フィリピン、ケソン投資の魅力
不動産投資で注目されているフィリピンですが、どのエリアを選ぶかは大変重要です。
首都マニラやメトロ・マニラは言わずもがな最も人気ですが、それぞれの都市に特徴があるためフィリピン初心者は迷ってしまうことも多いでしょう。
メトロ・マニラには、ケソン市、マニラ市、パシッグ市、タギッグ市、マカティ市、モンテンルパ市、パサイ市、マンダルヨン市などなどを含む、全部で16個の都市があります。
今回はその中でも、今後大きな発展が期待されるケソン市についてご紹介したいと思います。
<ケソンの特徴>
ケソンはメトロ・マニラの4分の1の面積を占めます。
メトロ・マニラで最も大きい都市で、1976年までフィリピンの首都でした。
マニラ市と並んで、政治、経済、文化の中心地となっていますが、都会的な部分と素朴な東南アジアのローカルな部分を持ち合わせています。
ケソンには大学などの教育機関が多く、フィリピン大学ディリマン校やアテネオ・デ・マニラ大学、デ・ラサール大学など名門校がたくさんあります。
人口は約308万人で、この数字はメトロ・マニラ全体の人口の23%以上となっており、一般市民のほか政治家などの富裕層が多く住んでいるのも特徴です。
中流階級〜上流階級の人々が多いことから、治安も比較的良い都市となっています。
また、ケソンにもコンドミニアムをはじめとする高層ビルが多く立ち並んでいますが、マニラ市のような混沌とした雰囲気ではなく整然としています。
道路も綺麗に整備されており、交通渋滞も少ないです。
自然も残されているので、静かで洗練された住宅街が好きな方にはぴったりのエリアと言えるでしょう。
<ケソンの場所・アクセス>
マニラ市からケソン市までは車で50分ほどです。
MRTという電車でアクセスすることもできます。
ケソン市の周囲には、マニラ市、カローカン市、バレンズエラ市、サンフアン市、マリキナ市などがあります。
<ケソンの注目エリア>
ケソンの中でも、特に不動産投資を考えている方が知っておきたいエリアがあります。
■ディリマン地区
ケソン・メモリアル・サークルという公園があるこの地区には、名門フィリピン大学のメインキャンパスや官庁、国立医療施設などがあり、フィリピンの中でも重要な場所となっています。
■コモンウェルス地区
ディリマン地区の北側にある、中流階級の住宅地。
分譲住宅が多数点在している一方で、フィリピン政府黙認の国内最大不法居住者共同生活地域も存在しています。
中心部には下院議事堂があり、多くの国会議事堂が周囲の分譲地に住居を構えています。
■ロヨラハイツ地区
アテネオ大学やミリアム大学などの名門大学がある区画で、中流〜上流階級の富裕層コミュニティがあります。
「ラ・ビスタ・サブディビジョン」と呼ばれる高級な門と塀で囲まれたゲーテッドコミュニティには、元フィリピン大統領のグロリア・アロヨ氏などをはじめ、多くの政治家やエリートたちが住んでいます。
裕福な家庭が多いエリアです。
■クバオ地区
商業の中心地となっているエリアで、アリ・モールやファーマーズプラザ、ゲートウェイモール、プラザフェアー、ルスタンズ、ショップワイズ、マクロなどの多くのショッピングモールやデパートが立ち並びます。
■リビス地区
多くの企業が進出し、高層ビルが立ち並ぶエリアでありながら、カフェやレストランも豊富なモダンな地区。
一方で、マニラのマラテ地区やエルミタ地区のようなナイトスポットが充実する地区ともなっています。
■ティモッグ地区
カラオケ、ディスコ、ゲイバーなどが点在する歓楽街。
<ケソンの観光スポット>
住宅街や経済都市、学園都市として知られるケソンですが、観光スポットもたくさんあります。
■ケソン・メモリアル・サークル
代表的なのがケソン・メモリアル・サークル。
ケソン市のディリマン地区の中心部にあり、ケソン市の名前の由来となっているエマニュエル・ケソン氏と妻のオーロラ・ケソン氏の廟(びょう)があることでも有名です。
広大な敷地を持つこの公園には、子供たちが遊べる遊具はもちろんのこと、レストラン、カフェ、露店、トレーニング器具、園芸ショップなどがあります。
特に露店では食べ歩きができ、地元の料理が楽しめるので観光客に人気です。
地元民の憩いの場ともなっています。
■ラ・メサ・エコパーク
こちらは50ペソ(約100円)で入れる有料の公園。
