セブで買った方が良いもの、買わなくて良いもの
フィリピンは物価が安いことで知られています。
旅行や留学にも人気のセブは、あまりお金をかけずに思いっきりリゾート気分が満喫できるのが嬉しいですね。
しかし、フィリピンだからといって全てのものが日本より安いかというと、実はそうでもありません。
中にはフィリピンでは買わない方が良いもの、日本で買った方がお得なものも存在します。
そこで今回は、これからフィリピン・セブに滞在する人へ向けて、買って持って行った方が良いものと、現地で買った方が良いものをご紹介したいと思います。
<セブの方が安いもの>
■食品
ほとんどの食べ物、飲み物は日本よりセブの方が圧倒的に安いです。
たとえばミネラルウォーターなら500mlで15ペソ(約30円)ほど。
フィリピンは水道水が飲めないのでミネラルウォーターの購入は必須になりますが、お金はあまりかからないので心配いりません。
ビールも1缶45ペソ(約90円)なので、アルコール好きには天国のようです。
コンビニやスーパーなどどこでも買えます。
また、日本で買ったら高いけれどフィリピンで買うと超お得なのが、マンゴーです。
日本では1玉1,000円くらいから、高いものだと3万円くらいする高級フルーツですが、マンゴー名産地であるフィリピンではなんと4個前後で70ペソ(約150円)!!
これはマンゴー好きにはたまらないですね。
日本には持ち帰れないので、ぜひ現地で購入してたくさん食べましょう♪
■フィリピン料理、韓国焼肉
フィリピン料理は、ローカルな食堂や屋台で食べることができます。
屋台だと1食100円以下で済ませることもできますし、食堂でも一人500円もあれば十分お腹いっぱいになります。
お酒も、ビール1つ35ペソ(約70円)くらいで飲めます。
外食したいけど安く済ませたい!という時は、フィリピン料理を食べると良いでしょう。
ただし、フィリピン料理といっても高級レストランでは一人1,000円以上の予算が必要です。
あくまでローカルな場所で食べればお得、ということ。
また、韓国料理も食べ放題のお店が多く、比較的リーズナブルです。
日本の焼肉店より安いのでお得感があります。
■衣類
セブではTシャツなどは1枚数百円で買えます。
ただしフィリピン品質で1、2回洗濯するとヨレヨレになるものも。
消耗品と思って使い倒すのが良いでしょうね。
日本からの荷物を減らしたい人は現地で服を調達して、帰国前に思い切って捨てるという方法もあります。
特にセブだと「コロンストリート」というローカルな人々が買い物をする商店街があり、そこだと服や靴が100円〜300円などの破格の値段で売られています。
治安が良くないので昼間に複数人で行くのがおすすめですが、見ているだけでも結構楽しいです。
ちなみに日本ではリーズナブルなユニクロですが、フィリピンではなんと日本よりも高い値段で売られています。
現地ではどうやら高級ブランドになっているようです。
■ココナッツオイル
日本でも今ブームになっているココナッツオイル。
肌や髪に塗っても良いし、口に入れても良いしということで、美と健康を維持したい女性に特に人気のアイテムです。
日本でも買うことはできますが、1つ1,000円〜3,000円程度の値段になります。
これがセブだと、120ペソ(約250円)程度。
美容家には非常に嬉しいですね。
お土産にもなるので、セブでまとめ買いするのもありです。
ショッピングモールやドラッグストアなどで購入できます。
■ボールペン
海外の筆記具ってなんだか書きづらいし品質が悪いなぁって感じたことありませんか?
たしかに日本の文房具は世界最高品質と言われています。
しかし、なぜかフィリピンではボールペンの質は良く値段も安いので大量買いするとお得なんです。
勉強にも使えるのでおすすめ。
■タバコ
日本と違ってタバコ税が安いので、フィリピンでは1箱60ペソ〜100ペソ(約120円〜200円)ほどで買えます。
マルボロ、ラッキーストライク、メビウスなど日本でもおなじみの銘柄が揃っており、愛煙家にはかなり嬉しいです。
日本と違い、同じ銘柄でも場所によって値段が違います。
一番安いのはスーパー、その次がコンビニです。
外資ではないフィリピンのメーカーだと、1箱20ペソ(約40円)程度。
味の好みは分かれますが、フィリピンでは1本からバラ売りされているので試しに1本吸ってみると良いかも。
(※フィリピンは今喫煙規制が厳しいので吸う場所には十分気をつけること!)
■交通費
セブでの移動時に、主に使うことになる交通手段はタクシーです。
タクシーは、日本では決して安い乗り物ではないですよね。
しかしセブでは、初乗り30ペソ〜40ペソ(約60円〜80円)!
