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クラーク国際空港が拡大!年内に新ターミナル利用開始


フィリピンの首都マニラにあるニノイ・アキノ国際空港は、もう何年も前から利用者が空港の処理能力を大幅に上回っていると言われており、ひどい混雑で悪評を得ていました。
 
そんな中、ドゥテルテ大統領が進めてきたのが、パンパンガ州にあるクラーク国際空港の拡大。
 
現在新しいターミナルを建設中で、それが2020年内に利用開始されるということです。
 
 

■クラーク国際空港とは

クラーク国際空港は、ルソン島パンパンガ州マバラカット市というエリアの「クラーク経済特別区(CSEZ)」の中にあります。
 
2012年までは「ディオスダド・マカパガル国際空港」という名称でした。
 
近い将来処理能力が限界になると予想されているニノイ・アキノ国際空港の混雑を解消し、次期ハブ空港として利用するため、現在滑走路の追加や空港連絡鉄道などインフラ整備が行われています。
 
フィリピン国内各地へはもちろん、上海や香港、シンガポール、ソウル、ドバイ、ドーハなどアジアと中東を中心に国際便が出ています。
 
 

■新ターミナルで拡大する処理能力

現在建設中のクラーク国際空港の新ターミナルは、10万平方メートル規模に達します。
 
工事費は93億6,000万ペソだそうで、建設大手のメガワイド・コンストラクションとインド系グループのコンソーシアムが手がけています。
 
完成すれば、空港全体の旅客処理能力は現在の420万人から800万人へ倍増するそう。
 
ニノイ・アキノ国際空港に次ぐルソン地方第2の空の玄関口として大きな役割を果たす見込みです。