日本人の英語学習目的とフィリピン留学
世界的に見て英語力が低いと言われている日本ですが、東京オリピックの開催決定や社会のグローバル化などにより、英語を本格的に勉強したい人の数はどんどん増えているようです。
また、興味深いのは、英語学習者の目的も変化しているということ。
そこで今回は、日本人が英語を学びたい理由、フィリピン留学の目的などについて見てみたいと思います。
<以前は資格取得が主な目的だった>
「日本に住んでいたら英語を話す機会なんてない」
そんな言葉を聞いたことがある人も多いでしょうし、そう思っている人もたくさんいるでしょう。
確かに日本は単一民族国家なので、日常で外国人と触れ合ったり英語を話す機会を持つ人は、あまり多くないかもしれません。
そのため、英語を学習している人の目的も、ほとんどがTOEICのスコアアップや英検、TOFEL、IELTSなどの資格取得が主でした。
日本の会社や機関で認められ、就職や転職、昇進・昇格するために英語力の証明が必要だったのです。
こういったニーズに応えるため、フィリピンにもTOEICやIELTSの対策コースがある語学学校は多数あります。
<今は純粋にコミュニケーションしたい人が多い!>
しかし、そんな資格取得を主な目的としていた日本人の英語学習者たちも、現在は純粋に「もっとコミュニケーションが取れるようになりたい」というモチベーションに変わってきているようです。
リーディングとリスニングだけで能力を測るTOEICのスコアがいくら高くても、話したり聞けたりする能力が低ければ、コミュニケーションをとることは難しくなってきます。
さらに、実際に外国人を前にすれば、いちいち文法を頭の中で組み立てている余裕なんてありません。
それよりも、瞬時にレスポンスできる反射神経を鍛える方が重要なのです。
それに気づいた学習者たちは、机に向かって勉強するよりも、生で会話のトレーニングをするほうが有効だと考えたのでしょう。
オンライン英会話とともに、短期間の旅行感覚で行けるフィリピン留学は、そんな日本人のニーズに応えるものとして、その市場を広げていったのです。
<日本での英語使用機会も増えた>
上記のモチベーションの変化に加え、日本に外国人が増えたことも、私たちの英語学習への意識を変えた要素の1つです。
日本政府観光局(JNTO)が発表したデータによると、2019年4月の訪日外国人数は約293万人。
前年同月比0.9%増加となっており、4月のデータとしては過去最高の数字だそうです。
つまり、日本に来る外国人観光客が増え、単純に英語を使わなければいけない機会が増えたことになります。
実際、東京の新宿や六本木などでは、外国人を見かけない日はありません。
普通に販売業をしている人やレストラン等の店員も、みんな英語を話さなければいけない場面が多くなりました。
ちなみに最も多いのは中国からの観光客で、次いで韓国、台湾とアジアからの訪問者が目立ちます。
さらに、来年は東京でオリンピックも開催されます。
外国人を英語で案内するボランティアに参加したい、という人も非常に多いです。
2020年に向けて、さらに日本には外国人が増えることになるので、それに向けてフィリピン留学で英語に慣れておきたい、という声も多く聞かれます。
■フィリピン留学でコミュニケーション能力をつけよう!
今日本人は資格というカタチだけの英語力よりも、より英語を実際に運用し、リアルなコミュニケーションが出来るようになることを求めています。
仕事でも英語でもっと商談やプレゼンが出来るようになりたい、外国人の友達を作って交流したい、という人が圧倒的に多いのです。
忙しい社会人でも短期間で行けてしかも安い!というフィリピン留学は、そんな日本人英語学習者たちのニーズにぴったり。
ぜひ今からでも、夏休みのフィリピン留学を検討してみてはいかがでしょうか?