フィリピン閉鎖で在宅勤務の方へ、テレワーク時のポイント
新型コロナウイルスの影響で、会社に出勤せずテレワークや在宅勤務になっている方も多いことでしょう。
フィリピンでも多くの企業が在宅勤務に切り替えており、自宅で過ごしている人たちがいます。
ですが、普段毎日会社に出社していた人にとって、突然在宅勤務になるというのは、意外に難しいかもしれません。
誰も見ていないのでつい怠けてしまったり、人との会話がなくなったり、運動不足になったり・・・
今回はそんな初めてのテレワークをしているという方向けに、上手な在宅勤務の仕方をご紹介しましょう。
■仕事の時間を決めよう!
会社によっては自分のコンピューターの電源を入れないと親コンピューターにバレてしまうなど、サボれないよう管理されているところもあると思います。
しかし、マイペースで仕事ができる環境の場合、慣れるまではやっぱり怠けてしまいがち。
朝起きるのも遅くなり、いつもならお昼の1時間しか休憩をとらないのがついついお昼寝してしまったり、何時間もスマホを見て過ごしてしまったり・・・
もう少しあとでいいや・・と思っているうちに、どんどん時間が過ぎていってしまいます。
テレワークや在宅勤務で最も大事なことはズバリ、”自分を律すること”!
そのためにはまず、何時から何時までは絶対に仕事をすると決めるのが効果的です。
別に会社に行っていた時と同じ勤務時間でなくても構いません。
9時〜17時だったのを11時〜19時にずらしたって良いですし、夜型なら深夜に働いたって問題ないでしょう。
とにかく時間を決めることで、在宅でもメリハリをつけて仕事をすることができます。
■環境を整える
時間を決めたら、次はテレワークを行うための環境を整えましょう。
机の上が散らかっていたり、部屋が不潔だったりすると、仕事というのはあまり捗らないものです。
自分が気持ち良く仕事ができるよう、片付けや掃除を先にすることをオススメします。
特に気が散ってしまいそうなものは出来るだけ視界に入らないようにし、デスク周りをすっきり整然とさせることで雑念も入りにくくなり、作業に集中できます。
また、好きな香りのアロマを焚くなど、リラックスできる自分だけの空間を作るのも楽しいと思います。
■スマホも時間を決めて
スマホを見ていると時間を忘れてしまう・・・という人も多いのでは?
自宅にいて誰も見ていないとなると、SNSやニュースサイトなどをつい長時間見てしまいがちです。
誘惑に勝てないという方は、スマホを触る時間も事前に決めておくようにしましょう。
音が出ないようにしたり、視界に入らない距離に置いておくという対策もあります。
■休憩を上手にとる
時間を決めて働くよりもさらに難しいのは、実は上手に休むことです。
特にマジメで自分に厳しいタイプの人は、少し休むだけでもなんだか罪悪感を感じてしまいがち。
気づけば休憩なしで働き続けてしまう、なんて例も珍しくないのです。
しかし、長時間コンピューターに向かっていると目にも悪いですし、上手に休むことは、結果的に効率的な仕事に繋がります。
疲れたら適宜アタマや体を休め、一旦リセットしてあげることで、作業も捗るというものです。
「ここまでやったら一旦休もう」など区切りをつけ、休む時は窓の外をぼーっと見たり深呼吸するなどして力を抜きましょう。
30分〜1時間くらい作業したら、10〜15分休むのがオススメです。
■体を動かす
会社に行っていた時は、少なくとも通勤時の歩行など一定の運動が出来ていたはず。
しかし、在宅勤務になると部屋の中でしか動かないため、圧倒的に運動不足になります。
その上好きな時に食事したりおやつを食べたりも出来るので、太ってしまうことも。
在宅で仕事をする際は、時々意識して体を動かすことが必要です。
家の中で筋トレやストレッチをしても良いですし、スーパーへ歩いて行っても良いと思います。
また、フィリピンではコンドミニアムに住んでいる人も多いと思うので、共有スペースで人と一定の距離を保ちながらウォーキングやジョギングに励むのも良いでしょう。
運動は健康を保つだけでなく、頭をすっきりさせ、仕事の効率アップにも繋がります。
■好きな音楽をかける
部屋にずっとこもって仕事をしていると、だんだん気分が落ちてくるということもあるでしょう。
人としゃべらないでいるうちに、孤独を感じてしまうという人も。
そんな時は、好きな音楽をかけるのがオススメです。
会社では自分の好きな音楽をかけて仕事をするなんてことは普通は出来ませんが、在宅勤務なら可能ですよね。
自分を奮い立たせてモチベーションを上げるのにも、リラックスして頭をリフレッシュさせるのにも、音楽は役に立ちます。
歌があると気が散るという人は、クラシックやインストゥルメンタルのものを試してみると良いかも。
とにかく音楽というのは思った以上に大きな効果があるので、ぜひテレワーク時に取り入れてみてください。
■料理をする
外出が規制されレストランも営業停止し、スーパーしか行けないフィリピンですが、こんな時だからこそ自宅で料理をするのもおすすめ。
いつもならお昼は外食で済ませていたのを、この機会に自炊する習慣を作ってみてはいかがでしょうか。
食材を切ったり混ぜたりするだけで、ちょっとクリエイティブな気分にもなれます。
しかも、外食するよりヘルシーな食生活に変えることも可能。
また、作った料理をSNSにアップするなど新たな趣味に発展することもあるかもしれません。
■身だしなみもある程度整える
在宅勤務は外に出ず誰にも会わないため、極端な話パジャマのまますっぴんで仕事をしても構いません。
しかし、ナポレオンの「人は、制服通りの人間になる。」という名言にもあるように、服装というのは非常に大きな影響力を持っています。
いつもスーツを着て仕事をしていた人が、突然パジャマで同じパフォーマンスの仕事をしろと言われても、実は難しいのです。
女性なら、服装だけでなくメイクも重要な要素。
メイクをすることで仕事のスイッチがオンになる人は多いのではないかと思います。
在宅勤務やテレワークになったけど何だかやる気が出ない・・・という人は、外に出る時と同じように身だしなみを整えて、自分を「ON」の状態にしてあげると良いかもしれません。
■これからは在宅勤務の時代?
時間も自由で電車にも乗らなくて良いテレワークですが、人と話さないことにより孤独感を感じてしまったり、上記のように運動不足や怠惰になってしまうというデメリットもあります。
しかし、新型コロナウイルスが流行してからは世界的にテレワークを導入する企業が増え、今後はこういった働き方が主流になるかもしれません。
上手に自分をマネージする方法を発掘し、在宅勤務の楽しさを知ってもらえればと思います。