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フィリピンのコロナウイルス感染者数がASEANで最多


フィリピンでは今、マニラ首都圏を含むルソン島全域、そして第二の都市セブを含むセブ州全域において、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、大規模な都市封鎖を行なっています。
 
ドゥテルテ大統領は国民に外出禁止令を出し、「不要不急の外出をし、警察に抵抗すれば射殺もありえる」と発言。
 
マニラもセブも街中は静まり返り、交通渋滞がひどかった道路も今は嘘のように閑散としています。
 
あらゆる集会は禁止され、人々は家に閉じこもっている状態で、早1ヶ月が過ぎました。
 
 

■フィリピンの感染者がASEANでトップに・・

しかし、そういった様々な対策にも関わらず、新型コロナウイルスの感染者数と死者数は増え続けています。
 
増加ペースは落ちてきてはいるものの、4月14日時点での感染者は4,932人、死者数は315人に至りました。
 
JETROによれば、現在フィリピンの感染者数はASEAN10カ国の中で最多となってしまったそうです。
 
<ASEAN諸国の感染者数>
 
1位:フィリピン 4,932人
2位:マレーシア 4,817人
3位:インドネシア 4,557人
4位:シンガポール 2,918人
5位:タイ 2,613人
6位:ベトナム 265人
7位:ブルネイ 136人
8位:カンボジア 122人
9位:ミャンマー 62人
10位:ラオス 19人
 
また、死者数ではインドネシアが399人と最多になっていますが、人口当たりの死者数はフィリピンが最も多くなっています。
 
なお、日本の数字は4月17日時点で感染者9,327人、死者数は191人です。
 
 

■ロックダウンの影響

「強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced Community Quarantine)」により、フィリピンでの経済活動や人々の生活にも大きな影響が出ています。
 
■マスク、アルコールの品不足
日本でも同じですが、マスクとアルコール消毒剤は、フィリピンでも品薄の状態が続いています。
 
医療現場には少しずつ物資が運ばれているようですが、一般市民が薬局で買おうと思ってもなかなか手に入りません。
 
フィリピンでは生活必需品の買い出し時にマスクを着用することになっていますが、買えないため布マスクを自作する人も多いようです。
 
■日本へ帰国できない
セブには現在も、日本へ帰れず残っている留学生がいます。
 
「セブ・日本人会」がこれまでに8機ほど成田行きのチャーター便を飛ばしていますが、フィリピン航空は国内線もすべて運休しほぼ稼働していないため、次いつチャーター便が出るかは分かりません。
 
第3国を経由して帰る方法もありますが、今は近隣諸国もほとんどロックダウンのような状態になっているため、それも難しい状況です。
 
ただ、入国・出国制限に関して、日本人の出国は認められていますので、もし臨時便が出る時があれば、早めに申し込むようにしましょう。
 
■治安の悪化
長引くロックダウンにより、職を失った人々が生活に困窮し、抗議デモを起こしたり、スリなどの犯罪へ走りやすくなっています。
 
特に日本人は狙われやすいので、外を歩く際は十分に注意が必要です。
 
普段は安全と言われているエリアでも、今は状況が一変し人々の気も立っているので、警戒して行動してください。
 
ただ、フィリピンは親日なのもあり、欧米のように外国人への差別や責任転嫁などはほとんど起こっていません。
 
 

■ロックダウンはいつまで続くのか?

今のところ、フィリピンのロックダウンは4月末までと発表されています。
 
しかし、感染者が減少しない現在のような状況が続けば、さらなる延長もありえるかもしれません。
 
また、たとえロックダウンが解除されたとしても、社会の経済活動がすぐに元どおりになるわけではありません。
 
濃厚接触を避ける対策は依然として必要になるでしょうし、そのためにはお店や事業所に通常通りの人数のスタッフを配置するのは難しくなるでしょう。
 
公共交通機関も、人数が限られれば乗れない人が出てきますので、以前のように定時に出勤するのも無理そうです。
 
さらに、日系企業に関しては、すでに日本へ帰国させられてしまってフィリピンへ戻れなくなった人もいます。
 
現在フィリピン外務省では国籍を問わず外国人へのビザ新規発給を停止しており、すでに発給済みのビザに関しても無効としています。
 
この措置も、5月以降に緩和されるのかどうか不明です。
 
ドゥテルテ大統領の言うように、新型コロナウイルスが終息するまでに2年くらいかかるとすれば、経済的なダメージを回復するのにもまた長い時間が必要になるでしょう。