フィリピン留学と欧米留学の違いとは?
少し前までは英語留学というとアメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアなどの欧米諸国が主流でした。
英語ネイティブの国で英語を学ぶのが最も効果的だとされていたためです。
しかし、ここ十数年の間に、フィリピンへの英語留学はものすごくポピュラーになりました。
とにかく費用が安いし、日本からの距離も近いので行きやすいとあって、欧米諸国への留学よりもかなり気軽にたくさんの人が留学するようになってきています。
そんな中、12月5日に海外留学協議会が発表した「日本人留学生数調査2018」によれば、2017年の年間留学者数は78,109人いて、フィリピン留学が増加した代わりにアメリカ留学が減少したことが分かったそう。
もともとは英語圏の留学先の代表国ともなっていたアメリカですが、留学者数でフィリピンに追い抜かれる日もそう遠くないかもしれません。
ちなみに人気の留学先を国別に見ると、1位はアメリカで22.9%、そのあとオートスラリアが21.9%、カナダが16.1%、フィリピンが8.6%、イギリスが8.5%、ニュージーランドが7.3%と続きます。
フィリピンへの留学者数は2016年から比較すると2年間で2,837人も増加していて、英語ネイティブ国であるイギリスをすでに上回っているんですね。
アメリカへの留学生は前回の調査時は19,024人だったのに対し、今年は1,130人減って17,894人になりました。
ただし、語学留学目的ではなく学士取得のためにアメリカへ渡る人は増加していることも分かっています。
フィリピンで語学をまず先に磨き、アメリカの大学へ進学するという人も多いのですね。
<欧米留学とフィリピン留学の違いとは?>
さて、アメリカなどの欧米への留学とフィリピン留学の大きな違いとは何なのでしょうか?
なぜフィリピン留学が欧米諸国を凌ぐ勢いで人気になってきているのか見てみましょう。
■費用の安さ
まず、前述したように費用の安さはフィリピン留学の最大の魅力と言えるでしょう。
内容にもよりますが、アメリカ留学と比べると、平均して3分の1ほどの費用です。
「留学は夢だけどお金がないから行けない」という時代ではもうなくなってきました。
たとえば1ヶ月でも30万円もあれば学費、航空券、現地での生活費、食費、宿泊費がすべて賄えます。
■日本からの距離、時差
欧米への留学は、移動に時間がかかります。
たとえばアメリカ大陸の場合、最低でも成田から12時間はかかります。
イギリスなどのヨーロッパであればさらに長くなります。
時間のたっぷりある学生さんならまだ良いですが、ちょっとした休暇で留学してみたい社会人などにはちょっとハードルが高いんです。
また、時差も激しいため昼夜逆転に体が慣れるまでかなり大変です。
その点、フィリピンであれば4〜5時間で到着します。
その日のうちに着いて、しかも時差は1時間しかないため、体への負担も少なくて済みます。
また、1週間程度の超短期留学も気軽に行けます。
■授業の形態
もっとも重要なのは、しっかり英語が身につくかどうか?ですよね。
欧米の語学学校のほとんどのクラスが10人以上のグループレッスンであるのに対し、フィリピンの語学学校はマンツーマンでレッスンを行なっています。
グループレッスンではなかなか質問しづらかったり、自分の話す時間が短すぎたり、講師との距離が遠すぎたりと、自主的な勉強なしでは効果が出づらい面があります。
しかしマンツーマンであれば、何かわからないことがあってもすぐに聞けるというメリットがあります。
しかも、質問しても他に生徒がいないので恥ずかしがる必要もないですし、納得いくまで聞けるんです。
そしてもちろん自分しかいないので英語を話す時間も圧倒的にグループレッスンより長いです。
結果的に、英語習得も効率的になるというわけです。
フィリピンは短期間の留学でも効果が出やすいのはこのためです。
■治安
治安に関していえば、フィリピンはかなり地域差があると言えます。
マニラやセブには危険な場所も多いため、それなりに気をつけて行動する必要があるでしょう。
しかしバギオやダバオ、あるいはクラーク特別区といった、治安の非常に良いエリアにある学校であれば、そこまで心配する必要はありません。
国全体の犯罪率でいえば、まだまだアメリカの方が高いんです。
いずれにしても、海外で生活するにあたっては日本よりも治安が悪いことは間違いありません。
これはアメリカだろうとフィリピンだろうとイギリスだろうと同じことです。
■食事
アメリカやイギリスへ留学すると、食事が合わずにドロップアウトしたくなる人も大変多いです。
ハンバーガーやピザなど、いわゆるジャンクフードが多くなりがちで、食べ飽きてしまうだけでなく、栄養が偏って体調不良を起こすことも。
体に優しい日本食が恋しくなってしまうでしょう。
その点もフィリピンなら、おいしい日本食レストランがたくさんあるので安心なんです。
海外の和食はハズレもかなり多いものですが、フィリピンに関しては日本で食べるのと変わらないクオリティのものが食べられます。
フィリピンの日本食があまりにも美味しいので、「日本へ帰る理由がなくなった」という声もよく聞かれます。
寿司でもラーメンでも鍋でも天ぷらでも、いつでも日本の味がそばにあるのは本当に嬉しいものです。
<フィリピン留学が人気なのも納得!>
いかがですか?
欧米諸国を凌いでフィリピン留学が人気を博す理由がわかりますよね。
一度行くとハマってしまい、リピーターの滞在者も大変多いんです。
これから冬休みに向けて、また留学生が増えることでしょう。
あなたも2019年へ向けて、英語に本格的に打ち込んでみませんか?
さむ〜い冬を南国の島で過ごせるのも良いですよ♪