フィリピンの首都マニラの楽しみ方
フィリピンの観光地といえばセブを思い浮かべる人が多いかもしれません。
確かにザ・南国リゾートの雰囲気満載で、ビーチで透き通る海を見ながら時間を忘れて過ごす・・というのは最高の贅沢ですよね。
しかし、フィリピンは首都マニラにも見どころはたくさんあるんです。
「治安が悪い」「ゴミゴミしている」「汚い」のようなネガティブなイメージを持たれがちなマニラですが、現在経済成長真っ只中のフィリピンの変わりゆく様子を肌で感じられる、もっともエキサイティングな場所でもあります。
今回は、定番のセブ旅行ではなく、マニラを楽しむためのスポットをご紹介します。
特に自然よりシティ派!都会大好き!アドベンチャー大好き!という方にはおすすめです。
■BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)
ここは観光地というわけではありませんが、マニラに来るならば絶対に訪れておきたい場所です。
経済中心地マカティの隣にあるBGCは、もともとはアメリカの軍用地でしたが、今は大幅に開発が進んでいます。
高級ホテルに高級コンドミニアム、おしゃれなカフェやレストラン、ブランドショップが軒を連ねるショッピングモール、緑あふれる公園などなど、一見すると「ここはフィリピン?!」とびっくりしてしまうほど。
非常に洗練されていて治安もとても良いので、日本人をはじめとする外国人に人気の居住エリアでもあります。
日本人からは、よく「みなとみらい」や「六本木」にも喩えられる近代的な街並みが特徴です。
BGCで何をするかというと、特にこれといってすることはないですが、ただプラプラとお散歩するだけでも楽しいと思います。
もちろん、買い物や食事を満喫しても良いでしょう。
とにかく高級感のあるエリアなので、居るだけでなんだかラグジュアリーな気分に浸れてしまいます。
■イントラムロス
ここはマニラの中でも、定番中の定番の観光スポット。
フィリピンがスペインに統治されていた時代に造られた城壁都市です。
東南アジアにいながらにして、まるでヨーロッパに来たかのような気分になれます。
「イントラムロス」とはスペイン語で「壁の内側」という意味。
その名のとおり、厚い壁に囲まれており、当時は敵から守るためにこういった構造になっていました。
街全体が要塞のような感じです。
1945年にアメリカによる爆撃でほとんどの建物が一度壊されてしまいました
が、現在は復元されています。
イントラムロスの中の「サン・オーガスティン教会」は最大の見どころです。
世界遺産にも登録されている「フィリピンのバロック様式教会群」の1つです。
外観も内部も荘厳な雰囲気で、どこを切り取ってもフォトジェニック。
インスタ映えするスポットも多数あります。
そしてもう1つ、イントラムロスの中で絶対にチェックしたいのは「サンチャゴ要塞」。
軍事施設や刑務所として使われてきた歴史を垣間見ることができます。
また、昔の地下牢やトンネル、大砲なども残されており、歴史好きにはたまらない場所です。
■マニラ湾の世界三大夕日
マニラ市内には泳げるところはありませんが、夕日の美しいマニラ湾があります。
マニラの夕日は「世界三大夕日」にも選ばれているほど、素晴らしい眺めなのです。
マニラ 湾沿いにある以下のホテルでは、ちょっと外に出るだけで絶景を楽しむことができます。
■H2O
■ニュー・ワールド・マニラ ベイ・ホテル
H2Oの中にある「ホワイト・ムーン」というバーは夕日を見るのに最も人気のスポットです。
おしゃれなカクテルを楽しみながら世界三大夕日を一目見ようとたくさんの観光客が集まります。
日没前の早めの時間に入店するか、予約してベストな席をゲットするのがおすすめです。
また、「モール・オブ・アジア」のすぐ近くには、夕日が見える遊歩道「マニラ ・ベイウォーク」があります。
歩くだけなのでもちろん無料!
