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マニラの危険な地域、安全な地域とは?


フィリピンのマニラは、治安が悪いというイメージが強いかと思います。

実際、ここではスリや強盗、ドラッグ、詐欺、置き引き、美人局などの犯罪は当たり前に毎日起こっているほか、殺人事件の件数も多く、非常に物騒であることは間違いありません。

去年の11月にも、日本人男性のオオグシ マサトさん(67歳)が射殺されたというニュースがあり、衝撃を与えました。

まさか日本人も殺人被害に遭っているなんて、フィリピンは怖い国だと思ってしまうのも無理はないですよね。

東南アジアで最も危険な国、などとも言われています。

 

<フィリピンの治安は他国と比べてどうなの?>

日本の外務省の公式ホームページによれば、フィリピンの治安は地域によってレベル1〜レベル3までに指定されています。

レベル1:十分注意してください。

レベル2:不急不要の渡航は止めてください。

レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)

レベル5:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

このようにそれぞれのレベルが決められていますが、フィリピンは危険度レベル3まで達している地域もあります。

昨年イスラム過激派組織と治安部隊との抗争があったミンダナオ地域の、中部より西などがそうです。

また、リゾート地として知られるパラワン島にも、レベル2のエリアが存在します。

ちなみに世界でレベル4に該当しているのは、やはりシリアやイラク、アフガニスタンなどの戦争が続いている地域です。

フィリピンの一部は、その一歩手前のレベルで危険というわけなのです。

そして気になる日本ですが、言わずもがな危険レベルは0です。

 

こういった話を聞くと、「やっぱりフィリピンって危ないんだ!」と思いますよね。

ただ、観光客や日本人駐在員が多く滞在するマニラやセブに関しては、危険レベルは1に設定されています。

レベル1の危険度と言われてもいまいちピンと来ないですよね。

実際、現地ではどんなことに気をつけるべきなのでしょうか。

マニラといっても広いですので、どこもかしこも同じレベルで危険なわけではありません。

 

<地域差が激しい>

マニラにおいては、地域によってかなり安全度に差があります。

たとえば、マカティやBGC(グローバルシティ)といったビジネスエリアは、危険どころかかなり安全な地域として知られています。

夜に一人で出歩いても、ほぼトラブルは起きません。

物乞いをするような貧困層は見受けられず、綺麗で洗練された街並みの中を、スーツを着たビジネスマンが颯爽と歩いていたり、セレブな奥さんが犬を散歩したりしています。

高級ショッピングモールや近代的な高層ビルが立ち並ぶ景観を見れば、危険な国だと感じることはないでしょう。

しかし一方で、マラテ、エドサなどの歓楽街やキアポのような庶民派のエリアでは、まだまだ治安は悪く、犯罪もこういったエリアでよく起きています。

先述したオオグシ マサトさんが銃撃に遭ったのも、マラテ地区でした。

マラテは夜遊びで有名なスポットの1つで、訪れる日本人も多いようですが、一人で出歩くのはかなり危険です。

貧困層が多いので、物乞いやストリートチルドレンとも頻繁に遭遇するほか、ドラッグ常習者も多数潜伏しています。

その他、マニラではマカティとBGCの2つを除いては、圧倒的に貧困層の下町エリアが多いです。

犯罪が多いだけでなく、衛生環境や道の舗装状態や空気も悪いので、用がないのに行くメリットはあまり無いでしょう。

貧困エリアではスーパーマーケットにもショットガンを持った警備員が常駐しているなど、日本とはかけ離れた世界となっています。

 

<実際にどんな犯罪が起こっているの?>

最も多いのはスリや強盗です。

日本人だけでなく地元のフィリピン人も被害に遭っています。

その他、乗客をひと気のないところへ連れていって金銭を要求するタクシー強盗、眠らせている間に金銭を盗む睡眠薬強盗など、様々な手口があります。

 

<マニラの治安は改善しつつある?>

そんな、危険がいっぱいなイメージのマニラですが、ドゥテルテ大統領による政策もあって、治安はかなり改善されてきているようです。

ほんの20年ほど前までは、今よりもドラッグ常習者が蔓延しており、貧しい人々と汚職された政治によって、国は崩壊しかけていました。

しかし、ドゥテルテ大統領が指揮をとってからは状況がだいぶ変わってきています。

彼は麻薬撲滅を掲げ、麻薬犯罪に関連する者を裁判にかけずに殺して良い、という指示を出しました。

これにより、すでに多数の死者が出ており、さまざまな人権団体から批判されたり、倫理観を疑問視されたりしていますが、麻薬が蔓延することで犯罪が増えるのは事実です。

もしも麻薬が完全に根絶されれば、マニラの治安は劇的に良くなることでしょう。

彼のこういった強硬な政策には賛否両論ありますが、街から犯罪者が減っていることは間違いないようです。

 

<犯罪を避けるために>

日本は世界で最も安全な国です。

そんな私たちがフィリピンへ行く際には、日本で生活するのと同じ感覚で居てはいけません。

以下のような基本事項を守って自分の身は自分で守るように心がけましょう。

■夜に一人で出歩かない
安全と言われているエリアでも、特に女性の夜の一人歩きは避けましょう。

■貴重品や金銭を見せない
道端でスマホを出して撮影したり、お金を数えるような行為は危険。貴重品を見せれば、それだけ盗まれるリスクが高まります。

■荷物やスマホを放置しない
日本ではカフェやレストランなどでほんのちょっとの間スマホを置いて席を離れても平気ですが、フィリピンでは高確率で一瞬のうちになくなります。

■ストリートチルドレンに近づかない
物乞いをしてくる子供達の対処に最初は戸惑ってしまうかもしれません。つい可哀想に感じてしまうこともあるでしょう。しかし、彼らは実はプロのスリで、集団で近づいてきてカバンやポケットから金品を盗みます。近づかないことが一番です。

■簡単に人を信用しない
フィリピン人は基本的に親切ですが、初めて会った人の家に遊びに行ったり、提供された飲食物を口にするのは危険です。睡眠薬強盗(眠らせている間に金銭を盗む犯罪)などの被害にあうことがあります。

■派手な格好、アクセサリーを避ける
ブランド物の服や宝飾品、バッグ、財布などは「私はお金持ちです。狙ってください。」と言っているようなもの。フィリピンではちょっとボロボロくらいのTシャツがちょうど良いです。ピアスやネックレスなども、引きちぎられて盗られた、なんていうケースもよくあります。おしゃれは多少あきらめるしかないですね。

■ジープニーやトライシクルに乗らない
日本人が移動する際はタクシーが最も安全です。ジープニーなどは興味本位で乗るのもアリですが、非常にスリが多いです。もし乗るなら荷物は前に抱えて絶対に開けられないように気をつけてください。

 

エリアによって差はあるものの、やはり日々気をつけて生活するに越したことはありません。

これはマニラだけでなくセブでも同じです。

フィリピンはしっかり気を引き締めて滞在していれば、日本にはないエネルギッシュな雰囲気と国の発展を肌で感じることができ、とてもエキサイティングなところです。

今後はさらに発展し、より安全な国へ進化を遂げると思います。

逆に言えば、現在のような発展途上な状態だからこそ、変化してゆくフィリピンを見ることができるのではないでしょうか。