フィリピン政府の新型コロナウイルスへの対応
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてフィリピン政府は、武漢市を含む湖北省に住むフィリピン人のうち、希望者をフィリピンへ帰国させるためのチャーター機を準備しているそうです。
現在湖北省には300人ほどのフィリピン人が住んでおり、そのうち半数は武漢市在住とのこと。
幸い現地でのフィリピン人感染者は確認されていません。
また、フィリピン政府はこれまでに、以下のような新型コロナウイルスに対する対策を講じています。
■武漢市とカリボ空港をつなぐチャーター機を全線運休
■フィリピンに観光目的で来ていた中国人約600人を強制帰国させる
■中国人全員への到着ビザの発給を一時停止
この甲斐あってか、今のところフィリピン国内での新型コロナウイルス感染は見つかっていません。
今月12日にセブで見つかった武漢市の男児も、疑いはあったものの検査の結果感染は確認されなかったとのこと。
ただ、日本を含め世界で感染が拡大している今、どこにいても確実に安全ということはなさそうです。
また、武漢へまったく行ったことがない人も感染していることから、ヒトからヒトへ空気感染することも明らかになってきています。
さらに、29日には武漢から帰国した日本人男女は、発熱など何も症状がないのに感染が確認されたとのこと。
新型だけにまだ未知な部分も多いウイルスですが、基本の手洗い・うがい、そしてマスクの着用などで衛生対策を行えば、予防は可能です。