セブ留学VSマニラ留学、どっちがおすすめ?
昨今人気のフィリピン英語留学。
最もメジャーなのはセブ留学ですが、最近はマニラへの留学も人気が出てきています。
英語はしっかり習得したい、でもフィリピンのことはよく分からないからどっちが良いか迷ってしまう・・・そんな方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、「セブ留学 VS マニラ留学」と題して、マニラとセブそれぞれのメリットをご紹介したいと思います。
■セブはリゾート気分を満喫できる!
セブ留学の最大の魅力は、リゾートを思いっきり堪能できちゃうところです。
英語習得だけでなく遊びも目一杯楽しみたい!という方には、間違いなくセブの方がおすすめ。
セブは留学だけでなく観光地としても大人気で、美しい青い海と白い砂浜のあるビーチにすぐにアクセスできます。
英語を学びながら、週末は離島での〜んびり・・・なんていう過ごし方ができるのも、セブ留学ならではです。
また、スキューバダイビングやシュノーケリング、ウインドサーフィンなどなど、海のアクティビティが好きな方には、これ以上ないくらい素晴らしい場所です。
■治安もセブのほうがやや良い
フィリピンは全体的に治安の悪いイメージがあると思いますが、マニラと比べるとセブは少し良くなります。
世界の安全度を示す「犯罪指数」と「安全指数」というものがあるのですが、数字は以下のようになっています。
犯罪指数
マニラ:67.91
セブ:49.32
安全指数
マニラ:32.0
セブ:50.68
ちなみに日本はというと、犯罪指数が20.11、安全指数が79.89です。
日本は言わずもがな安全度はピカイチですが、マニラとセブを比べても、セブの方が明らかに良いことが分かります。
ただ、セブの中でもローカルなエリアへ行くと普通にストリートチルドレンがいますし、スリや恐喝などは日常的に起こっているので、決して油断してはいけません。
夜一人で出歩かない、派手な格好をしたりブランド品を持ち歩かない、など基本的なことに気をつけていれば、セブではそこまで不安を感じる必要はありません。
また、マニラでもボニファシオ・グローバルシティやマカティといった経済中心地においては、治安はかなり良いです。
エリアによってかなり差があるので、あまり発展していない場所へはむやみに近づかないことが大事です。
■街の雰囲気はセブはのんびり
これはどちらが良いかは好みが分かれるところだと思いますが、セブはマニラと比べると街中もなんだかのんびりリラックスした雰囲気となっています。
マジメに勉強するぞ!というシリアスな空気より、遊びもエンジョイしたいなぁ〜というちょっと緩いのがお好みの方はセブの方がおすすめです。
逆に、都会の活気溢れる雰囲気が好き!便利な生活が一番!田舎には興味ない!って方は、マニラのほうがエキサイティングに感じるでしょう。
日本でいうところの、東京みたいなものです。
同じ国でも、流れているエネルギーは全く違います。
■食べ物はどっちが良い?
マニラもセブも飲食店は充実していますが、やはり首都であり大都会であるマニラの方が数も種類も豊富です。
日本食レストランも数えきれないほどあり、味の質もマニラのほうがやや良いと思います。
ただ、留学中は語学学校に併設している寮に入ることが多いと思うので、食に関してはマニラでもセブでも大差ないかもしれません。
■観光スポットは?
マリンスポーツや大自然を満喫するようなアクティビティを楽しみたいなら断然セブの方がおすすめですが、フィリピンの歴史や文化に興味があるならマニラも見どころがたくさんあります。
イントラムロス地区と呼ばれるスペイン統治時代の名残のある街や要塞、教会などなど、歴史的建造物に感動したいならメトロ・マニラはかなり楽しいでしょう。
フィリピンはスペイン、アメリカに統治されていた時代があるので、アジアでありながら西洋風の古い建物が残されている地区があり、不思議な気分を味わえます。
また、マニラにはアジア最大のショッピングモールがあるので、買い物好きな人にもおすすめ。
そして、留学生は行くことが禁止されていることも多いですが、マニラにはラスベガスにも引けを取らないほどのゴージャスなカジノがあります。
日本では体験できないので、ちょっと覗いてみると良いかもしれません。
■授業のクオリティは?
