フィリピン留学したら映画は字幕なしで見られるようになる?
アメリカやカナダ、イギリスなどよりも費用が安く距離も近いため、人気が高まるフィリピン留学。
ずっと英語を勉強したかったけどお金も時間もなくて・・・という方には、安く行けて短期間でもOKなフィリピン留学は非常に画期的です。
やっぱり英語を習得するには、英語圏へ行ってしまって英語漬けになるのが一番手っ取り早い。
日本国内でも多くの企業のグローバル化が進んでいて、もはや英語は必須のスキルとなりつつありますよね。
また、英語が話せれば出来ることが増え、人生の幅が広がることは間違いありません。
2019年へ向けて、本腰を入れて英語の勉強を始めようと思っている方もいるでしょうね。
その際は1週間でも良いので休みをとって、フィリピン・セブへ留学してみるのもオススメです!
さて、そんな英語をこれから始めようと思っている初心者さんから、よく出てくる質問があります。
それは「留学したら映画(洋画)を字幕なしで見られるようになりますか?」というもの。
たしかに、日本語字幕を見ずにすべてを耳で理解できたら素敵ですよね!
英語を勉強するモチベーションは、映画が好きだから!という人も多いです。
しかし、結論から言うと、「フィリピン留学したら映画を字幕なしで見れるようになります!」と言い切ることはできません。
なぜなら、どこまでレベルアップできるかは、留学前のその人のレベル、現地での過ごし方などに左右されるからです。
正直言うと、完全な初心者が1ヶ月程度フィリピン留学したところで、映画の英語を全部理解できるようにはなりません。
もちろん、断片的に単語が聞こえるくらいにはなりますが・・・。
そして、一体どんな映画が観たいのか?によっても変わってきます。
たとえば、サスペンスや医療系の映画だとしたら、専門用語や日常ではあまり使わない単語が登場することもあるでしょう。
これらを全て理解するとなれば、それはもうネイティブレベルが必要になります。
逆にハリーポッターなどのファンタジー映画などは出てくる語彙の難易度も下がるため、理解できる内容の範囲も多くなるでしょう。
これは実はどんな言語にも言えることです。
日本の映画で、音声がすべて日本語であっても、自分の知らない言葉が登場したら「どういう意味だろう?」と思うこともあると思います。
英語ネイティブの人が難しい映画を観た際にも、同じことが起こります。
つまり、仮に数年英語圏に住んだとしても、実はすべての映画の英語を聞き取るなんていうのはちょっと気の遠くなるような目標なのです。
ネイティブでも分からないかもしれないものを、一学習者である生粋の日本人がすべて理解しようとするのははっきり言ってちょっと無駄な挑戦だと思います。
では、どうすればいいのか?
最初から全てを聞き取って理解しようなどとは思わず、推測するスキルを身につけましょう!
日本語でも、知らない言葉が出てきた時に、前後関係から意味を推測することは自然にやっているはずです。
それを英語でも出来るようになれば、たとえ知らない単語が出てきてもストーリーが理解できなくなることはありません。
そしてこれは映画だけでなく、人と話す際にも使えるスキルです。
相手が発する言葉の1つ1つを全部聞き取ることはできなくても、「おそらくこういうことが言いたいんだな」という推測ができればコミュニケーションは成り立つんですから。
しかしながら、「映画を字幕なしで観たい」というのはとても高い目標であり、それに向かって勉強するのは素晴らしいことです。
全部は無理でも、少しずつ聞き取れる範囲が増えていけば嬉しいものですし、モチベーションも維持できます。
フィリピン留学では、多くの留学生が休日に映画を観に行っています。
土日は、英語学習の意味も含めつつ映画館に足を運ぶのも楽しいです。
フィリピンで映画を観るメリットもいろいろあります。
■チケットが安い!
日本で普通の日に映画を見ようとすると、大人1人1,800円ですよね。
決して安い娯楽ではないと思います。
しかしフィリピンでは、なんと230ペソ〜380ペソ(約500円〜800円)で映画鑑賞できちゃうんです!
もちろん、地元のフィリピン人にとっては安いものではないですが・・・日本人からすれば半額以下の感覚です。
ちょっと気になる映画があったら、気軽に観れるのが嬉しいですね。
■アクセスが便利
日本でも同様の施設が増えていますが、フィリピンの映画館は主に大型ショッピングモールの中にあります。
そのため、買い物に来たついでにちょっと映画を観て帰ろう〜♪なんてことも気軽にできるんです。
また、モール内で買い物すれば、映画のサービスクーポンなどがもらえることもあります。
■日本よりも早く上映されている作品もある
ハリウッド映画というのは、日本では少し遅れて上映されています。
それがフィリピンでは、日本よりも早く公開されているんです。
多くの映画は、アメリカでの公開と同時になっています。
日本ではまだ誰も観ていないものが先に観れるってなんか嬉しいですよね!
