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アメリカ大手企業がフィリピンBPOで新たに6千人雇用


フィリピンでは今、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業が盛んで、経済成長にも大きく貢献しています。
 
マニラやセブ、ダバオなどをはじめとする各地にBPOのオフィスが存在し、アメリカ企業を中心にコールセンターやエンジニアリングなどの業務委託を受注しているのです。
 
 
今回、アメリカの大手企業コンセントリクスは、フィリピンで新たに年内に最大6,000人を、BPO事業で雇用する予定だそう。
 
コンセントリクスは、主に顧客管理サービスを提供する企業で、フィリピンのみならず全世界40カ国以上でBPO産業を展開しています。
 
その中でもフィリピンは最大の事業拠点。
 
フィリピン国内には45の拠点を持ち、フィリピン人の従業員数は9万人に及びます。
 
フィリピン国内最大の雇用主です。
 
経済の発展に伴いBPO産業の需要はますます加速しているため、今回新たな雇用を計画しているとのこと。
 
 
また、3月3日にはマニラ首都圏マカティ市にある複合施設「アヤラ・ノース・エクスチェンジ」内に、新たなBPO拠点を開設したそう。
 
そこの従業員だけでも3,000人おり、顧客サービス、技術サポート、営業などの事業に従事しています。
 
 
フィリピンにおけるBPO産業はここ10年間の間に急成長し、海外出稼ぎ労働者からの送金と並んで、フィリピン経済の柱とも言える重要な分野となりました。
 
外資系企業にとって、フィリピンの安い人件費と高い英語力は大変貴重です。
 
もともとBPO産業で有名なのはインドでしたが、現在はフィリピンが追い抜き、世界で1位となっています。
 
失業率の高さが指摘されるフィリピンですが、BPO産業の成長のおかげで、雇用状態もかなり良くなってきました。
 
また、今後グローバルに進出したいと考えている日本の企業にとっても、フィリピンにおけるアウトソーシングは重要な役割を担ってくれるはずです。
 
フィリピン人のハイスペックな英語力とコミュニケーション能力は、世界へマーケットを広げるのを大いに後押ししてくれます。