フィリピンのバイク配車サービス、運転手数は制限して試験運用
フィリピンでは現在、Grabなどの車を使った配車サービスに加えて、バイクによる配車サービスの導入を検討しているようです。
今月23日からはバイク配車サービス合法化に向けた試験運用を開始しており、すでに参入している「アンカス」をはじめ、「ジョイライド」と「ムーブイット」が新たに加わった全部で3社のバイクが、フィリピンの街中を走ることになります。
ただ、フィリピン陸運統制委員会(LTFRB)は走れるバイクの台数を制限しており、マニラ首都圏での運転手は1万人、セブ首都圏では3,000人に定め、全体での登録運転手数を39,000人にとどめるとしています。
これに対し、すでに2万7,000人の運転手を抱えるアンカスは反発。
運転手およびその家族に多大な影響があり、アンカスのバイク配車を利用しているユーザーにも不便を被ると訴えています。
ケソン市ではアンカスの登録運転手による抗議デモも行われており、運転手削減をやめるよう求めました。
バイク配車サービスは車の合間をぬって進むことができるため、渋滞のひどいマニラ首都圏もセブシティでは非常に便利な交通手段です。
今後は複数の企業が参入することで、バイクの台数だけでなく価格にも変動が起こるかもしれませんね。