フィリピン新型コロナウイルス新規死者数が過去最多へ、マニラでも再び感染拡大
フィリピンのマニラ首都圏では新型コロナウイルスが再び感染拡大。6月より外出・移動制限措置を徐々に緩和し、経済活動再開に努めてきたが、多くの人々が移動したことにより再び感染が広がり、医療体制が不十分になり医療崩壊の危機に迫った。フィリピンでは厳しい制限付きで公共交通機関をはじめ飲食店、ショッピングモールの営業が再開されているが、感染拡大を受け今後も休業へ移行するということも否めない。
ロイター通信によると、フィリピン保健省は13日、新型コロナウイルス感染症による1日当たりの死者数が162人と、過去最多を記録。1日当たりの死者数としては、東南アジア諸国の中でも過去最多の記録となった。保健省によると、累計の死者数は1534人。感染疑い例が1万2000人にのぼると報告されており、死者は今後さらに増加の一途を辿るという見解が寄せられている。一時は感染拡大を回避したかと思われたものの、まだまだ新型コロナウイルスと向き合って行くことが必要になる。政府は16日以降の制限措置の新たな区分を明日15日に公表する予定だ。
