セブで一番高い山、オスメニアピークに登ろう!
フィリピンとセブといえば、エメラルドグリーンの透明な海&ホワイトサンドの美しいビーチなどを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、セブには実は海だけでなく山もあるんです。
「オスメニアピーク」は、登山家の間でも人気の、セブで最も有名な山です。
<セブで一番高い山>
オスメニアピークは、セブで一番高い山として知られています。
標高は1,015メートル。
と言われてもピンとこない方のために記しておくと、富士山の標高は3,776メートル。
オスメニアピークは初心者でも登りやすい山です。
<山頂までにかかる時間>
初心者でも登りやすいオスメニアピーク。
山頂までにかかる時間はなんと・・・たった30分です!
ちょっと拍子抜けしてしまったかもしれませんが、本当に気軽に登れる山なんですね。
おすすめはしませんが、やろうと思えば短パンやサンダルでも登れます。
<景色はGOOD!>
山頂まで30分とは言っても、頂上付近まで来るとセブの街や周りの山々、そして海を一望でき、空気も澄んでいるので大変気持ち良いです。
むしろ、たった30分でこんな美しいところへ来られるんだ!と思うでしょう。
<オスメニアピークへの行き方>
オスメニアピークへは、ローカルのバスを利用するほか、8人以上などの大人数で行くなら専用のバンを借りるのもおすすめです。
ここでは、ローカルバスで行く方法をご紹介します。
■セブ市内→ダラゲットへ
セブ市内のサウスバスターミナルからアルガオ方面ダラゲット行きに乗り、ダラゲットで降車します。
ちょっと名前が覚えづらいですね(笑)
運転手にあらかじめ「Osemena Peak」と伝えておくと、降車時にちゃんと教えてくれますよ。
料金は片道150ペソ(約300円)で、ダラゲットまでは2時間半〜3時間ほどです。
また、車内はエアコンが効きすぎていて寒いことがあるので、パーカーなどの上着を必ず持参しましょう。
■ダラゲット→オスメニアピークふもとへ
ダラゲットに着いたら、今度はそこでバイクタクシーを拾い、オスメニアピークのふもとまで乗せてもらいます。
バイクタクシーの料金は交渉次第で値切ることが可能です。
たとえば、往復利用したいので割引してほしいなど、上手に言うと案外簡単に安くしてくれます。
オスメニアピークからダラゲットへ戻る手段は他にないので、登山中はどこかで待機しておいてもらうのがおすすめです。
<いよいよ入山!>
オスメニアピークのふもとに着いたら、バイクタクシーの運転手に帰りの大体の時間を伝えておくと待っててくれます。
また、5分くらい歩くと関所のような山小屋があります。
そこで名前を記帳し、入山料30ペソ(約60円)を支払いましょう。
また、ここでは1回5ペソ(約10円)でトイレが利用できるので、行っておくと安心ですね。
<迷わずに登れる>
前述したように、オスメニアピークは初心者でも登りやすい山です。
登山道がちゃんとあり、迷うことはありません。
また、大体の場合は別の登山客もいるので安心です。
ただ、それでも心配という方は現地でガイドを頼むこともできます。
ふもとに着くとフィリピン人の子供たちが「ガイドするよ!」とこぞって寄ってくるので、彼らに頼むのも面白い体験かもしれません。
山の傾斜はそれほどきつくなく、比較的サクサクと登れます。
登山というよりハイキングに近いかもしれません。
最後にちょっとだけ坂になっているところがありますが、そこも苦しいと感じるほどではありません。
<30分で頂上へ到着!>
普通のペースで登っていっても、山頂までは30分。
しかし、そこはセブで一番高い場所なのです。
たった30分しかかかっていないのに、海、山、街の素晴らしい景色が臨めます。
<宿泊も可能>
オスメニアピークはすぐに下山して日帰りでもOKですが、希望であれば山頂付近にテントを張って泊まることもできます。
夜になると昼間の景色とはまた違い、空には満点の星が広がるほか、蛍の光が見られることもあり、とても幻想的です。
また、明け方には朝日を臨むこともでき、セブの大自然を全身で満喫できます。
テントは1つ50ペソ(約100円)でレンタル可能なので、持っていく必要はありません。
ただ、自炊をしたい人は食材や食器、水、ポータブルコンロなどが必要です。
また、標高1,015メートルとはいえ街中よりは冷え込むので、寝る際のブランケットなどもあった方が良いでしょう。
<オスメニアピークのベストシーズン>
セブには雨季があり、雨が降ると山の道もぬかるみ、登りにくくなります。
登りやすいシーズンは1〜5月の乾季です。
<オスメニアピークに持っていきたいもの>
オスメニアピークは初心者でも気軽にハイキング気分で登れる山ですが、食べ物、飲み物、タオル、虫除けスプレー、携帯充電器、カッパなどなどの基本的なアイテムは持っていく必要があります。
また、現地のトイレには紙が設置されていないのでトイレットペーパーが必要です。
そしてもし余裕があれば、一眼レフカメラをぜひ持っていってください。
山頂から見る景色には、日本の山に登った時とはまた違った、南国の独特な自然の色があります。
また、時間ごとに変わっていく空の色や雲の動きも、きっと撮影したくなるはずです。
<気張らずに登れる山>
オスメニアピークは、ふもとまで行くのに時間はかかるものの、登るのは本当にラクな山です。
日帰りなら早朝に出れば、その日のうちにセブシティまで帰ってこれます。
セブの山の大自然の息吹を感じに、ぜひ足を運んでみてくださいね。