タクシーより安い!フィリピンの配車アプリ「アンカス」を使ってみよう
フィリピンでの主な移動手段は、タクシー、ジープニー、そしてトライシクルとなっています。
日本人観光客には安全面から考えてもタクシーが最もおすすめで、ジープニーやトライシクルはフィリピンに相当慣れた人でないと乗るのが難しいと言われています。
タクシーに関しては普通に流しのものをつかまえても良いですし、近年多くの人が利用しているのは「Grab(グラブ)」という配車アプリです。
ぼったくりもなく比較的安全なので、日本人には特に重宝されています。
しかし、いくら安全なGrabといえども、マニラ首都圏やセブシティの交通渋滞に関してはどうにもなりません。
無事乗れたは良いけれど、道路が混みすぎていて全然目的地にたどり着かない・・ということは日常茶飯事です。
■バイク配車アプリ「アンカス」
そこで使いたいのがバイクタクシーです。
他の東南アジア諸国に比べてバイクの走行数は少ないフィリピンですが、車の合間をぬって進むことができるため、移動時間を大幅に短縮できます。
特におすすめなのが「Angkas(アンカス)」という配車アプリです。
目的地と現在地を設定し、近くにいるライダーが来てくれるというもの。
事前に料金も計算されて表示されるので、明瞭で安心です。
Grabのバイクバージョンといったところですね。
2016年に設立された運営元はメトロマニラのマカティに拠点を置いており、現在約27,000人の従業員数を抱えます。
■メリットが多いアンカス
通常のバイクタクシーには、ぼったくりがある、道を説明しても伝わらない、貸してくれるヘルメットが臭い・・などのデメリットがいろいろありますが、アンカスはこれらの問題もクリアしている便利な交通手段なんです。
■料金のぼったくりがない
普通のバイクタクシーではタクシーと同じようにぼったくりもあります。
観光客を相手に声をかけてくる人たちはほぼ間違いなく、正規料金以上を請求してくる悪質なドライバーです。
しかし、アンカスは事前にアプリで表示された料金を支払うことで合意しているので、それ以上請求されることはありません。
道路が想像以上に混んでいて時間がかかっても、一回定まった料金には追加料金はなしです。
※Grabのようにカード決済はなく、現在は現金での支払いのみとなっています。
■道を説明しなくても良い
事前にアプリで目的地は明確になっているので、いちいち道を説明する必要もありません。
ただ乗って運んでもらうだけ、という流れです。
英語が苦手な人にも安心ですね。
■ヘルメットも綺麗
アンカスは普通のバイクタクシーと違って、会社から支給されたヘルメットをお客さんに貸しています。
そのため、綺麗ですし、臭くて被りたくない・・ということもありません。
多少サイズが合わないことはあるかもしれませんが、ノーヘルが当たり前のフィリピンにおいてはしっかり安全に配慮されたシステムと言えるでしょう。
■雨の日カッパを貸してくれる!
雨の日はなんとお客さん用カッパを用意しているアンカス。
サービスの質を感じますね。
ただ、カッパを着ても足元はどうしても濡れてしまいますし、安全性も落ちるので、できれば雨の日はバイクタクシーは使わない方が良いかも・・。
■早い!
やはり渋滞に左右されずに早く目的地に着けるというのは、最大のメリットでしょう。
フィリピン生活では移動に多くの時間をとられ、やりたいことが全然できずに1日が終わってしまうことも多いですが、バイクタクシーなら時間も有効活用できて生産的です。
■安い!
もともとあらゆる交通手段が安いフィリピンですが、アンカスのバイクタクシーはGrabよりもさらに安く、感覚としては半額くらいです。
MRTという電車に比べると少し高めではありますが、MRTは混みすぎてて乗れないことも多々ありますし、しょっちゅうトラブルを起こして止まってしまうこともあります。
その点アンカスは、早く移動できることを考えればやっぱり安い。
しかも、利用開始するとアンカスから割引クーポンが頻繁に送られてくるようになり、よりお得に乗れるようになります。
■マスクもくれる
アンカスでは、使い捨てマスクもお客さんにサービスしています。
排気ガスがひどいフィリピンなので、気になる人は貰うと良いでしょう。
■バックに会社がついているので安心
アンカスは個人がやっているバイクタクシーとは違い、バックにちゃんとした企業があります。
利用履歴も残りますし、何かトラブルがあったとしても会社が対処してくれるので安心です。
また、ドライバーは1〜5つで評価されるシステムになっているので、悪質なドライバーは避けられるようになっています。
■アンカス利用時の注意点
■所在国を「フィリピン」に
アンカスはスマホにインストールして使うアプリですが、Apple StoreやGoogla Play Storeの所在国が日本のままになっていると、対象地域外となってしまい、ダウンロードできません。
所在国は設定から変えられるので、「フィリピン」に変更してダウンロードしてみてください。
また、Androidであれば簡単に2つ目のアカウントを作ることができるので、その所在国をフィリピンに設定するという方法もあります。
■乗れるのは1人だけ!
フィリピンでは1台のバイクに3人も4人も乗っているのを見たことがあるかもしれませんが、あれは実は違法で、警察に見つかると捕まります。
基本的にバイクに乗れるのは2人までで、運転手がいるのでお客は1人のみです。
複数で移動したい場合にはGrabなどで車を呼びましょう。
■細かいお金を用意しておく
運転手はお釣りは持っていないことがあるので、できるだけ100〜200ペソほどの小さな単位のお金を用意しておきましょう。
どうしても無い場合はお釣りを諦めて渡すしかありません。
■早くて安くて便利なアンカスを使ってみよう!
いかがでしょうか?
使い方も簡単で、ぼったくりもなく、車よりも安くて早くて便利なアンカス。
1人で移動する時には絶対的におすすめの移動手段です。
慣れると女性でも気軽に使えるようになるのでおすすめです。
アンカスで快適なフィリピン生活を送ってください!