フィリピンの遊園地「エンチャンテッド・キングダム」
フィリピンにはこれといった大きな娯楽がなく、映画やカラオケを楽しんでいる人々が多いですが、実は遊園地もあります。
その名も「エンチャンテッド・キングダム」。
”魔法にかけられた王国”という意味ですね。
地元では「リトル・ディズニーランド」などと呼ばれているようで、フィリピンでは最大規模のテーマパークです。
■エンチャンテッド・キングダムへのアクセス
マニラから高速道路を使って1時間〜1時間半ほどのサンタローザという地区にあります。
車でのアクセスが便利です。
バスやジープニーなどの交通機関を利用する場合は、バリバゴという地区まで行き、そこから乗ると良いでしょう。
もしくは、マニラ→クバオバスターミナル→ラグナとバスを乗り継ぎ、ラグナからジプニーorトライシクル(10〜20ペソ)で行くこともできます。
住所:San Lorenzo South, City of Santa Rosa, Laguna
■エンチャンテッド・キングダムのアトラクション
フィリピンの遊園地ってどうせたいしたことないんでしょ?と思ってしまいがちですが、実は意外とスリルのある乗り物も多く、子供も大人も楽しめます。
アトラクションの種類は全部で30ほどあり、1日で全部網羅するのは難しいくらいです。
また、乗り物の他にもダンスパフォーマンスやパレードなど、ディズニーランドさながらのイベントも行われています。
園内は7つのエリアに分かれており、それぞれテーマがあります。
ここでは、大人も楽しめるおすすめのアトラクションを紹介しておきます。
■スペース・シャトル
定番のジェットコースター。
前進しながら3回転し、さらに後退しながら3回転する大興奮の人気アトラクションです。
■エクストリーム・タワーライド
地上37メートルまでゆっくり上昇し、頂上から急降下するスリル満点のアトラクション。
上昇中はエンチャンテッド・キングダムの景色も楽しめます。
■ジャングル・ログ・ジャム
丸太の船に乗ってジャングルを探索したあと、水の中へ急降下していくびしょぬれ必至のアトラクション。
■リオ・グランデ・ラビッズ
ボートに乗って川下りを体験できるラフティングタイプのアトラクション。
こちらもびしょ濡れ必至。
■小さな子供も楽しめるから安心
遊園地では小さな子供が乗れないものもあったりしますが、エンチャンテッド・キングダムには子供も安心して遊べるエリアや乗り物も豊富に用意されています。
■フライング・フィエスタ
定番の空中ブランコ。
実は大人でも結構スリルがあります。
■ボルダーヴィル
恐竜時代がテーマになっているエリアで、アスレチックなどの遊具が用意されています。
爬虫類と触れ合えるコーナーもあり人気です。
■バンプン・スプラッシュ
浮き輪型のボートに乗って水鉄砲で水を掛け合うアトラクション。
言わずもがな、びしょ濡れ必至です。
■エンチャンテッド・キングダムのキャラクター
テーマパークというものはどこもオリジナルキャラクターがいるものですが、エンチャンテッド・キングダムのキャラクターはこちら。
Elder the Wizard
・・・可愛いかどうかはちょっと分かりませんが、園内にはこの「エルダー」の等身大人形が置いてあり、そこでみんな写真を撮っています。
■エンチャンテッド・キングダムの入場料
入場料は以下のようになっています。
この料金でアトラクション乗り放題です。
■大人
平日:800ペソ(約1,600円)
週末:900ペソ(約1,800円)
■子供(身長122cm以下)
平日:500ペソ(約1,000円)
週末:600ペソ(約1,200円)
東京ディズニーランドのチケットが大人1日7,500円なので、それと比べればかなり安いですね(もちろんクオリティも全然違いますが)。
ただ、フィリピン人にとっては決して安くはないので、遊びに来ているのは主に富裕層でしょう。
平日に行けばかなり空いています。
ディズニーランドやUSJの混雑と比べると拍子抜けしてしまうほど、人がいません(笑)
ちなみにこの入場チケット料金には「AGILA」というエンタメの利用料も含まれています。
また、休園日や開園時間に関してはシーズンより変動しますので、行く前にチェックしましょう。
基本的に週末の方が営業時間が長いです。
■AGILAとは?
AGILA(アギラ)は、フィリピン初で唯一の”フライング・シアター”。
動くシートに座って、スクリーンに映し出される美しいフィリピンの自然や観光スポットを見ながら、空を飛ぶ鷲の気分が味わえるというシアターです。
実はエンチャンテッド・キングダムは、フィリピンイーグル財団と提携して、絶滅が危ぶまれているフィリピンワシの保護と繁殖に協力してきています。
ボホール島のチョコレートヒルズ、アルバイのマヨン山、プエルトプリンセサなど、フィリピンの豊かな自然や地形、世界遺産が迫力満点で学べるユニークなアトラクションとなっています。
■着替えは必ず持ってこよう!
エンチャンテッド・キングダムに遊びに行く際には、必ず着替え(できれば下着まで)持ってくるようにしましょう。
とにかく水がかかるアトラクションが多く、乗る位置によっては頭のてっぺんからつま先、そして下着まで文字通りずぶ濡れになります。
そのため園内には服を乾かすためのドライヤー(個室に入ると風が出るしくみ)があるのですが、有料な上ほとんど乾かないのです。
お気に入りのフィリピーナとデートで来る時も、あらかじめ「着替えを持ってきたほうがいいいよ!」と伝えましょう。
着替えと一緒に、濡れた服を入れるビニール袋とタオルも忘れずに。
濡れたまま歩いていると、外はまだ良いとしても、建物の中のエアコンが強く寒い思いをします。
■飲食物は持ち込み禁止
エンチャンテッド・キングダムは食べ物・飲み物の持ち込みは禁止となっています。
かなり厳しいようで、バッグの中に忍ばせておくのも難しいです。
ただ、園内には売店やフードコートなど、飲食できる場所は豊富にありますので、そこで休憩すると良いでしょう。
値段もそこまで高くありません。
■期待しすぎなければ楽しめる!
フィリピン最大規模のテーマパーク、エンチャンテッド・キングダムをご紹介しました。
日本の遊園地と同じレベルを期待せずに行けば、結構広くアトラクションも意外に多いので楽しめます。
イメージとしては、地方にある小さな遊園地です。
ちなみに周辺には宿泊施設などは見当たりませんので、日帰りで行くのがおすすめです。
友達と、家族と、そしてデートで、ぜひエンチャンテッド・キングダムに遊びに行ってみてくださいね!