フィリピンが自国民救助のため中東へ大隊を派遣
日本時間の1月8日、イラン革命防衛隊によるミサイルがイラクにある米軍基地へ発射されました。
イランの革命防衛隊の司令官ガセム・ソレイマニ少将が、アメリカ軍に殺害されたことへの報復です。
第三次大戦が始まるのではないかと、世間はこの話題で持ちきりとなっています。
フィリピンではドゥテルテ大統領が、イラン、イラク周辺の自国民を帰国させるのを助けるため、大隊と輸送機を中東へ派遣することを決めました。
これはあくまでも救助が目的であり、戦闘のための派兵ではないと強調しています。
アメリカとイランのいざこざは直接フィリピンには関係ありませんが、中東地域にはフィリピン人の出稼ぎ労働者が大勢いて、イランとイラクには1,600人ほどが住んでいるそう。
中東地域はもともとフィリピン人労働者への虐待などが大きな問題となっており、すでに出稼ぎを停止している国もありますが、今回の戦闘によってますます状況は悪化しそうです。
何の罪もないフィリピン人たちが巻き込まれることは避けたいですね。