ミス・ユニバースのフィリピン代表カトリオナ・グレイさん
フィリピンは昔からミスコンが大好きで優勝実績も非常に多いですが、先月17日に行われたミス・ユニバース世界大会でも、フィリピン代表のカトリオナ・グレイさんが優勝しました。
もともとフィリピンでモデルや歌手として活躍していたグレイさんですが、今回のミス・ユニバース優勝をきっかけに、その人気は急速に高まっているそうです。
各メディアから取材が殺到しているのはもちろんのこと、2018年末にはフィリピンのドゥテルテ大統領を訪問するなど一躍スーパースター状態となっています。
ミス・ユニバース優勝後はグレイさんのインスタグラムのフォロワーも急増。
なんと400万人にもなるそうです。
年末年始にフィリピンを直撃した熱帯暴風雨「ウスマン」で洪水や土砂崩れなどが発生し、死者・行方不明者150名以上が出た際も、彼女は自身のインスタグラムで必要な救援物資を呼びかけ、その投稿が一気に拡散されました。
<カトリオナ・グレイさんの生い立ち・経歴とは?>
カトリオナ・グレイさんは、父親がオーストラリア人、母親がフィリピン人で、1994年にオーストラリアのクイーンズランド州ケアンズで生まれました。
177.8cmという長身を生かしながら18歳までオーストラリアでモデル活動をし、そのあとはフィリピンでもさらにモデルのキャリアを追求。
フィリピンの「コスモ・マガジン」でトップモデルとなりました。
実は今回ミス・ユニバースに選ばれる前に、2016年に「ミス・ワールド・フィリピン」にも選出されています。
さらに、米国マサチューセッツ州ボストンのバークリー音楽院で音楽理論の学位も取得しています。
もちろん英語も堪能で、現在25歳。
クリント・ボンダッドさんという俳優フィリピン人とドイツ人ハーフのボーイフレンドがいます。
クリント・ボンダッドさんは俳優だそう。
まさに言うことなしのパーフェクト・ウーマンですね!
<フィリピン人としての誇り>
18歳までオーストラリアにいたグレイさんですが、フィリピン人としてのアイデンティティは強く持っているようです。
今回ミス・ユニバースに選ばれインタビューされた際には「私はいつもフィリピン人として、フィリピン人の愛と支持を感じている。今夜私の国の半分をここに連れてきたと思う。私はあなたの旗を掲げて、一人ではなく1億400万人のフィリピン人として歌を名付ける」と語っています。
余談ですが、彼女がフィリピン代表として優勝したにも関わらず、オーストラリアでは彼女をオーストラリア人だとし、自国のクイーンズランドが優勝したと新聞が書き立てているそう。
<カトリオナ・グレイさんの社会貢献>
ミス・ユニバースになる条件は、見た目の美しさだけではありません。
教養の深さや社会貢献度も重要視されます。
カトリオナ・グレイさんはその恵まれた美貌もさることながら、ボランティア活動にも積極的で、世界から高い評価を受けています。
ミス・ユニバースに出場する前から彼女は、マニラのスラム街トンドに幼稚園を作るなどしていました。
また、フィリピンの貧困問題についても自分が出来ることを真剣に考えており、「Praiso」というプロジェクトを立ち上げ、青少年の教育を支援するための幼稚園を作るのに必要な資金を集めています。
<今後のグレイさんの活躍は?>
グレイさんは、今後はアメリカを拠点にミス・ユニバースとしての活動を始めていく予定とのこと。
年明けに渡米し、ニューヨークの空港で報道陣やファンたちに囲まれました。
発展途上国で貧困や難病に苦しむ子供たちを助けたり、HIVについての知識を広めたりなど、慈善活動への意気込みも十分です。
<フィリピンでは今年パレード>
今回のミス・ユニバース優勝を祝うパレードが、フィリピンで今年行われる予定となっています。
お祭り好きのフィリピンではかなりの盛り上がりが予想されます。
地元のフィリピン人たちも楽しみにしているそうです。