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フィリピンのバナナが危機?新パナマ病とは


バナナは私たち日本人にとっても、とても馴染みのある果物ですよね。
 
毎日朝食に食べているという人も多いでしょうし、お菓子やケーキにも使えて、値段も安くて、しかも栄養価が高いという優秀なバナナ。
 
日本のスーパーに並んでいるバナナの多くは、南米や台湾、そしてフィリピンから輸入されています。
 
フィリピンは、世界でもインド、中国に続くバナナ生産量第3位、輸出国としてはエクアドルに続く第2位の国です。
 
しかし、そんなフィリピンのバナナが今、「新パナマ病」という病気で危機的な状況にあるのだそう。
 
 

■新パナマ病とは?

フィリピンに限らず南米や中国でも今、バナナ農家を悩ませている「新パナマ病」。
 
土壌伝染性の植物病原糸状菌「TR4」という菌が根から侵入することで感染する病気で、バナナに立ち枯れを起こします。
 
最初にTR4が見つかったのは、1990年代初頭、台湾の土壌サンプルからでした。
 
その後、東南アジア、オーストラリアでも見つかり、2013年には中東とアフリカでも確認されます。
 
2019年にコロンビアで確認された際には非常事態宣言が発令されました。
 
新パナマ病に感染したバナナを食べても人間に害はありませんが、防除方法が確立されていないため、感染が広がれば農園に深刻な被害をもたらします。
 
 

■”キャベンディッシュ”に感染する新パナマ病

日本を含め世界に輸出されているバナナのほとんどが「キャベンディッシュ」という種です。
 
1998年〜2000年の間、世界で生産されているバナナの47%を占めています。
 
大規模な商用栽培ができ、長距離輸送にも耐えられるキャベンデッシュ。
 
1950年代までは「グロス・ミシェル」という種が主な品種でしたが、「つる割病」(旧パナマ病)で荒廃し、キャベンディッシュが主役を取って代わりました。
 
キャベンディッシュは旧パナマ病に耐性を持っていたのです。
 
しかし、新パナマ病はキャベンディッシュにも感染します。
 
キャベンデッシュに味や外見が似ていて、さらに新パナマ病に耐えられるような代替え品は、今のところ存在していません。
 
栽培バナナはクローン技術で繁殖させており、新しい品種を作るのは難しいと言います。
 
また、新しい品種のバナナを開発しても、馴染みがないものは消費者もなかなか買わないそう。
 
もしキャベンディッシュが絶滅してしまったら、輸入できるバナナはなくなり、私たちの食卓からも消えてしまう可能性があるのです。
 
 

■フィリピンでも生産量が減少

フィリピンでも新パナマ病が原因で、バナナ輸出量が減っています。
 
バナナ生産者輸出協会によれば、2019年のバナナ輸出量は1億9,500万箱で、前年の2億700万箱から6%減少したそう。
 
フィリピンでは、2015年頃からキャベンディッシュの栽培面積の18%の農園が新パナマ病に感染しました。
 
現在もその影響が残っており、バナナの出荷量が年々減少しているとのこと。
 
解決のためには新たなバナナ農園開発のための大きな土地を確保する必要がありますが、フィリピン国内ではそのような場所を探すのが難しくなってきています。
 
 

■ライバル国の脅威

また、バナナ生産における競争国が増えてきていることも、フィリピンにとっては脅威です。
 
近年中国の企業が、ベトナムやラオス、カンボジアで新たなバナナのプランテーション事業を始めています。
 
バナナの最大消費国である中国からこれらの国は距離的に近く、フィリピンから輸入するより輸送費もかかりません。
 
このままではフィリピンのバナナは新パナマ病で生産が出来なくなるだけでなく、輸出先も失ってしまいます。
 
 

■多様な品種のバナナ開発が課題

現在のバナナ農園は、キャベンディッシュ1種に頼ってしまっていることが問題なのだそうです。
 
同じ品種は同じ遺伝子を持っており、同じ病気にかかりやすくなります。
 
ひとたび病気にかかれば、農園のほとんどが荒廃してしまうのです。
 
そのため、様々な病気に耐えられるよう、1つではなく多様な品種のバナナを開発していかなければならないのです。
 
また、新しい品種のバナナに対し、私たち消費者も柔軟に受け入れる必要があるでしょう。
 

        
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