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国民の10人に1人が出稼ぎ労働者、世界最大の労働力輸出国フィリピン



人口の約10%が出稼ぎ労働者として海外で働いている出稼ぎ大国、フィリピン。母国を離れて遠い国々でさまざまな仕事をしてフィリピンにいる家族のために働く人は多く、国特有の若年層の高い人口比率と失業率、海外でも通用する高い英語力、政府のサポートなどさまざまな背景が見えてきます。


出稼ぎ労働者の歴史と現状


20世紀初頭アメリカの植民地となって以来、フィリピンはアメリカに多くの労働者を送り出してきました。1965年にジョンソン大統領により移民法が制定されてからは、労働者が急増し、フィリピンの辿った歴史と共に出稼ぎ労働者が安全に働ける環境が整備されていきました。出稼ぎの滞在先として最も多いのが「アジア」。次に「ヨーロッパ」、「南北アメリカ」と続きます。主な地域としてサウジアラビア、アラブ首国連邦が挙げられますが、今後はロシアと中国が新たな働き口として注目されています。


フィリピンで出稼ぎ労働者が多い理由


フィリピンでは経済の不安定さが懸念されており、失業率が高く契約社員として働く人が多い現実にあります。賃金も安く、正社員でないと安定した福利厚生もなく労働環境は良いとは言えません。今日たくさんのフィリピン人が海外で出稼ぎをしているため、政府からのサポートも手厚く、英語教育が充実しているフィリピンはコミュニケーションにも困りません。このような理由から、海外でも受け入れがしやすいという背景があります。男性は主に中東での「建設」「炭鉱」「石油関係」に従事し、女性は東南アジアや東アジアで家政婦として働いています。北米では医師や看護師など医療関係職に勤めている人も多くいます。


海外からの送金がフィリピン国内の消費市場を支える


国民の10人に1人に当たる約1,000万人が海外に居住しているフィリピンでは、2018年の在外フィリピン人からの送金額が過去最高の289億4,300万ドルに達し、2019年1月から7月の累計も前年同期比3.9%増の172億1,901万ドルというデータが出ています。こうした海外からの送金がフィリピン国内の消費市場を活性化させ、経済成長に貢献しています。
しかし、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、失業者が増えたと共に帰国者が急激に増え、2020年年の国内への送金額は2割減少する見通しです。