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フィリピン海域で沈没船「ドーニャ・パス号」発見


フィリピン中部マリンドゥケ島周辺の海域で、海難事故で沈んだフェリーと小型タンカーが見つかりました。
 
32年前に衝突事故を起こした「ドーニャ・パス号」と小型タンカー「ヴェクター号」。
 
死者は4,300人に及び、史上最悪の海難事故と呼ばれています。
 
 

■事故の概要

ドーニャ・パス号は、フィリピンの国内航路に就航していた貨客船です。
 
1987年12月20日、フィリピンのミンドロ島・パナイ島間のタブラス海峡で、小型タンカー「ヴェクター」と衝突しました。
 
ドーニャ・パス号はレイテ島のタクロバンからマニラへ向かう途中でした。
 
衝突は一瞬の出来事だったらしく、どちらも救難信号を発した記録がありません。
 
原因はドーニャ・パス号の過積載と操船ミスではないかと言われていますが、主な乗組員が全員死亡してしまったため明らかになっていません。
 
衝突時、小型タンカーのヴェクター号には1,000トンものガソリンが積まれており、それに火が点いて大火災となり、どちらの船も沈没してしまったそうです。
 
死者は一般に公表された数だけでも1,575人、海運会社の発表では4,375人と言われています。
 
しかし、当時フィリピン国内の航路では乗船者の名簿に載っていなかった人も多く、実際にはもっと多くの乗客が亡くなったのではないかと考えられています。
 
なお、ドーニャ・パス号の乗客22人とヴェクター号の乗組員2人だけは生き残ったということです。
 
 

■30年の月日を経て見つかった船体

今回ドーニャ・パス号とヴェクター号を発見したのはアメリカの調査チームで、彼らは過去に太平洋戦争で沈んだ戦艦「武蔵」を見つけたことでも知られています。
 
事故が起きた付近の海域の深さ500メートルのところで、ドーニャ・パス号とみられる沈没船と小型タンカーが見つかったとのことです。
 
もともと太平洋戦争で沈んだ戦艦を探していた際に、ドーニャ・パス号も一緒に探して欲しいと遺族から頼まれていたそう。
 
30年以上という月日を経て、やっと見つかった沈没船。
 
調査チームの責任者は、遺族の心の安らぎにつながれば良いとコメントしています。