新型コロナウイルス対策でセブもついにロックダウンへ
フィリピンでは現在マニラ首都圏を含むルソン島全域が閉鎖している状態ですが、セブ州もまた、同様に隔離措置を強化すると発表しています。
事実上のロックダウンですね。
3月27日から全ての航空便による人の入域は禁止とし、出域は許可するとのこと。
昨日マクタン島で2名の新型コロナウイルス患者が出たため、新たな対策に踏み切ったようです。
■現在のセブ
現在セブでは新型コロナウイルス対策として、以下のような規律を定めています。
・セブシティでは8〜20時まで外出禁止
・未成年と65歳以上の高齢者の外出禁止
・ショッピングモール閉鎖(スーパーはオープン)
・ファストフード、レストラン、カレンデリアは店内での飲食禁止で、テイクアウトとデリバリーのみ可能
・アルコールの販売禁止
・全ての学校を休校
・公共バス、タクシー、Grabのエアコン使用禁止
・ジプニーは1台に乗る人数を制限して運行
・企業の雇用主は従業員に通勤用のバスまたは送迎車を提供すること
・BPO事業者を含むすべての企業は、できる限り従業員に在宅勤務をさせるか、オフィスに出勤する人数を通常の50%にする
・ホテルは同時に5人以上の予約を受け入れてはいけない
・5人以上集まるパーティやイベントは禁止
・全てのビーチでのパーティ、アイランドホッピング、ツアー禁止
・ソーシャルメディに新型コロナウイルスに関するフェイクニュースを流したり、根拠のないデマ情報を流したり、セブ政府に関するネガティブな発言をした場合、マスコミの前で尋問されるか、フルネームと写真をテレビなどのメディアに流される
■ロックダウン後はさらに厳格化される予想
先に閉鎖しているルソン島と比べると若干緩いようにも感じますが、ロックダウン後はもっと厳しくなることが予想されます。
ラプラプ市ではすでに、夜間外出禁止のルールを破って逮捕された違反者が続出しているそう。
逮捕された場合、1,000ペソ(約2,000円)の罰金もしくは30日間の懲役が科せられます。
これらの規律は日本人を含むフィリピン滞在中の外国人も対象になりますので注意が必要です。
■備蓄は必要?
セブではロックダウンの前に準備をしようと殺到した人々により、スーパーに長蛇の列ができています。
どうやら入店を制限しているお店もあるようです。
また、入り口で検温を実施したり、年齢を聞くところもあります。
65歳以上の方は入れないので注意してください。
ただ、食料品などの流通が止まっているわけではないので、商品は豊富に棚に並んでいるようです。
ロックダウン後もスーパーへの買い出しはできると思うので、買いだめや備蓄はそこまで必要ないと思います。
■今は状況の好転を待とう
マニラとともについにセブも閉鎖ということで、フィリピン人市民はもちろん在住している日本人の方々も不安な日々を送っていることでしょう。
今は警察や軍を含め誰しもがセンシティブになっている時なので、目立つ行動は避けたほうが良さそうです。
自宅での生活を楽しみつつ、できるだけポジティブに、事態の好転を待つしかないと思います。