フィリピンで広がる電子マネーとキャッシュレス化


フィリピンでは長年の間クレジットカード決済が普及していません。

これは、銀行口座が持てない貧困層が多いためです。

フィリピンでは銀行口座を維持するために費用がかかるため、それを支払えるほどの収入がない人たちは、銀行なしで生活しているのです。

フィリピンへ行ってみるとわかるのですが、高級ショッピングモールやホテルなどを除き、フィリピンの多くのお店でクレジットカードは使えません。

小さな商店や市場などで数十円〜数百円の生活用品や食品を現金で買っています。

日本人をはじめ先進国の外国人からすると、かなり不便に思えることもあるでしょう。

 

ではフィリピン人はみんな全て現金で支払って生活しているのでしょうか?

 

 

<7割のフィリピン人が現金なしで過ごせる?>

 

実は近年では、電子マネーの利用をはじめとする「キャッシュレス化」が少しずつ進んでいるようです。

アメリカの大手クレジットカード会社Visaの調査によれば、「1日現金を使わずに過ごせる」と答えたフィリピン人は69%だったそう。

69%のうち45%はマニラ首都圏に住む人々でした。

対象となったのは月収12,000ペソ(約24,800円)以上のフィリピン人。

フィリピン人の最低日給が450ペソ(約900円)程度なので、電子マネーを利用しているのは主に中間層だと推測できます。

 

 

<貧困層でもスマホがあるので電子決済ができる>

 

しかし、たとえ銀行口座やクレジットカードが持てない貧困層のフィリピン人でも、電子マネーなら使えます。

中間層以下のフィリピン人でもスマホを持っている率が非常に高く、決済アプリなどで支払いが出来るようになったのです。

ちなみにフィリピンではスマホは日本のように高額ではなく(中国製などの安い機種が大量に出回っているため)、また月額もかかりません。

プリペイド式が主流となっていて、使う分だけ100円程度から少しずつチャージしています。

 

彼らは主に電話ではなくSNSやテキストメッセージを目的にスマホを所有しています。

フィリピンの街中では、いかにも生活水準の低そうな人たちが普通にスマホを使っていて、「貧困層なのにどうやって携帯料金を払っているんだろう?」と思う日本人も多いのですが、実はスマホを持つこと自体にはたいしてお金はかからないのです。

 

 

<フィリピンで普及している決済アプリ「GCash」>

 

現在フィリピンでは、通信大手であるグローブ・テレコム(財閥アヤラの傘下企業)が発売しているスマホ決済アプリ「GCash」のユーザーが増えているようです。

スーパーマーケットなどでは、スマホで買い物するフィリピン人をよく見かけるようになりました。

使い方は至って簡単で、アカウントを作ったらセブンイレブンなどのコンビニでチャージします。

そして提携しているお店へ行ってQRコードを読み込めば、現金なしで支払いができます。

日本で言うところのSUICAやPASMOなんかに近いですね。
(オートチャージのようなものはないので、アナログでチャージする必要はありますが。)

このアプリが流行している理由の1つとして、キャッシュバックがあることも挙げられます。

GCashで買い物をすると、支払った金額の数%が戻ってくるのです。

日によっては50%も戻る日があるのだとか。

ただ、キャンペーンはころころ変わるので、利用時にチェックしてください。

現在GCashが使えるお店はまだまだ限られていますが、たとえばマニラのBGCなどでは、ドラッグストア、デパート、スーパーマーケット、カフェ、レストランなどに広がってきています。

今後はさらにエリアが拡大されることが期待されています。

また、GCashは買い物ツールとしてだけでなく、送金にも使われています。

日本→フィリピンの送金サービスなら、手数料も440円と安くファミリーマートで入金できるので便利です。

さらに、公共料金の支払いや、他のグローブのスマホへの送金、オンラインショッピング、映画の予約、携帯料金の前借りといった便利な機能がいろいろ付いています。

もともと新しいものや電子機器などが大好きなフィリピン人。

電子マネーやスマホ決済には何の抵抗もなく、デジタル化を楽しんでいるようです。

もちろん、フィリピンに住む日本人にもGCashのユーザーが増えてきています。

 

 

<安全性も高い>

 

また、治安のあまり良くないフィリピンでは、多額の現金を持ち歩くことはあまり推奨できません。

そういった安全面から見ても、電子マネーなどによるキャッシュレス化は国民の生活を便利にしていると言えます。

財布を持たずに出かけられるのは気楽ですよね。

 

 

<ビットコインなどの仮想通貨は?>

 

電子マネーとよく比較される仮想通貨ですが、フィリピンではビットコインがかなり普及してきています。

ビットコインはあくまでも「通貨」であって電子マネーとは定義や仕組みが違いますが、フィリピンにおけるキャッシュレス化には一役買っているようです。

主に、送金時の手数料が安いこと(フィリピンでは海外出稼ぎ労働者から多額の送金があるる)、銀行口座がいらないことが、彼らにとって都合が良かったようです。

最近では不動産購入などにおいてもビットコインが使われるようになってきています。

 

 

<電波が不安定なこともある>

 

こういった電子マネーや決済アプリ、ビットコインをはじめとする仮想通貨を利用するには、安定したインターネット供給が必要です。

しかしフィリピンでは、まだまだネットに関するインフラが弱いことが課題となっています。

アプリを持っていてもネットが遅いために支払いが出来ないというケースは多々あるようです。

完全にキャッシュレスで生活するまでにはまだ時間がかかりそうですが、確実に発展を遂げて日々変化しているフィリピンのお金事情に注目していきたいところですね。

 


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