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フィリピンでの新しい仮想通貨プロジェクト、VganPayとは?


フィリピンでは、海外出稼ぎ労働者からの送金がGDPの10%を占めていると言われており、それが経済成長の根幹ともなっています。

しかし、海外からフィリピンへ送金する際の手数料が高額で、かなりの損失になっていることが問題でした。

 

ただ近年、ビットコインなどの仮想通貨の導入により、送金手数料を大幅に抑えることが出来るようになったことから、フィリピン経済界における仮想通貨の存在感がどんどん大きくなっています。

 

そんなフィリピンの仮想通貨市場に、また新しい動きがあるようです。

今回「VganPay(ビガンペイ)」と呼ばれる仮想通貨プロジェクトが立ち上がっており、話題となっています。

 

 

<VganPay(ビガンペイ)とは?>

ビガンペイとは、一言で言うと「キャッシュレス化」と「ビッグデータ」に着目した新しい決済システム。

メリットとしては、以下のようなものがあると言います。

■Vganトークンを、海外出稼ぎ労働者からの送金時のプラットフォーム基軸通貨とすることで、特定の国家が有利にならないようにする

■VganPayを使った購買行動がブロックチェーン基盤のプラットフォームに記録され、ビッグデータとして活用できるようになる

■個人情報の提供はユーザーの任意だが、データ使用に同意したユーザーはインセンティブを受け取ることができる

■Vganトークンを支払うことで他社のビッグデータも利用できるようになり、自社のサービスを購買意欲のある個人消費者にピンポイントで提案することが可能になる

■金をペッグにしたステーブルトークンが発行されるため、市場価値が安定する

■ユーザーはステーブルトークンでは、現金よりも安く買い物ができるようになる

■初期購入者はセキュリティトークンの購入権利を持ち、セキュリティトークン保有者はVganPayシステムで発生した利益の配当を受け取ることができる

現在、セキュリティトークンは承認待ちですが、ERC20ベースのVganトークンに関しては開発が進められており、今年9月の取引所上場を目指しているということです。

開発が完了次第、コインが発行・配布されます。

予定されている総発行量は100億トークンで、プライベートセール、クラウドセールで購入できるそうです。

ただし、日本国居住者は今のところ購入できないことになっていて、あくまでもフィリピン国民向けの仮想通貨トークンとなっています。

 

 

<フィリピンの大富豪チャビット・シンソン氏>

今回このVganPayを強く後押ししているのは、フィリピンの大富豪チャビット・シンソン氏です。

プロジェクトの名前ともなっている「ビガン」は、シンソン氏の出身地でもあります。

ユネスコの世界遺産「ビガン歴史都市」の名前でも知られているので、聞いたことがある人も多いでしょう。

シンソン氏は、ビガンのあるイロコス州で州知事や議員を務めていたことがあるほか、フィリピンの財閥企業である「LCSグループ」の創業者でもあります。

彼は、公共交通網を建設したほか、電力、エンタメなどの成功を収めているちょっとした有名人です。

最近ではミス・ユニバースのコンテストも主催するなど、活動の幅をどんどん広げています。

また、プライベートでは1億5,000万円相当の金塊・銀塊を保有していたり、自宅の敷地内に動物園を持っていたり、プライベートジェットを14機も所持していたり、外壁を金箔で塗るなど、いかにも富豪らしい華やかな生活をしているそうです。

その様子は、一度日本のテレビ番組でも放送されたこともあります。

ただ、彼は単にお金持ちなだけではなく、人々からはとても愛され慕われており、人間としても尊敬できる人物なのだそう。

さらに、彼の息子のクリスチャン・シンソン氏もまた、3つのバスケットボールチームの運営や飲食店を経営するなど、父親の才能を受け継ぐ実業家だそうです。

上述した、金をペッグにしたステーブルトークンに関しては、チャビット・シンソン氏が所持する1,100億円分の金塊を担保として、中央銀行に申請される予定となっています。

 

 

<現在のフィリピン仮想通貨業界>

海外出稼ぎ労働者からの送金手数料が大幅に節減できるとあって、フィリピンでは仮想通貨の導入は日本よりもずっと進んでいます。

政府も仮想通貨事業をサポートしており、カガヤン経済特区(CEZA)には、すでに仮想通貨取引所をはじめとするブロックチェーン関連企業が複数誘致されています。

また、去年7月には、フィリピンの法定通貨ペソと仮想通貨の取引ができる取引所も誕生しました。

なお、CEZAで取引所などの運営を行うには、一定額(100万ドル)以上の投資をすることが条件となっています。

 

 

<仮想通貨市場では遅れをとっている日本>

フィリピンでは、次々と新しい仮想通貨やブロックチェーンを使ったシステムが誕生し、市場を賑わせています。

クレジットカードや銀行口座を持たない国民が大半を占める、この国だからこその現象と言えるかもしれません。

フィリピンの人々の生活は、仮想通貨の誕生によって劇的に変化し便利になってきています。

日本も世界的に見ればまだまだキャッシュレス化が遅れている国と言えます。

フィリピンの急速な経済成長の要因には仮想通貨の存在もあることを鑑みると、日本でももっと関心を持つ人が増えれば良いと感じますね。