フィリピンのドゥテルテ大統領が自身の難病を公表
フィリピン国内のみならず世界で強固な存在感を示し、ユニークかつ強権的な政策を進めているドゥテルテ大統領。
2016年の就任以来3年が経ち、これから後半の3年でまたどうフィリピンを変えてくれるのか注目が集まっています。
しかし、ロイターの発表によれば、どうやら彼は難病の重症筋無力症という病気を患っているそうです。
写真や映像で片方のまぶたが少し腫れているように見えていましたが、実はそれはこの病気が原因だったのだそう。
■重症筋無力症とは?
重症筋無力症とは、神経と筋肉の間にある「アセチルコリン」という物質の受容体が、免疫異常によって減少する病気です。
アセチルコリンの受容体が減少すると、いわゆる無筋力の症状が出るそう。
なぜこのような現象が起きるのかは不明です。
遺伝することはありませんが、まぶたが落ちる、ものが噛みにくい、表情がうまく作れない、しゃべりにくい、ものが持てない、歩けない、息がしにくいなどなど、筋肉のあるあらゆる箇所に症状が現れてきますが、部位や程度は人それぞれです。
残念ながら今のところ完治する方法はなく、薬で症状を抑えるという対処法のみとなっています。
■ドゥテルテ大統領は大丈夫なの?
ドゥテルテ大統領は今年74歳。
見た目若く見えるようにも思いますが、ちょうど去年の今頃に、がんの疑いがあるとして消化器などの検査を受けていました。
その時の検査は陰性で、がんではないし、深刻な病気にはなっていないと発表。
しかしそれから1年経ち、重症筋無力症を患っていたのですね。
一体いつからなのかは分かりませんが、とにかく彼が大丈夫なのかが心配ですよね。
しゃべったり歩いたりするのに支障が出るようになれば、 大統領という職務を全うできるのかも分かりません。
賛否両論ある大統領ではありますが、支持率も高く多方面で期待がかかっている人物ですから、なんとか病気が進まないことを祈るしかなさそうです。