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ドゥテルテ大統領「マスクなしで外出すれば逮捕!」


麻薬戦争をはじめとする様々な政策で強硬的な姿勢を貫くフィリピンのドゥテルテ大統領。
 
新型コロナウイルスの隔離措置においても厳しい外出禁止令を敷き、ルールを破って外に出て尚且つ警察に反抗した者は射殺しても良い、という過激な発言も飛び出しています。
 
実際すでに射殺された人もおり、相変わらずの有言実行っぷりで、国民からは現在も高い支持を得ています。
 
 

■マスクなしで外出したら逮捕

そんなドゥテルテ大統領は4月17日、新たに「マスクをせずに外出したらすぐに逮捕し、刑務所に収監する」と発表しました。
 
ロックダウン中のフィリピンでは現在スーパーや薬局など生活必需品を買う以外の外出は認められていませんが、その際も全員がマスクをしています。
 
日本と同様に品薄の状態が続いているため手に入りにくいですが、そんな中でも布マスクを手作りするなどで対応している人が多いようです。
 
新型コロナウイルスが流行り始めた当初は、マスクをしても予防にはそれほど効果がないと言われていました。
 
本当に必要な人へ届けるためにも、特に何の症状もない人は使わないで、とも言われていたくらいです。
 
しかし、今やどこで誰がウイルスを持っているか分からず、濃厚接触するリスクもあるため、やはり着用したほうと安全に思われます。
 
とはいえ日本ではまだしていない人もちらほらいますが・・・。
 
フィリピンではスーパー入店前に並ぶ際も前の人と一定の距離を保つなど、徹底した措置が取られています。
 
 

■治安の悪化

ルソン島全域のロックダウンが始まってから1ヶ月以上が経ち、人々のストレスも限界に達し始めているようです。
 
また、生活に困窮している人々によるスリなどの軽犯罪も増えている模様。
 
日本人は特に狙われやすいので注意が必要です。
 
さらに、このような状況下でも麻薬関連犯罪は未だに起こっており、先日は150万ドル相当の麻薬を保持していた犯人が捕まったのだそう。
 
しかし、フィリピン社会の最下層にいる人々は、生きていく糧がない状態です。
 
家賃はおろか、食費や光熱費もまかなえない状況のため、彼らは3ヶ月分の電気料金と水道料金について政府に支援を求めているとのこと。
 
フィリピンは特に電気代が高く日本と同等かそれ以上とも言われているので、無収入の彼らに払えるはずはありません。
 
普通の生活が送れなくなった人々が溢れれば、街の治安は一気に悪化してしまいます。
 
新型コロナウイルスの感染拡大防止策とともに、貧困層への早急な経済的サポートが必要です。
 
 

■刑務所でも感染

外出禁止・移動制限を破って捕まったのはこれまでに1,390人ほどいるそうで、彼らは刑務所に収監されています。
 
しかし、刑務所の中でも新型コロナウイルスの感染が広まっており、メトロマニラのケソン市の刑務所では収監者9人から感染が発見されたとのこと。
 
彼らは現在、刑務所内で隔離され治療を受けているそうです。
 
フィリピンでは麻薬戦争の影響で刑務所に収まりきらないほどの囚人が無理やり詰め込まれていることが問題となっていますが、そのような状況では濃厚接触を避けるのは不可能でしょう。
 
ソーシャル・ディスタンスをとるどころか、密室で身を寄せ合って寝なければならないほどの環境では、感染リスクは跳ね上がってしまうのではないでしょうか・・。
 
実際、新型コロナウイルスが流行する前から、さまざまな感染症が蔓延していたようです。
 
 

■ドゥテルテ大統領からのメッセージ

治安悪化や医療崩壊なども含めあらゆる面で問題が発生していますが、ドゥテルテ大統領が最優先しているのは、やはり国民を新型コロナウイルス感染から守ることです。
 
彼は、「現在のフィリピンは戒厳令下と同じ状態であり、すべての国民に自宅に留まるよう重ねて警告する。自宅待機・移動制限のルールを守れない人には、政府の支援金も出せない。不要な外出をし、抵抗すれば軍や警察が射殺を含め制圧する。」と強いメッセージを発信。
 
先日は、ルソン島の海で遊んでいた5人が逮捕されたほか、マニラで闘鶏に興じていた4人も警察に捕まりました。
 
スリガオ州で日本人男性がサーフィンをしていて連行されたケースもあります。
 
ただ、ドゥテルテ大統領は単にルールを厳しくしているだけでなく、行政のサポートも強化しています。
 
新型コロナウイルス撲滅のため、感染の疑いのある患者の検査と治療は全国民に無償で与えると発表。
 
メトロマニラのアパート所有者に対しては、収入が減った借主に関して家賃の支払い期限を1ヶ月延ばすよう指示しています。
 
その他、OFW(海外出稼ぎ労働者)に10,000ペソ(約22,000円)を支援すること、年内の食糧は十分にあるので心配しないでほしい旨などを伝えています。
 
 

■フィリピンの感染者は5,878人に

4月17日時点でのフィリピンの新型コロナウイルス感染者は5,878人、死者は387人、回復した人は487人となっています。
 
感染者はASEAN諸国で最多となってしまっているほか、人口あたりの死亡率の高さもトップです。
 
いち早くロックダウンを実施したルソン島ですが、感染件数全体のうちの90%がこの島で起こっているとのこと。
 
ロックダウン解除までは2週間弱の予定となっていますが、このままだと更なる延長もあり得そうです。