バギオ隣町のストロベリー・フェスティバルでイチゴを満喫しよう!
フィリピンでは1年を通してさまざまなお祭りが開催されています。
キリスト教関連のものや、特産物の収穫を祝うものなど、コンセプトもいろいろです。
今回は、数あるフィリピンのお祭りの中でも、バギオの隣町ラ・トリニダードというところで開催される「ストロベリー・フェスティバル」をご紹介します。
■イチゴの名産地ラ・トリニダード
ラ・トリニダードってどこ?なにそれ?って方も多いかもしれませんね。
ラ・トリニダード(La Trinidad)は、フィリピンのルソン島イロコス地方ベンゲット州にある自治体で、人口約13万人。
”フィリピンの軽井沢”として知られる避暑地バギオから、タクシーで20〜30分ほどのところにあります。
山に囲まれた高原都市です。
年間を通して涼しい気候のため、イチゴの栽培に適しています。
町中にはストロベリーファームがあり、観光スポットとしても有名。
12月〜4月の間はイチゴ狩りが楽しめます。
■ストロベリー・フェスティバルの概要
ラ・トリニダードでストロベリー・フェスティバルが始まったのは1981年のことです。
毎年3月に行われ、1ヶ月間さまざまなイベントが開催されます。
採れたてイチゴはもちろん、イチゴジャムやアイスクリーム、ワイン、シェイクなどのイチゴ加工品、Tシャツなどの雑貨も販売されます。
メインイベントは、フィリピンお得意のストリートダンスやパレード、フロート(花車)、そしてジャンボストロベリーケーキの展示があります。
■民族衣装が美しいストリートダンス
ストロベリーフェスティバルというだけあって、イチゴをモチーフにした可愛い衣装のダンサーが町中を練り歩きます。
また、「ベンゲット」や「カリンガ」といった少数民族の衣装を纏った人たちの踊りも見逃せません。
独特の華やかな色合いが美しく、民族の誇りを感じます。
フィリピン人は基本的にダンスや歌が非常に上手なので、パフォーマンスのクオリティの高さは圧巻です。
■ギネスに登録されたストロベリーケーキ
ストロベリーフェスティバルで観光客が最も楽しみにしてるのは、このジャンボケーキかもしれません。
2014年にはなんと9,600kgもあるジャンボストロベリーケーキを作り、ギネスブックにも載ったのだそう。
ケーキは展示の後はなんとっった20ペソ(約40円)で試食もできます。
フィリピンのケーキは一般的にすごく甘くて苦手という日本人も多いのですが、このストロベリーケーキは程よい甘酸っぱさがあり、食べやすく美味しいと評判です。
■新鮮イチゴを満喫しよう!
お祭りが楽しいのはもちろんのこと、数kmに渡って広がるイチゴ畑の風景もとても美しく、そこで食べるフレッシュなイチゴは格別です。
イチゴ好きな方はもちろん、フィリピンの少数民族に興味のある方、そしてお祭りやパレードが大好きという方は、ぜひラ・トリニダードのストロベリーフェスティバルへ足を運んでみてください。