メーターで加算されていく金額も日本の9分の1程度なので、日本のようにちょっと乗っただけで何千円も飛んでいく、なんてことはありません。
かなり気軽に車で移動できます。
タクシーのほか、ジプニーという乗合バスやトライシクル(バイクタクシー)を利用すると、7ペソ(約14円)ほどと更に安くなります。
ただ、安全性に欠けるため観光客や留学生にはあまりおすすめはしません。
■マッサージ、エステ
日本では1時間3,000円くらいでしょうか。
フィリピンはマッサージ1時間700円程度からです。
技術もそれなりにある本格的なアロママッサージでも、1,000円しないくらい。
もちろん高級エステでは1万円以上のラグジュアリーなコースもありますが、ちょっと肩凝ったから揉んでほしいな〜くらいだったら、安いお店で全く問題ありません。
毎週通えるくらいの値段なので、なんだか贅沢な気分になれそうです。
バナナの葉を使ったフィリピン独自のマッサージ「ヒロット」もあるので、ぜひ体験してみてください。
■家、コンドミニアム
旅行や留学中に家を買う人はいないと思いますが、フィリピンは不動産が安いです。
一軒家でもコンドミニアムでも500万ペソ(約1,200万円)程度からの価格で購入できます(ただし外国人は土地が買えないので現実的なのはコンドミニアム)。
多くの日本人投資家がフィリピン不動産をこぞって購入しているのは、将来これらの価格が上がると予想されているためです。
フィリピン、セブに住みたいと考えている人は調査してみると良いかも。
■KTV(キャバクラ)
KTVは、日本でいうところのキャバクラです。
一緒にお酒を飲んだりおしゃべりしたり、カラオケを楽しんだりします。
日本でキャバクラに行くと1時間5,000円〜10,000円くらいだと思いますが、セブではなんと600ペソ(約1,200円)ほどです。
しかも、日本のキャバクラよりも女の子のノリもよく楽しいので、ハマっちゃう男性が多いんですね。
ちなみにKTVではお持ち帰りはできないので、連れ出したい方は「ゴーゴーバー」へどうぞ。
こちらも、お店や女の子にもよりますが、1万円以下で遊べます。
<セブでも特に安くないもの>
■シャンプー類
シャンプーは1本100ペソ(約200円)くらいからで、日本よりやや安いイメージではありますが、ブランドによっても違いますし、そこまでお得感はありません。
ただ、フィリピンでは1回使い切りの小分けパッケージが1回分5ペソ(約10円)くらいで売られており、日本からの荷物を増やしたくない人で滞在期間が短い人は、これを買ったほうがラクかも。
シャンプーだけでなく、ボディソープや洗顔料、ワックス、日焼け止めなども日本で買うのと大差ありません。
■チェーンレストラン、カフェ
フィリピンにもマクドナルドやスターバックス、吉野家などの大手外食チェーンのお店がたくさんありますが、これらのお店の価格帯は日本とほぼ同じくらいに設定されています。
スタバのフラペチーノは日本で1杯400〜500円程度ですが、フィリピンでも200ペソ(約400円)くらいはします。
ですので、セブで利用しても特にお得感はないです。
フィリピンでスタバやマックを利用している現地人は、みんな中間層〜富裕層なんですね。
■電池
単三電池は日本だと100均でも売っていますが、セブでも同じくらいの値段で売られています。
特別高いわけではないですが、セブでわざわざ買わなくても良いものの1つ。
■ティッシュ、トイレットペーパー
あまり知られていませんが、セブの語学学校のトイレには、ペーパーは設置されていません。
自分で買って、トイレに持ち込むシステムなのです。
フィリピンでトイレットペーパーを買うと、1ロールだいたい10〜15ペソ(約20円〜30円)で、特別高いわけではないですが、安くもない値段です。
日々消費するものなので、できればあまりお金をかけたくないですよね。
しかも、近年フィリピンでは紙製品の値段が上がっています。
ですので、日本からポケットティッシュを持っていくことをおすすめします。
ポケットティッシュは水に流れないものがほとんどですが、フィリピンではそもそもトイレに紙が流せないシステムでゴミ箱に捨てるだけなので、関係ありません。
スーツケースの中の隙間などに詰め込んでおくと、緩衝材にもなるのでおすすめです。
■ブランドアイテム
シャネルやグッチといった高級ブランドのお店はセブにもありますが、価格はまったく安くありません。
日本と同じくらいの値段で売られているので、セブで買う必要はなさそうです。
■日本食レストラン
フィリピン、セブは日本食が豊富で美味しいことで有名ですが、値段は別に安くありません。
定食なら1食700〜1,000円程度で日本と変わらないのです。
寿司やラーメン、天ぷらなども同様ですし、居酒屋で飲んでも2,000〜3,000円はかかります。
ただ、高いわけでもないので、たまに和食が恋しくなってもすぐにクオリティの高いものが食べられる環境なのは嬉しいですね。
<賢く準備して快適な旅を!>
いかがですか?
フィリピンには驚くほど安いものもあれば、「あれ?本当に物価安いの?」と思ってしまうくらい普通の値段のものもあります。
セブ出発前にいろいろ調査をして、現地で賢くやり繰りできるよう準備して行くと良いですね!