ドゥテルテ大統領VSメディア、激化する攻防


フィリピンでは大統領とメディアの対立が激化しているようです。

もともとドゥテルテ大統領は麻薬戦争を巡ってさまざまな人権団体からも批判を受けてきていますが、今回彼とその親族の資産が、大統領に就任して以来急増していることが明らかになり、議論を呼んでいます。

 

■大統領、娘、長男の資産が急増

フィリピンの「調査報道センター」の報告によれば、ドゥテルテ大統領が就任した2016年6月以来、もともとあった2,408万ペソ(約5,200万円)あった資産が、2017年に2,854万ペソ(約6,174万円)に増えているのだそう。

また、ドゥテルテ大統領の娘であるサラ・ドゥテルテ氏はミンダナオ島のダバオで市長を務めていますが、彼女の資産も同様に3,490万ペソ(約7,550万円)から4,480万ペソ(約9,692万円)に増えているとのこと。

さらに、長男で元ダバオ副市長であったパオロ・ドゥテルテ氏の資産も、1,984万ペソ(約4,292万円)から2,774万ペソ(約6,000万円)に増加していたのだそうです。

これらの収入は資産報告書に記載がなく、一族に隠し財産があるのでは?と疑われています。

 

■大統領が法律違反?

フィリピンの公務員は、たとえ大統領であっても、資産、負債、事業収入を記載した報告書の提出が義務付けられています。

今回報告書に載らなかった部分があるとすると、法律違反にあたる可能性も。

元最高裁長官を務めていたセラノ氏も、資産報告書に記入漏れがあり、罷免を余儀無くされました。

 

■強気な姿勢を曲げないドゥテルテ大統領

しかし、これだけの証拠を突きつけられて責任を問われても、ドゥテルテ大統領の態度は相変わらず強気です。

「政治活動以外の収入をあれこれ言われる筋合いはない。」「政治家は選挙で落選したら徐収入がないので、副業した方が良い。」「国民の税金は使っていない。」などとコメントし、批判を受けるどころか逆にメディアを批判しています。

さらに、自分自身が調査され批判されたことに対し「お前らの秘密を暴いて仕返しをしてやる」と喧嘩を売る始末。

 

■ドゥテルテ政権VSラップラー

フィリピンで強い大統領批判をするメディアとして知られる「ラップラー」。

ラップラーの社長でありジャーナリストであるマリア・レッサ氏は、特にドゥテルテ大統領の麻薬戦争を痛烈に批判し、名誉毀損容疑でこれまでに数回逮捕されています。

彼女は本当に罪に問われるべきなのか?

いずれにしても、ドゥテルテ大統領は自分に対して都合の悪いメディアは徹底的に排除したい考えのようです。

 

■それでも続く高い支持率

世論調査によれば、今でもドゥテルテ大統領に対する国民からの支持率は、79%と高い数字を保っています。

汚職はなくならなくても、国民一人一人が感じている満足度は明らかに以前と比べて高いようです。

これはやはり、彼が大統領に就任してから国の経済が発展しているからに他なりません。

GDPを増加させ、失業率を低下させてきたという実績は、現代のフィリピン国民を十分納得させているのです。

 

■5月13日中間選挙でさらに激化する攻防戦?

5月13日には、フィリピン全土で中間選挙が実施されます。

ドゥテルテ大統領は「正義を実現し、国民に本当に必要な政策を遂行する。」と謳っています。

ドゥテルテ氏を支持する候補者は優勢になりつつありますが、同時に反対派やメディアも黙ってはいないはずです。

今後はさらに激しい攻防が行われることが予想されます。


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