お花畑やマウンテンバイクコース、ピクニックエリアなどの遊び場が充実しているほか、浄水の手洗いスペースやフィリピンでは貴重な綺麗な公共トイレがあります。
休日は家族づれや社会学習の子供達などが多く訪れ、乗馬やロッククライミング、綱渡り、トレッキング、バーベキュー、屋外プールなどを楽しんでいます。
子供たちはもちろん、大人も屋外で安全に遊べる施設です。
■ミステリー・マニラ
フィリピンで今人気のミステリーハウス。
謎を解きながら部屋を脱出する、体験型のゲームが楽しめます。
暑いフィリピンではこういった屋内アクティビティが充実していると嬉しいですね。
■アート・イン・アイランド
3D美術館とも呼ばれているトリックアートの美術館。
まるで自分が絵の中に入ってしまったかのような、面白い写真が撮れます。
■Sining Kamalig
現代美術の画廊・ギャラリー。
有名アーティストはもちろん、次世代アーティストもサポートしています。
芸術や美術に興味のある方には楽しく、学びがたくさんあります。
■エドゥサ教会
フィリピンには、1986年に100万人を超える市民が市民が押しかけ、20年の独裁政権を敷いてきたマルコス元大統領を退陣させた歴史があります。
これは「エドゥサ革命」と呼ばれており、エドゥサ教会はこの革命を記念して1989年に造られたものです。
マニラの歴史に興味のある方はぜひ訪れたいスポット。
<ケソンの夜遊びスポット>
ケソンの夜遊びスポットの中でも、有名なKTVがあります。
それが「ペガサス(PEGASUS)」です。
マニラのKTVの中では最も高級と言われるお店で、主にカラオケなどのサービスがありますが、舞台ではセクシーな女性が踊っており、日本のカラオケとは全然違ったものです。
特にここは高級店なので、ドリンクも1杯1,000円以上と高額。
女の子は3ランクに分かれていて、一番低いランクの女の子でも1時間一緒に飲むと2,000円ほどになります。
ステージで踊っているのはみんな美女ばかりで、指名すると1時間3,000円〜4,000円はかかります。
フィリピンのKTVの平均相場が90分500ペソ(約1,000円)、指名料300ペソ(約600円)、ドリンク300ペソ(約600円)くらいなので、ペガサスがかなり高いことがわかります。
しかし、そのクオリティもやはり高級。
女の子たちは踊りだけでなく歌も上手で、プロ並みです。
トイレも綺麗でサービスの質は最高級なので、ケソンに行くなら一度くらい訪れてみても良いかも。
富裕層の住む街では、KTVも高級というわけですね。
<住むのにおすすめのエリア>
ケソンは全体として高級住宅街が多い都市ですが、中でも日本人が住むのにおすすめなのは「イーストウッド」という地区です。
BGC(ボニファシオ・グローバルシティ)のモデルともなった地区で、外国人が安心して暮らせる、ケソンで最も治安の良いエリアです。
5万坪ほどのそれほど広くない敷地ではありますが、スペイン風のおしゃれな建物があったりと、洗練された雰囲気となっています。
コンドミニアムやオフィスビルなどの高層ビルが続々と建設されており、どこもハイエンドなものばかり。
家賃はマニラの一等地であるマカティより少し安い相場となっており、1LDKで25,000ペソ(約5万円)前後、2LDKで60,000ペソ(約12万円)前後です。
フィリピンのファッション・シティと呼ばれるイーストウッドには、数多くのレストラン、コンビニ、カフェ、バー、ショッピングエリアがあるほか、飲屋街もあるので夜も活気があふれています。
もちろん、道路も整備されており、マニラシティのようなごちゃごちゃした雰囲気はありません。
<将来性の高いケソンシティ>
いかがですか?
これからBGCのような発展が期待されているケソン。
外国人向けのコンドミニアムは次々と建設されており、投資家にとって見逃せないエリアの1つです。
治安もよく住みやすいため、移住地としても魅力的です。
にも関わらず不動産価格はマニラ中心部と比べるとまだまだ安く、チャンスが大きい穴場とも言えます。
フィリピン不動産投資を考えている方は、ぜひケソンシティの物件も検討してみてください。
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