フィリピンはネット利用時間世界最多!
皆さんは自分が1日にどのくらいインターネットを使っているか把握しているでしょうか?
CNNによれば、今回ソーシャルメディア管理システム企業によって行われた世界各国別のインターネット利用消費時間に関する調査で、フィリピン人の1日あたりのネット消費時間が世界で第1位であることが分かったそうです。
ランキングと各国の消費時間は以下のようになっています。
1位:フィリピン(10時間2分)
2位:ブラジル(9時間29分)
3位:タイ(9時間11分)
4位:コロンビア(9時間0分)
5位:インドネシア(8時間36分)
気になる日本はというと・・・
3時間45分でなんと最下位でした!
世界での平均時間は6時間42分となっています。
日本では街を見渡せば全員スマホをいじっているように見えますが、それでも世界では最下位になっているのは面白いですね。
世界がどれだけネットに時間を使っているかよく分かります。
フィリピンでは間違いなく、スマホの普及率が高いことが、ネットの消費時間に直結していると思われます。
貧困層が70%を占めているフィリピンでも、スマホは安く手に入り月額もかからないため、所有率で言えばなんと日本よりも高いのです。
学校にもまともに通えてなさそうな人たちが普通にスマホをいじっているのは、何だか不思議な光景でもあります。
フィリピン人がネットを使う主な目的はソーシャルメディアで、10時間中4時間以上をSNSに費やしています。
特にFacebookが大好きで、毎日チェックするのはもちろんのこと、自分の写真や日常を投稿するのが日課になっています。
ちなみに世界平均時間は2時間16分で、日本がSNSに使っているのは1日たった36分!
ここでも世界で最下位となっています。
みんな意外とネットではなく、ゲームなどに時間を費やしているのかもしれませんね。
また、フィリピン人はソーシャルメディアの他に、海外で働く家族と連絡を取り合うためにもインターネットを多用しています。
なかなか会えない出稼ぎ中の家族とテレビ電話で会話するのは、彼らの大きな楽しみなのですね。
友人や恋人にも頻繁にテキストメッセージを送ります。
世界全体で人々がインターネットに使う時間は増えていますが、その理由は単に娯楽のためではなく、公共サービスや仕事などでもネットが使われるようになったことも大きいとされています。
確かに、何かの予約や手続きなど、今は全てネットで済ませられますよね。
また、世界の総人口のうち、57%がインターネットを利用しています。
ネット人口は毎年どんどん増えており、2018年に新たに利用し始めた人は3億6,000万人以上にもなっているそうです。
ネットの接続率では、アラブ首長国連邦(UAE)が99%で第1位、最下位は35%でガーナとなっています。
スマホ普及率が高くネット利用時間が増えているフィリピンでは、街の至るところに無料Wi-Fiがあります。
ホテル、空港、カフェ、レストラン、ショッピングモールなどなど、大抵の場所でネットが無料です。
無料Wi-Fiに関しては、日本よりもかなり普及が進んでいます。
しかし、インフラ整備がまだ未発達である部分も多く、企業などではネット回線が安定しないという問題もあります。
特に悪天候などで停電が起こったりすると、突然ネットも落ちて業務に支障をきたすことも。
今後フィリピンのインフラがもっと整えば、ネット接続は今よりスムーズになり、さらにネットユーザーが増えていくことでしょう。