タール火山噴火による地割れと地震で4万人以上が避難生活
今月12日に噴火したルソン島のタール火山。
噴火から4日経ちましたが、現在も43,000人以上が避難生活を送っている状況です。
また、周辺の地域では地割れが起こっており、依然として危険な状態が続いています。
名古屋大学大学院の熊谷教授によれば、マグマが上昇して地面が変形し地割れが起きているのでは、と指摘しています。
噴火時に降り積もった火山灰による農作物への影響も深刻です。
さらに、火山性の地震もこれまでに500回以上起きていると言います。
タール火山の活動はまだまだ活発で、数日以内に非常に大きな噴火が再び起こる可能性もあるそう。
幸いにも現在のところ死傷者は確認されていません。
フィリピンの火山地震研究所は、警戒レベルを5段階中4(上から2番目)に設定し、引き続き警戒するよう呼びかけています。