フィリピンの朝食ってどんな感じ?
世界の朝ごはんってちょっと興味深いですよね。
日本も朝はゴハン派、パン派、シリアル派などいろいろあると思いますが、フィリピンではどんな朝食が食べられているか知っていますか?
フィリピン人にとって、朝ごはんは超大事です。
朝食抜きなど考えられません。
今回は、フィリピンを訪れるならぜひ体験してみて欲しい、フィリピンの朝ごはんをご紹介します♪
<パン派>
フィリピンはスペインやアメリカに統治されていた歴史があり、食文化にも西洋のものが残っています。
■「パン・デ・サル」
フィリピンの都市部では主に、パン・デ・サルと呼ばれる塩パンが食べられています。
塩パンといっても味は甘いです。
もともとスペインから入ってきたもので、バターやココナッツジャムを塗って食べます。
朝焼きたてを買いに行くのがフィリピン流で、1個2、3ペソ(約5〜7円)です。
アイスクリームやチョコレートシロップをトッピングしたもの、トマトソースやチーズで味付けしたもの、マヨネーズをつけたものなど、いろんなアレンジがあります。
ちなみに朝ごはんの時だけでなく、おやつにも食べられています。
焼きたてはすごく美味しいので一度試す価値ありです!
フィリピンではマクドナルドにもパン・デ・サルにチーズとソーセージを挟んだ朝メニューがあります。
<「〜シログ」シリーズ>
フィリピンには「〜シログ」という朝食メニューが複数あります。
おかず+ガーリックライス+卵の組み合わせです。
おかずの部分によって名前が変わります。
街の中にあるローカルな食堂(タブシローガンと呼ばれている)では、フィリピン人たちがモリモリ朝ごはんを食べています。
おかずはほんの少しなのに、ご飯をおかわりするという米好きのフィリピンならではの定番メニューです。
値段も25〜35ペソ(約50円〜70円)ほどとかなり安いです。
フィリピンの国民的ファストフード「ジョリビー」やマクドナルドにも似たようなセットがあります。
■タブシログ
タブシログは牛肉もしくは豚肉の甘辛炒めです。
朝から肉とはフィリピンらしい朝ごはんですね!
■ポークシログ
豚肉に小麦粉をつけて揚げたもの+白米+卵
■チックシログ
鶏肉に小麦粉をつけて揚げたもの+白米+卵
■ロンシログ
にんにくが効いた甘いフィリピン風ソーセージ(ロンガニサ)+白米+卵
■ダンシログ
小魚の干物(バグース)を揚げたもの+白米+卵
■コーンシログ
コンビーフと玉ねぎを炒めたもの+白米+卵
<甘いデザート系>
甘いものが大好きなフィリピン人は、朝からスイーツを食べることもあります。
ここでは代表的な2つをご紹介します。
■タホ
温かい豆腐に黒蜜をかけたものです。
タピオカが入っていることもあります。
小さなカップで、スプーンは使わずに飲むように食べるのが特徴です。
フィリピンでは朝、おじさんが豆腐の入ったバケツを持って「タホ〜」と売り歩いているのをよく見かけます。
小さいカップが10ペソ(約23円)ほど、大きいカップが20ペソ(約46円)ほどと値段も安いので、見つけたらぜひ試してみてくださいね。
■チャンポラード
チャンポラードはチョコレートのお粥です。
カカオパウダーを入れてもち米を炊き、砂糖をお好みで入れます。
チョコレートとご飯を組み合わせるなんて日本人にはちょっと抵抗あるかもしれませんが、日本にもお汁粉やおはぎというスイーツがあるので、その感覚なのでしょう。
「トゥヨ」と呼ばれる塩気のある干し魚を合わせて食べると美味しいそうです。
甘いものを食べると塩辛いものが欲しくなりますもんね。
フィリピンではチャンポラードはちょっとだけ贅沢な朝ごはんで、子供たちもたまに食べるのを楽しみにしているようです。
また、インスタントのものが1個25ペソ(約50円)ほどでコンビニやスーパーでよく売られていますので、お土産にもぴったりです。
いかがですか?
フィリピン人は朝からボリュームのあるものをたくさん食べて、エネルギッシュに活動しています。
フィリピンを訪れた際には、安くて速くて美味しい(?)朝食で1日をスタートしてみてください♪