フィリピンで殺害された日本人女性、夫が殺人依頼
治安が悪いのが玉に瑕・・と言われるフィリピン。
日本人が殺人被害に遭う例も稀にありますが、今回セブで起こった日本人女性射殺事件は、どうやら同じく日本人の夫が犯人だったようで、メディアを賑わせています。
射殺されたのは、浜田純子さん(当時71歳)。
車を運転中にフィリピン人男女に拳銃で撃たれて死亡しました。
このうちの女が夫の浜田慎一容疑者(77歳)と知り合いだったことから、慎一容疑者が純子さんを殺すようフィリピン人女性に依頼していたことがわかりました。
また、報酬として10万円を約束していたと見られています。
フィリピン人女性は「妻を消して欲しいと頼まれた」と供述しているとのこと。
しかし、約束の報酬10万円が支払われた形跡はないそうです。
慎一容疑者も「知りません」と容疑を否認しているとのこと。
もともと慎一容疑者とこのフィリピン人女性は、不倫関係にありました。
慎一容疑者と順子さんは1967年に結婚し、現地でインテリア雑貨の製造販売会社を経営していましたが、2010年頃からフィリピン人女性との交際が始まったようです。
夫婦は2014年に日本に帰国していますが、帰国後もフィリピン人女性に生活費などの名目で月数万円を仕送りしていたことがわかっています。
妻であった順子さんは、昨年の夏に離婚訴訟を起こしました。
どうやらこれが、殺害の動機となったようです。
にわかには信じられないことかもしれませんが、フィリピンではこういった「殺人依頼」が頻繁に行われているそうです。
いわゆる「ヒットマン」がリアルに存在します。
ちなみに日本人を殺す依頼の場合は、1,000万円くらいで取引されるのだとか・・・。
貧富の差が大きいフィリピンでは、お金がらみのトラブルから殺意を抱く人が少なくありません。
お金のために人の命を奪うことを厭わない人たちがいるのです。
さらに、フィリピン人は非常に感情的であるため、ちょっとでも恨みを買うと恐ろしい行動に出ることがあると言います。
兎にも角にもフィリピン人を怒らせるのはとてもリスキーであることは、覚えておいて良いと思います。
お金だけでなく、フィリピン人女性の嫉妬にも注意です。
冗談ではなく、嫉妬が原因でナイフを振り回すような女性も普通にいるそうですから・・
ただ、日本人で、通常の旅行者や留学生が殺害された例はまず聞いたことがありません。
観光客はそれよりも、スリや強盗などの犯罪に気をつけましょう。
こういった殺人事件は、そういうこともあるんだな、くらいに思っておいて大丈夫です。
セブは基本的には、平和な南国ですよ。