ドバイで出稼ぎするフィリピン人労働者
フィリピンの経済成長を支えているOFW(=Oversea Filipino Workers)は、世界の様々な国へ出稼ぎに行っていますが、最も多いのは中東の国々です。
お金持ちが多い、というイメージが強いドバイも、OFWの出稼ぎ先の1つとなっています。
今回ドバイを拠点とするエミレーツ航空は、OFWの増加に伴い、マニラとドバイを結ぶ便を増やす予定だそう。
現在週18往復あるドバイ-マニラ便ですが、今後は週21便へ増便するとのこと。
ドバイでは、フィリピン人のみならず、インド人、パキスタン人、ネパール人、バングラデシュ人などの出稼ぎ労働者が数多く働いています。
中でもフィリピン人は飲食業に就いている人が多いそうです。
実はドバイに住んでいる人の90%は外国人で、そのほとんどは出稼ぎ労働者。
高級車を乗り回してプライベートジェットで移動しているなんていう超富裕層は、ほんの一握りに過ぎません。
世界一高いタワーや1泊何百万円もするホテルも、みんな出稼ぎ労働者の手によって作られているのです。
ドバイの街を歩けば必ずOFWに遭遇できるでしょう。
ビルの掃除スタッフやスタバの店員、タクシー運転手など、どこにでもいます。
日本人にとっては観光旅行先として人気のドバイですが、ちょっと視点を変えて見てみると、世界の大きな格差を感じることができるかもしれません。