フィリピン、セブで食べてはいけないもの
観光や英語留学先として知られるフィリピンのセブ。
日本から5時間ほどで行ける気軽な南国リゾートです。
物価が安く大自然を満喫できるアクティビティに溢れ、英語も学べるという、日本人に愛されるのも納得の場所ですよね。
しかし、同じ南国リゾートでも、ハワイやグアムのような先進国とセブでは、衛生面などは全くレベルが違っています。
フィリピンはあくまでも発展途上国であり、日本と同じ基準で飲んだり食べたりすることはリスキーなんです。
セブには美味しいものもたくさんありますが、今回はあえて「セブで食べて(飲んで)はいけないもの」をご紹介したいと思います。
<1. 水道水>
そもそも水道水がそのまま飲める国って実は世界でそう多くありません。
たとえ水道が整備されていても、飲用できる国は本当にわずかです。
フィリピンはまだ上下水道の整備が進んでおらず、水道水は飲めません。
体内に入るとお腹を壊すことがあるので、面倒ですがうがいや歯磨きなどの際もミネラルウォーターを使うことをお勧めします。
また、レストランなどで出てくる無料の水が水道水であることもあるので、誤って飲まないように注意が必要です。
<2. カットされたフルーツ>
セブにはマーケットもいろいろあり、日本では見たことのない果物も売られています。
せっかくなので試してみたい!と思うかもしれませんが、カットされたものは買わないようにしましょう。
カットされた断面がすでに汚染されていることもありますし、そもそもそのフルーツを切った包丁が綺麗だったのか?も分かりません。
果物が食べたいと思ったら、カットされたものではなく、まるごと買って自分で切りましょう。
その際は、ミネラルウォーターで洗うことをお忘れなく!
<3. 生モノ(特に魚介類)>
絶対に食べるなとは言いませんが、刺身や寿司などの生の魚介類は避けた方が無難です。
ローカルなレストランはもちろんのこと、いわゆる5つ星の高級レストランでも、貝類などは一定のリスクがあることを覚えておきましょう。
特に危ないのは牡蠣で、ノロウイルスに感染する危険性があります。
フィリピンは魚介が美味しいので食べてみたい気持ちになると思いますが、その際はホタテのバター焼きなど、加熱調理されたものを選ぶようにしてください。
また、絶対に避けてほしいものがあります。
それは、牛のレバ刺しです。
日本ではすでに提供が禁止されていますが、フィリピンではそういった法律がないため、まだ出しているお店があります。
もともと好きだった人は、食べたい!と思うかもしれませんね。
しかし、レバ刺しやユッケの部類は、もし食中毒になった場合、非常に重篤な症状が出て、長期間苦しみます。
胃腸の強さは関係ありません。
まず食べないようにしてください!
<4. 屋台フード>
東南アジアではそこらじゅうで見かける屋台。
セブにも焼き鳥やBBQをはじめとする様々な屋台フードが売られています。
日本では見かけない文化なので、ちょっと試してみたいですよね。
で、「加熱しているから大丈夫でしょ?」と思って食べると・・お腹を壊すことがあるんです。
たとえ火が通っていても、調理後に何時間も放置されて痛んでいたり、ハエがたかって菌が繁殖していることがあるのです。
目の前で焼いてくれるタイプならまだ安心ですが、それでもお店全体の衛生管理具合をよく確かめてから、リスクを知った上で購入してください。
多くの語学学校で、屋台フードを食べることは勧めていません。
<5. カレンデリアの食事>
「カレンデリア 」とはフィリピンのローカルな食堂のこと。
ご飯と好きなおかずを選んで組み合わせて食べるスタイルで、1食100円程度からでも食事が可能な安さが魅力です。
味も、フィリピンの家庭料理が食べられて美味しいのですが、お店によっては衛生管理がずさんなところも。
もしカレンデリアで食事をするなら、しっかり中の様子を確認して、清潔そうなお店を選びましょう。
また、行く時間も大事で、ランチタイムだと出来立てが出てくるので比較的安心です。
逆に夕方以降は、昼に作った残り物が出ていて時間も経っているので危ないです。
■チャレンジしたい方は自己責任で!
セブで食べない方が良いものをご紹介しました。
もちろん、必ずお腹を壊すというわけじゃないので、どうしても試してみたい!というツワモノの方は、自己責任でチャレンジしてみてくださいね。
せっかくのセブ滞在を思いっきり楽しむためにも、まずは自分の体を守ることを強くお勧めします。