フィリピンでデング熱患者10万人、緊急事態宣言


国外へ出ると様々な病気や感染症にかかる心配がありますが、常夏のフィリピンも例外ではありません。

デング熱はフィリピン国内でも非常に患者の多い感染症です。

現地フィリピン人をはじめ日本人観光客もかかることが多いデング熱ですが、今年は特に猛威を振るっている模様。

現地メディアのラップラーによれば、今年1月1日〜6月29日にかけて、10万6,630件のデング熱感染が確認されているとのことです。

前年の同時期のデータを85%も上回っており、一部地域では緊急事態宣言が出ました。

今年だけですでに456人がデング熱で死亡していると言います。

 

■デング熱とは?

デング熱は、ヒトスジシマカという蚊を媒介して感染するウイルス性の病気です。

この蚊に刺されて感染すると、急激な発熱、発疹、頭痛、関節痛、嘔吐などの症状が出ます。

まずは2〜7日間ほど発熱が続き、その後発疹が現れるという流れになっており、体感としてはひどい風邪をひいたような感じになります。

ただ、重症化すると「デング出血熱」や「デングショック症候群」を発症し、最悪の場合死に至るのが怖いところです。

感染してしまったら早期に適切な処置をすることが何よりも重要になります。

 

■感染する地域

フィリピンをはじめ、高温多湿な東南アジアは蚊の温床です。

また、2014年には日本国内でも感染者が報告されています。

その他、南アジア、中南米、アフリカ、オーストラリア、南太平洋の島などで発生が確認されています。

 

■死者の大半は再感染

デング熱は、一度感染しただけで死に至ることはあまりありません。

命を落としている人の大半は、過去にデング熱にかかったことのある再感染者です。

デング熱のウイルスには4タイプあり、そのうちの1つだけが、一度感染すると免疫がつきます。

2回感染すると、1回目よりも症状がひどくなり、デング出血熱やデングショック症候群を起こしやすくなるのです。

そのため、過去に感染歴のある人は特に注意が必要になります。

しかしながら、感染が3回目4回目となると、再発してもむしろ防御的に働く事が多く、重症化が回数によるものなのか?それともたまたま強力な病原性のウイルスに当たった人が重症化しているだけなのか?まだメカニズムが解明されていない部分もあります。

 

■デング熱感染を防ぐために

デング熱に感染しないためには、何よりも蚊に刺されないようにすることが重要です。

蚊の多い場所では出来るだけ肌を露出せず、長袖・長ズボンを着用するようにしましょう。

ただ、フィリピンは暑くて長袖なんか着ていられない時もありますので、虫除けスプレーも併用しながら、肌を守ってください。

足元も意外に見落としがちですが、裸足にサンダルというスタイルではなく、靴下と靴を履くことで防御策になります。

日本で売っている蚊取り線香も効果があるので、持っていくと重宝します。

 

■予防接種は?

感染症には予防接種が有効だと考えられていますが、残念ながらデング熱のワクチンは現在のところありません。

やはり、物理的に蚊に刺されないように注意することが最も有効です。

 

■ヒトスジシマカの発生場所

フィリピンではデング熱防止策を講じる必要がありますが、ショッピングモールや綺麗なホテルの中ではそこまで深刻に心配する必要はありません。

水たまり、排水溝、放置されたペットボトルや空き瓶、植木鉢の皿、放置されたブルーシート、古タイヤに溜まった水、草むらや薮などの場所を蚊は好むので、こういった場所では万全の対策を取りましょう。

また、虫が寄り付かないよう、食品やゴミなどの衛生処理をしっかり行うことも大事です。

 

■日本語が通じる病院

もしもデング熱感染が疑われるような症状がでた場合は、すぐに病院へ行って処置を受けなければなりません。

その際、英語やタガログ語だけでは不安なこともあるでしょう。

そんな時のために、フィリピンのマニラには日本人スタッフが常駐する病院もあります。

それが以下の3つです。

• セント・ルークス・メディカルセンター・グローバルシティ
住所: Rizal Drive cor. 32nd St. and 5th Ave., Taguig

• マカティ・メディカルセンター
住所:2 Amorsolo Street, Legaspi Village, Makati City

•マニラ日本人会診療所
住所:23F Trident Tower, 312 Sen. Gil Puyat Ave. Salsedo Village Makati City

これらの医療機関は日本人スタッフがいて安心ですし、施設もとても綺麗です。

なお、セブの「セブ・ドクターズ・ホスピタル」には、「ジャパニーズヘルプデスク」という日本人向けの医療サービスがあります。

日本語が通じるのもちろん、多くの海外旅行保険にも対応しているので助かります。

フィリピンで病院にかかる際には、海外保険証、パスポート、現金、クレジットカード(付帯している保険に入っている場合)を忘れずに持っていきましょう。

 

■帰国後に体調がおかしい場合

デング熱には2〜14日間ほどの潜伏期間があります。

刺された時点では、デング熱に感染していることに気づかないこともあるかもしれません。

ただ、フィリピンから帰国後に何か体調がおかしいと感じたら、必ず医療機関を受診するようにしてください。

特に、発熱や頭痛などの症状が出てきた場合は、時間差で発症している可能性が考えられますので要注意です。

上述したように、デング熱は早期に処置することが大事ですので、出来るだけ早く病院に行ってください。

 

■デング熱治癒までの期間

特に重症化しておらず、比較的早期に処置を行なった場合、1週間ほどで回復します。

ただ、特異的に効果のある薬は今のところ存在しないため、解熱剤の投与と水分補給によって自然治癒を待つしかありません。

日本人留学生も、フィリピンでデング熱にかかって現地の病院で1週間ほど入院した例がいくつもあります。

 

■十分に準備をして渡航しよう!

現在、フィリピンのみならずタイでもデング熱の流行が報告されているようです。

東南アジアへ出かける際は十分に準備をしていくようにしてください。

デング熱はフィリピンでは決して珍しい病気ではなく、病院へ行くとまるで風邪のように扱われていたりしますが、感染して発症すれば、かなり重い症状に苦しむことになります。

せっかくのフィリピン旅行や留学の貴重な時間を病院で過ごすことのないように、各自しっかり防衛対策を行なってくださいね。


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