フィリピン人おすすめ!美味しいバナナ5選
ダイエットや美容にも効果が高いとされ、健康的で安価なフルーツとして愛されているバナナ。
日本のスーパーでバナナを買う時にはいちいち種類を見ることはほとんどないと思いますが、バナナ大国フィリピンでは、いろんな種類のバナナが栽培されています。
見た目も味もさまざまですので、バナナ好きな人はぜひ食べ比べてみてほしいです。
今回は、現地フィリピン人がおすすめするフィリピンの美味しいバナナ5選をご紹介します。
■1:Latundan(ラトゥンダン)
やや小ぶりな方で、皮が薄いバナナ。
甘みが強く、やや酸味があり、少し固め。
価格も安く、フィリピンではどの家庭にも置いてある最もポピュラーな品種です。
現地では「アップルバナナ」や「ツンダン」といった名前でも呼ばれているそう。
デザートとしてもよく食べられています。
時折皮が真っ黒なラトゥンダンが売られていますが、実は日持ちする品種で中身はまだ白いので大丈夫!
むしろ真っ黒になってからが美味しいという人も多いです。
■2:Lakatan(ラカタン)
こちらもラトゥンダンと並んでフィリピンでは人気の品種の1つで、スーパーでよく見かけます。
デザートとしてはもちろん、パーティなどでも並ぶことが多いバナナです。
皮は黄色いものも黄緑色のものもありますが、剥いてみると黄緑色のものでも熟れていることがあります。
味も甘く、香りも芳醇で、実の色は綺麗なゴールドです。
しかも、栄養価も他の品種より高いと言われています。
味も見た目も栄養もすべて満点という、バナナの王者です。
バナナシェイクやバナナブレッドなどのスイーツにもよく使われます。
■3:Senotira(セニョリータ)
日本では「モンキーバナナ」として親しまれている、小さなバナナ。
見た目も可愛く手頃な価格が魅力です。
フィリピンのマーケットではどこにでも大体売っています。
ラカタンと同じような甘みがあり、おやつにぴったりです。
食べ頃になったらその日に食べないとすぐに傷んでしまう、なんとも儚い品種でもあります。
■4:Saba(サバ)
「カルダバ」とも呼ばれている、少し固めの太くて短いバナナ。
ちょっとパサパサしているので、そのまま食べるというよりは、調理されて食べられていることが多いです。
フィリピンの定番おやつ「バナナキュー」(バナナに黒砂糖をまぶして揚げたもの)に使われているのも、サバがメインです。
熟れていないものもそのまま食べることができ、その場合はエビやトマトを混ぜた塩辛いペーストをディップして食べるのが一般的です。
こうなると、もはやおやつではなくおかずですね。
現地でも果物ではなく野菜扱いで、八百屋さんでも売っています。
また、ホーリーウィークには肉を食べない習慣があり、その際にサバを使った「ビニグニト」という、バナナとお米と芋など一緒に炊いたお粥を食べるそうです。
■5:Bungulan(ブングラン)
全体が黄緑色をしており、全然熟していないように見えますが、実は中身はちゃんと甘いのが特徴。
逆にいくら待っても黄色くはなりません(笑)
「グリーンバナナ」とも呼ばれており、あっさりとした爽やかな甘みです。
フィリピンでもそれほど売っている頻度は高くありません。
普通のスーパーではなく、道端の行商人が売っていることが多いので、見つけたら買ってみましょう!
■日本で売られているのは?
日本で売られているバナナはほぼすべて「Giant Cavendish(ジャイアント・キャヴェンディッシュ)」という品種だそうです。
キャヴェンディッシュは海外輸出用に栽培されており、他のバナナよりも収穫サイクルが早く、サイズが大きくて傷みにくいという特徴があります。
逆にフィリピン現地ではほとんど見ることはありません。
しかし、本当に美味しいのはやはり、採れたてのフレッシュなローカルバナナです!
上記で紹介したものはあまり日本に出回っていませんので、ぜひフィリピン現地で味わってみてください。
きっとその美味しさの違いにびっくりしますよ。