「シヌログ」が行われ、大変な賑わいを見せています。マクタンセブ国際空港からタクシーで約40分、アヤラモールからは約20分です。
サント・ニーニョ教会の見どころ
サントニーニョ教会の最大の見どころは、偉大なる冒険家マゼランからセブのファナ女王に対して贈られた、教会の守護聖人サント・ニーニョの像(幼きイエス・キリストの像)。この像は長い歴史の中で幾度の戦争を経験しても、無傷だったことからセブの守護神として崇拝されるようになり、人々に愛され続けています。サントニーニョ像は教会奥の祭壇に安置されていますが、入場に人数制限が設けられているため長蛇の列になることも少なくありません。天井には絵画が施され、祭壇や椅子など細部にわたって見事に作られています。
ここでは祈りたい人の数だけキャンドルに火を灯し、祈りを捧げることができます。キャンドルのお祈りは誰でも気軽にできるので一度お祈りしてみましょう。なお、肌の露出が多い服装では入場できませんのでご注意ください。
住所:Pilgrim’s Center, Osmeña Blvd, Cebu City, Cebu
営業時間:5:00〜21:00
入場料:無料