ちなみに日本での公開が、アメリカでの公開から1年もあとになっている映画もあります。
■短いスパンで次々と新しい映画が公開される
日本では1〜2ヶ月同じ映画を上映していますが、フィリピンでは1〜2週間で入れ替わっていきます。
ですので、留学期間が短くても毎週違う映画を観ることもできちゃうんです。
逆に言えば、観たいと思っている映画もすぐ終わってしまうので、事前にいつまで公開されているのか調べておくと良いですね。
上記に加え、もちろん英語のリスニング練習になるという点もあります。
平日は学校で英語を勉強し、休日は少しでも身につけた英語力を試すために映画を観て過ごすのは有意義です。
当然ですが、日本語字幕はありません。
英語字幕もないため、本当に音と映像だけで内容を推測しながら観ることになります。
セリフを聞き取るのではなく、純粋に映画を楽しむ気持ちで観ることがポイントです!
何度もいろんな映画を観ているうちに、だんだんと聞こえる範囲も増えてきますよ。
以下は、セブでおすすめの映画館のあるショッピングモールです。
どこも最新の設備を整えているので、美しい映像と音声で楽しむことができます。
■アヤラモール
■ロビンソンズ
■Jセンターモール
■SMモール
■SMシーサイドシティモール
映画館によって、上映されている映画は違います。
アヤラモール、ロビンソンズ、SMモールにはそれぞれ映画館の公式サイトもあります。
事前に上映中の映画がチェックできるので、先に予約してから行くと良いでしょう。
ただ、会員登録が必要なので、面倒だな〜という人は直接映画館に行っても大体空きはあります。
<日本の映画館との違い>
■時間通りに始まらない、時間より早く始まる
チケットの買い方や設備の使い方は、フィリピンの映画館も日本の映画館もほとんど同じですが、フィリピンの映画館は時間通りに始まらないことがあります。
さすがフィリピン!人だけでなく映画もフィリピーノ・タイムが適用されているんですね(笑)
さらに、時間よりも早く始まっちゃうこともあるのだとか。
さすがにこれは困っちゃいますね。
ちょっと早めに行って待つのが良さそうです。
■英語じゃない映画もある
日本では邦画がやっているように、フィリピンでもハリウッド映画と並んで「フィリピン映画」が上映されています。
音声はタガログ語です。
英語の字幕もないようです。
タガログ語を勉強している人以外は、何も理解できず英語の勉強にもなりません(笑)
チケットを買う際には、スタッフの方に何語の映画なのかを確認すると良いでしょう。
購入時には、観たい映画のタイトル、人数、時間を伝えるだけで大丈夫です。
■エアコンが効きすぎている
フィリピンの屋内施設はどこもエアコンがキツイことで有名ですが、映画館も冷房が効きすぎていてすごく寒いです。
こんなところに半袖・短パンで2時間もいたら凍えてしまいます。
必ず長袖を持参しましょう。
丈の長いズボンを履いていくことをおすすめします。
■食べ物・飲み物を持ち込める
日本のいわゆる「シネマ・コンプレックス」では、フードコンセッションで売っている食べ物しか劇場に持ち込めません。
しかしフィリピンではそういったルールはないようで、ペットボトルの飲み物でもお菓子でも持ち込めます。
■観客のマナー
日本の映画館では静かにすることや携帯の電源を切ることは重要なマナーで、守らないと白目で見られてしまいますよね。
しかしフィリピンでは、上映中に怖いシーンがあったら叫んでしまったり、盛り上がったシーンでは拍手したり、すごく自由です。
ここはもう、文化や国民性の違いなので、咎めずに一緒に楽しみましょう。
また、2階席の一番前では、前の席に足をかけるのは別に普通のことのようです・・。
数週間や数ヶ月のフィリピン留学で、映画を字幕なしで完全に理解できるようにはなりませんが、確実に学習前より楽しめるようにはなるでしょう。
英語をぶっ続けて2時間、字幕も日本語もなしで観るという経験は、なかなかできません。
良い機会と思ってぜひフィリピン留学では映画を学習ツールとして使ってみてくださいね。
日本の半額以下でハリウッドの最新作が観れるのは本当に魅力的です。
そして何より、英語は継続が大事!
毎日続けていれば、映画を観ていてもどんどん分からない部分が減ってきて、必ず上達を感じられるものですよ!