フィリピンで初の中国ディーゼル高速列車を導入
フィリピンでは今回初めて、中国の高速列車を導入することが決まったそうです。
中国中車株洲電力機車有限公司とフィリピンの国家鉄道会社が18日、マニラで高速列車受注の契約を交わしたとのこと。
■中国中車株洲電力機車有限公司とは?
ずいぶん長い名前で覚えるのが大変ですが(笑)、中国の湖南省株洲市というところに本拠地を置く鉄道会社です。
中国国内でも各地に拠点を持ち、鉄道会社としては1936年から80年以上の歴史があります。
海外からはこれまでに、シンガポール、トルコ、イラン、カザフスタン、ウズベキスタン、マレーシア、マケドニア、南アフリカ、チェコ、ドイツなど20カ国と地域から50件ほど受注しています。
■フィリピン初のディーゼル高速列車
今回フィリピンに中国の高速列車が輸入されるのは初めてのことです。
2021年7月に、フィリピンの国家鉄道会社に電気式ディーゼル高速列車3編成を納品することになっています。
設計時速は120キロで、マニラとルソン島南部のビコル地方を結ぶ路線を走る予定です。
この2区間の移動が大幅に短縮される見込みで、期待が高まっています。
■進むインフラ整備と投資の増大
ドゥテルテ大統領は今、「ビルド、ビルド、ビルド」というスローガンを掲げて、インフラ整備を急ピッチで進めています。
今回の高速列車導入も、その一環ですね。
日本もフィリピンから地下鉄を受注しており、世界からの投資がどんどん増えています。
あと3〜5年もすれば、フィリピンは今の姿ではなくなっていることでしょう。
日に日に発展を続けるこの国の未来を楽しみにしたいものです。