フィリピンでよく食べられている魚
フィリピン料理はご飯と肉がメインですが、実は魚もよく使われています。
南国なので日本の魚とはちょっと味や調理法は違いますが、海に囲まれているのでシーフードは豊富です。
今回は、フィリピンでよく食べられている魚を紹介します。
フィリピン料理で魚を食べる時には、名前が言えるようになっているかもしれませんね!
■ティラピア
フィリピン料理に頻繁に使われている魚の代表。
原産地はアフリカと中近東で、性格は結構どう猛らしい・・。
雑食のためどこでも育ちます。
フィリピンではフライやマリネになっていることが多いです。
味に癖がなく肉厚なので、使いやすい魚です。
実は日本にも「ナイルティラピア」という種類が輸入されており、「イズミダイ」や「チカダイ」といった名称で売られていることがあります。
ただ、どこでも生きられる適応能力の高さから、沖縄に帰化した際に他の生態系を壊しているという問題もあるのだとか・・
美味しいけど、外来生物法で要注意外来生物に指定されているらしいです。
■バンガス
フィリピンでは「Milkfish(ミルクフィッシュ)」とも呼ばれている人気の魚です。
その名の通り身が白く、メジャーな魚で週に1回は食べているのだとか。
フライや酢漬けはもちろん、焼いても煮てもおいしく、特性のソースにディップして食べるのが一般的。
また、にんにく、酢、塩胡椒に一晩漬けてフライパンで焼くと香ばしくて美味しいのだそう。
■ツナ
ツナというと日本では「マグロ」と思っている人が多いですが、実はマグロだけでなくカツオも含む広義に渡る魚の総称だそう。
フィリピン料理の「キニラウ」に使われるのがツナです。
キニラウとは、サイコロ状に切ったツナの刺身と野菜と酢で和えたもの。
つまりマリネですね。
ただ、生魚を使うため、食中毒には注意です。
地元の人でも避けることがあるそうなので、日本人観光客はくれぐれも気をつけてください。
■ラプラプ
セブのマクタン島の地名にもなっているラプラプ。
このエリアの近郊で採れる魚なので、この名前が付いたのだそう。
フィリピンを代表する高級魚の1つです。
ハタ科の魚で、赤いものと茶褐色の2種類があります。
刺身のほか、蒸したり揚げたり炭火で焼いたり、いろんな調理法でおいしくいただけます。
■タマロン
フライにするほか、フィリピン料理の「シニガン」に使われるメジャーな魚です。
シニガンとは、タマリンドという果実を使った酸っぱい野菜スープです。
魚だけでなく肉も入れます。
フィリピン料理レストランへ行けば絶対にメニューにある1品です。
爽やかな味付けで日本人にも好まれているのでぜひ試してみてくださいね。
■とりあえず揚げるか酢漬けにするのがフィリピンスタイル
この他にもフィリピンで出てくる魚はいろいろありますが、代表的なものをご紹介しました。
総じて言えることは、どれもフライか酢漬けにすればOKってことですね(笑)
酢は臭みを消すためには重要な調理法なのでしょう。
フィリピンを訪れた際には、ぜひ魚の味にも注目してみてください。