レストランに入らず屋外で風を浴びながら楽しみたい、という人はここでお散歩してみましょう。
ロマンティックな雰囲気もばっちりなので、デートにもおすすめです。
逆に、ちょっとお金をかけて贅沢に夕日を満喫したい!という方は、サンセットクルーズツアーを申し込むのも良いでしょう。
ローカルなフィリピン料理のディナーを楽しみながら、沈む夕日の美しいグラデーションを鑑賞するなんて最高の時間です。
■バクララン・マーケット
フィリピンにはローカルなマーケットはいくつもありますが、マニラでは「バクララン・マーケット」を見ておくと良いかもしれません。
近年は比較的清潔で綺麗なマーケットも増えている中、ここはいかにも東南アジアのローカルマーケットといった雰囲気がぷんぷんしており、異国情緒漂っています。
簡単にいえば、発展途上国ならではの小汚いマーケットです(笑)
しかし面積は相当広く、衣類や日用品、雑貨、アクセサリー、屋台フード、魚、肉、果物などなど、ありとあらゆるものがあります。
値段も安く、ものすごく賑やかです。
ただ、特に観光客用のお土産は期待できません。
ローカルなフィリピン人が日々の生活に必要なものを買っている場所です。
ただ、そんな観光地っぽくない場所だからこそ、独特の雰囲気があってワクワクするものです。
食べ物はくれぐれも衛生面に気をつけて楽しんでください。
お腹の弱い人は買い食いは避けましょう。
また、マーケットはスリが増えるので財布やスマホをポケットに入れておかないように注意してくださいね。
■カジノ
カジノはまだ日本にはないのでぜひ海外に行った時に遊んでみたいスポット。
フィリピンのカジノはすごくカジュアルな雰囲気で入りやすいのが特徴です。
ミニマムベットも200ペソ(約400円)程度からとお手頃で、初心者でも敷居が低くなっています。
ドレスコードも緩く、ジーンズにTシャツでOK。
にも関わらず、カジノ内の雰囲気はラスベガス並みにゴージャスで本格的ですし、ゲームも多種多様に用意されています。
マニラは全部で9つのカジノが存在しますが、特に人気なのは以下のカジノです。
■オカダマニラ
日本人経営の、フィリピン最大級のカジノ
■シティ・オブ・ドリームズ・マニラ
ショッピングモールや映画館も併設した大型の施設
■ソレア・リゾート&カジノ
マニラ湾を一望できる、2013年に開業した比較的新しいカジノ
■リゾーツ・ワールド・マニラ
ニノイ・アキノ国際空港第3ターミナルの向かいにある便利な立地のカジノ
オカダマニラはカジノだけでなく、幻想的でダイナミックな噴水ショーも有名です。
なんと総工費30億円を費やしているそう。
無料で見られるので、カジノで遊ぶついでにぜひこちらも鑑賞しましょう!
■スパ/マッサージ
フィリピンは物価が安いですが、マッサージもまた日本と比べると破格です。
1時間700円くらいのところもたくさんあり、頻繁に通うことができます。
しかも、腕も全然悪くありません(個人差はありますが)。
ただ、どうせならちょっとラグジュアリーな高級スパを楽しみたくないですか?
おすすめは、シャングリ・ラ・ホテルにある「氣(Chi)スパ」です。
その名の通り「氣」の流れを整え、自然治癒力を高めるボディマッサージやハイドロセラピー、ヒーリングなど、さまざまなメニューがあります。
プライベートな空間でトリートメントを受ける時間は、まさに天国。
素敵な香りのアロマオイルやフラワーバスに癒されながら、優雅なひとときを過ごしましょう♪
お値段はコースで1万円ほど。
日本で同じレベルのサービスを受けようと思ったら3万円以上はすると思うので、本当にお得です。
ぜひフィリピンに来た時に満喫してください。
■成長真っ只中のマニラ
いかがですか?
フィリピンの見どころはセブだけじゃないんです。
首都マニラにも、楽しめるスポットがたくさんあります。
セブシティと比べても街の規模が全然違うので、お店の数や発展具合にもかなり差があります。
多少治安の悪さは否めないものの、高度経済成長期を迎えているフィリピンの人々の明るく前向きなエネルギーを感じられるのが魅力的です。
最近はLCCも就航しており、日本からますますアクセスしやすくなりました。
フライトもたった4時間半というお手軽さなので、さくっと週末に遊びに行くのも良いかもしれません。
ぜひフィリピンの首都マニラを冒険しに来てくださいね!