フィリピンのバレンタインってどんな感じ?
2月に入り、街中はバレンタインムードになってきていますね。
日本では女性から男性にチョコレートをプレゼントするのが一般的となっていますが、フィリピンのバレンタインは日本とはちょっと違います。
今回は、フィリピンのバレンタインについてご紹介します。
■世界の一般的なバレンタイン
世界各国に浸透しているバレンタインデーですが、もともとは269年にローマ皇帝の迫害かで殉教した聖ヴァレンティヌスに由来する記念日だと伝えられています。
カップルの愛の誓いの日とされており、実は日本の「女性から男性にプレゼントする」という習慣は世界ではあまり見られない、独自に築かれた文化です。
西ヨーロッパなどでは、男性からも女性からも贈り物をします。
あげるのも別にチョコレートと決まっておらず、花やケーキ、メッセージカードなどが一般的です。
■フィリピンでは”愛を伝える日”
フィリピンでも日本のように女性から男性へプレゼントという文化はなく、愛を伝える日として浸透しています。
男女どちらからとも決まってはいませんが、フィリピンでは女性は基本的に受け身なので、男性からアプローチするのが一般的です。
その際、プレゼントをあげることももちろんありますが、チョコレートよりも花束やテディベア、宝石などが多くなっています。
片思いの男性は女性に告白したり、プロポーズすることも。
また、サプライズで大きなバラの花束をプレゼントしたり、おしゃれなレストランでディナーをするカップルもいます。
家族を大事にする習慣のあるフィリピンでは、バレンタインは家族に感謝や愛を伝える日でもあります。
出稼ぎ中で海外にいる場合は、家族のためにバレンタインの送金をすることもあるそう。
ラブロマンスだけでなく家族愛も祝う、それがフィリピンのバレンタインなのです。
■情熱的でロマンティックなフィリピン人
感情表現が情熱的なフィリピンでは、バラの花束をプレゼントするなどのほか、自作のラブソングを歌って聞かせたり、ポエムを作るなんていうのも一般的です。
日本人なら思わず恥ずかしくなって逃げ出してしまいそうなことを、彼らは堂々とやります。
フィリピン人女性は、バレンタインデーにはお姫様気分を味わうことができるのです。
ちなみにバレンタインデーには花(特にバラの花束)の値段が普段の3倍にもなることも・・。
それでも財産を叩いて愛する彼女のために買うのがフィリピン人男性の愛の表現なんですね。
■ホワイトデーはない
ホワイトデーは日本が商業的に作ったイベントのため、世界のどこにもおそらくありません。
フィリピンにももちろんなく、貰った方がお返しで悩むこともありません。
バレンタインデーが”お互いに”愛を伝える日なので、わざわざ別の日に返す必要なんてないんですね。
日本では男性からのお返しが過剰に期待されていて大変ですよね・・。
■義理チョコもない
そもそもチョコを贈る習慣が定着していませんが、”義理”のプレゼントもフィリピンにはありません。
だって、真剣に愛を伝える日なんですから。
形式的にあげる、なんてことはしません。
会社の同僚の男性全員に配らなきゃ〜なんていう面倒な習慣もありません。
ただ、恋人や好きな人がいない人向けなのか、「Girl」と「Valentine’s Day」を掛け合わせた「ガレンタインデー」というのが近年フィリピンでは行われているそう。
これはバレンタインを女の子同士で友情を誓い合う日として、一緒に過ごすのだそうです。
■老若男女が愛と感謝を伝えるバレンタインデー
いかがでしょうか?
カップルでも家族でも友達でも、フィリピンではバレンタインデーは老若男女が愛と感謝を伝える日となっています。
好きなものをプレゼントしてロマンティックに過ごすのは、日本の形式ばったバレンタインとはまた違った雰囲気です。
情熱的なフィリピン人男性と付き合っている女性は、あま〜い1日を体験できることでしょう♪