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クリスマスにフィリピンを襲った台風29号「ファンフォン」


毎年大型の台風がやって来るフィリピンですが、東サマル州に上陸した台風29号(ファンフォン)もまた、甚大な被害をもたらしています。
 
クリスマスだった24日から25日にかけて、フィリピン中部を直撃。
 
大雨と高潮をもららし、家屋を転倒させ、木を次々となぎ倒しました。
 
人気リゾート地として知られるボラカイ島など、多くの自治体で停電も起きたということです。
 
また、西ビサヤ地方で13人、東ビサヤ地方で3人の死亡が報告されており、少なくとも16人の死者が出ているほか、サマル島でも漁師5人も行方不明になっています。
 
学校や体育館などの仮設避難所で過ごした人は、16,000人以上です。
 
 

■最大瞬間風速54メートルの猛威

ファンフォンの勢力はすさまじく、ハリケーンの5段階区分では「カテゴリー1」に分類されており、最大瞬間風速は54メートルを記録したということです。
 
最大瞬間風速54メートルと言われてもピンとこないかもしれませんが、ウェザーニュースが公開している指標によれば、
 
10〜15メートル:歩きにくい、傘がさせない
15〜20メートル:転倒する人もいる、トタン板や屋根瓦は剥がれることがある
20メートル以上:立っていられない、看板が落下・飛散する
30メートル以上:走行中のトラックが横転する
 
となっていますので、54メートルとは相当なものです。
 
それが、普通の風でも飛んでしまいそうなくらいの粗末なバラック小屋群を襲っていると考えれば、どれだけの人が被災しているか・・想像するだけでも恐ろしいですね。
 
 

■クリスマスの悲劇

キリスト教徒が国民の8割以上を占めるフィリピンでは、クリスマスは何よりも大事なイベント。
 
多くの人々が家族とのんびり過ごしますが、かわいそうなことに、今年のクリスマスはそうはいかなかったようです。
 
台風が襲ったエリアの船は当然欠航となり、帰省しようとしていた何万人もの人々が港で足止めされてしまいました。
 
 

■現在ファンフォンは?

現在ファンフォンは、最大瞬間風速42メートルという依然として強い勢力を保ったまま、南シナ海を移動しているとのこと。
 
少なくとも今後24時間は勢いが落ちることはなく、西へ進む見通しだそうです。
 
29日にはベトナム北部へ上陸する予定となっています。
 
 

■フィリピン滞在中にできる台風対策

仕事でフィリピンに滞在する予定の人や留学生は、フィリピンの台風のニュースを聞くと不安になってしまうかもしれません。
 
8月〜10月は特に台風が来やすいシーズンですので、もしこの時期に滞在するなら注意が必要です。
 
雨や風に気をつけて、極力外に出ないようにするのはもちろんのこと、事前に対策しておくべきは停電です。
 
台風時にはマニラ市内の都市部も停電し、長い時だと丸2日間ほど続くこともあります。
 
多少暗くても生活はできるかもしれませんが、仕事でパソコンやインターネットを使う人(ほとんどの人だと思いますが・・)は、電気がないと致命的です。
 
その間仕事ができないとしても、突然電気が落ちてデータが消えてしまったら最悪です。
 
普段からバックアップをとっておくのを忘れないようにしましょう。
 
また、モバイルバッテリーを用意しておく、電池を買っておく、懐中電灯やキャンドルを常備するなどの対策も有効です。
 
エアコンも使えなくなってしまうと暑いので、うちわなどもあると良いかもしれません。
 
ただ最近では、そこそこ良いホテルやコンドミニアムであれば自家発電機を備えていますので、停電しても比較的早く復旧することが多くなっています。
 
 

■もしも滞在中に台風が来たら?

8〜10月が台風シーズンとは言っても、近年は気候が変動しているのでいつ来るかは分かりません。
 
今回の台風29号「ファンフォン」のように、異例にクリスマス時期を襲うこともありえます。
 
もしも運悪くフィリピン滞在中に台風が来た時には、以下のような対策があります。
 
■最新情報のチェック
電気が使える場合は、フィリピンのテレビで最新情報を入手することができます(ただしすべて英語です)。
また、インターネットでは日本の気象協会のサイトなどでも正確で比較的早い情報入手が可能になっています。
 
■食料品・日用品の確保
台風が来ることがわかったら、あらかじめスーパーなどで水やパンなど保存のきく食材を買っておくことをおすすめします。
旅行中の場合、ホテルのレストランはほとんど営業していますのでそこで食事をとることも可能です。
 
■フライトの運行状況を確認
もしも帰国の日まで台風の影響があれば、飛行機が飛ばない可能性もあります。
まずは航空会社に電話をして、自分のフライトがどうなるのか、もし欠航になった場合はどういった手続きを取れば良いのかを確認しましょう。
 
■カッパを利用する
台風の時は極力外出しないのが鉄則ですが、もしどうしても出たい場合には、カッパを使用しましょう。
風が強く傘はほぼ意味がない上に、危ないです。
風がもうおさまりつつある時は傘をさしても良いですが、盗まれやすいので傘立てには置かないこと。
 
 

■セブやダバオは比較的安全

フィリピンは台風被害のニュースが本当に頻繁にありますが、実はほとんどがマニラ周辺であり、あまり影響を受けない地域もあります。
 
英語留学先やリゾート地として人気のセブは、台風シーズンに多少雨や風はあるものの、ライフラインがストップしてしまうような大きな被害には至りません。
 
6月〜11月の雨季でも普通に生活できるので、そこまで台風のことを心配する必要はないでしょう。
 
また、ミンダナオ島のダバオも最近は留学先や旅行先として人気を集めていますが、ここも台風の影響はほぼ受けません。
 
もしもどうしても雨季にフィリピンに行くなら、マニラではなくこういったあまり台風被害のない地域を選ぶと良いでしょう。
 
 

■インフラ整備が進むマニラ首都圏

台風による被害が最も大きくなる首都マニラでは、現在急ピッチでインフラ整備が行われています。
 
まだまだ地盤も緩く自然の猛威には勝てない部分も多いですが、発展が著しいビジネス街のマカティやBGCなどでは洪水や冠水も起こりにくくなっており、比較的被害が少ないです。
 
マニラに滞在する人や、マニラでのビジネスを考えている人は、多少価格は高くてもこういった安全で安心なエリアを拠点にするのが賢明かもしれません。