セブ留学もマニラ留学も、授業のクオリティに関しては大きな差はありません。
あるとすればマニラとセブの差ではなく、学校による差になるかと思います。
つまり、セブでもマニラでも、質の良い学校に行けば授業も良いものが提供されます。
講師の質も同様で、どちらが優れているとかはありません。
■遊びより勉強を優先したいならマニラ
学校のクオリティとしてはどちらもそこまで変わりませんが、マニラとセブでは来ている留学生の質がちょっと違うと思って良いでしょう。
セブ留学に来ている学生は、実は半分以上遊びたい人たちです。
英語習得はおまけで、海でサーフィンしたい、夜はパブやクラブで飲みたい、フィリピンの女の子とデートもしてみたい・・そんな、ちょっとチャラい留学生たちが多いのもセブの特徴なんですね。
もちろん、これが悪いと言っているわけじゃなくて、そういうのが好きな人はそれを選べば良いのです。
だけど、せっかくお金をかけて留学するんだから、ちゃんと英語を習得して帰りたい、同じような高い意識を持った仲間が欲しい、という方には、マニラの方が合っていると思います。
いつも遊びに誘ってくる人よりも、同じ空間で一緒に自習できる仲間がいる、といったイメージですね。
マニラに留学する人に、学生よりも社会人が多いのは、やはり英語習得に対するモチベーションが高い人たちが多いからだと思います。
■10代20代が多いセブ、30代40代が多いマニラ
上記のことから、留学生の年齢層もセブとマニラでは違ってきています。
セブに来る学生は、10代20代の大学生がとても多いです。
夏休みや春休みなどを利用して来ている子たちが多く、セブで友達をたくさん作って和気あいあいと過ごしています。
対するマニラ留学には、30〜40代の社会人が多いです。
自分のお金を使って、しっかりと目的を持ってフィリピン留学に来ています。
また、社会人には学生よりも予算があるので、寮ではなくコンドミニアムに滞在する人も多いです。
コンドミニアムでは当然のことながら一人で静かに過ごせますし、休みの時にはプールやジムを利用してリフレッシュすることもできます。
もちろん、社会人であってもセブで大学生と混じって寮に入って過ごすことも可能なので、自分の好みのスタイルを選ぶのが一番ですよ!
■国の発展を肌で感じたいならマニラ
遊ぶことよりも、フィリピンという国に興味を持ち、この国が今どんなふうに経済発展を遂げているか、フィリピン社会や国民性とはどのようなものか・・などなど、社会的なことを考えるのが好きな方には、断然マニラがおすすめです。
マニラには、BGCやマカティのような高層ビルの立ち並ぶ超大都会もあれば、掘っ建て小屋に暮らすローカルな人々のエリアもあり、この国がどんな問題を抱えているか自分の目で見ることができます。
留学だけでなく、将来東南アジアでビジネスをしたいと考えている人や、投資などに興味がある人も、首都マニラの混沌とした様子を見ておくと、いろいろな考察ができるでしょう。
■衛生状態は?
マニラでもセブでも、全体的な衛生レベルは同じくらいです。
どちらも高級ホテルなどではトイレも綺麗ですが、日本の衛生レベルとは比較しない方が良いでしょう。
配管が狭いので、トイレットペーパーは基本的には流せません。
語学学校に関しては、トイレットペーパーが設置されていないところが多いので、自分で買って毎回持ち込みます。
使ったペーパーはゴミ箱に捨てます。
また、水道水に関してはマニラもセブも飲用不可なので、ミネラルウォーターを購入することになります。
東南アジアで一度は試してみたい屋台フードについては、お腹の弱い人は避けたほうが良いと思います。
そして、マニラでもセブでも、生モノは基本的にリスキーだということを覚えておきましょう。
■英語はどちらも通じる
マニラとセブでは、実は話されていてる言語が違います。
マニラではタガログ語、セブではセブアノ語がメインです。
どちらもフィリピン語ですが、彼らは英語も話しますので、英語学習者にとっては良い環境です。
■まとめると・・・
さて、セブ留学とマニラ留学それぞれのメリットについてお伝えしてきましたが、簡単にまとめると・・
マニラ:都会好きで、真面目に勉強したい人向け
セブ:田舎好きで、遊びながら留学したい人向け
といったところでしょうか。
どちらにも良し悪しがあるので、勝敗は決められませんが、あなたが望む留学スタイルはどんなものなのか、ぜひ考える材料にしていただければと思います。
物価が安いフィリピンといえども、留学費用自体は決して安い買い物ではありません。
しっかり目標を定めて、有意義な留学を成功させましょう!