フィリピン航空の子会社社長が就任2週間で死去
フィリピンのPALホールディングスの社長であるルシオ・タン・ジュニア氏が死去したそうです。
PALホールディングスは、フィリピン航空の持ち株会社であり、今年に入ってからは日本のANAホールディングスが株の9.5%を取得し、業務提携することが決まっていました。
ルシオ・タン・ジュニア氏は、今月9日にバスケットボールをしていたところ突然意識を失って倒れ、入院していたとのこと。
明確な死因は明らかにされていませんが、53歳という若さです。
先月10月28日に社長に就任したばかりで、まだ2週間しか経っていませんでした。
PALホールディングスの親会社であるフィリピン航空は、近年LCCが伸びている影響で経営赤字が続いています。
前任の社長も就任からたった3ヶ月でその職務を辞退していますが、今回はそれよりもさらに短い期間でまた社長が変わることになってしまいました。
今後はルシオ・タン・ジュニア氏の父親がトップに立つことになるそうです。
ANAとの提携で立て直しを図る模様ですが、赤字が続いているだけでなく後継者がコロコロと変わることで、明らかにPALホールディングスの経営は混乱しています。