フィリピン英語留学の寮ってどんな感じなの?
フィリピン留学は費用も安く英語を習得するにも成功している人が多いため、近年日本人や韓国人に大変人気です。
しかし、欧米の留学とは大きく違う点もあります。
それは、ほとんどの場合寮生活になるということ。
フィリピンにある語学スクールには寮を併設している場合が多く、そこで寝泊まりしながら、昼間はレッスンを受けるというスタイルがスタンダードになっています。
そんな寮生活ですが、実際体験したことがないとどんな感じなのか不安ですよね。
誰かと相部屋なのか?部屋は綺麗なのか?トラブルはないのか?
などなど・・・
そこで今回は、フィリピン英語留学で寮生活を始める前に知っておきたいポイントをいくつかご紹介したいと思います!
<寮に入るメリット>
実はフィリピン留学だからといって必ずしも寮に入らなければならないわけではありません。
ホテルやコンドミニアムに宿泊して語学学校へ通うスタイルも選択できます。
しかし、ほとんどの人が寮に入るには理由があります。
まずは、フィリピン留学で寮を利用するメリットをご紹介しておきましょう
• 費用が抑えられる
欧米留学の代わりにフィリピン留学を選ぶ方の多くは、費用面でのメリットが大きいからではないでしょうか。
留学の総費用にして、アメリカやイギリスなどと比べるとフィリピン留学は3分の1とも言われています。
しかしこれは、寮を利用した場合の話です。
コンドミニアムやホテルに滞在すれば、当然ながら費用も高くつきます。
寮に入ることで、留学にかかるお金はずっと少なくて済むのです。
• 移動しなくて良い
こちらもかなり大きなメリットです。
ホテルに滞在した場合、毎朝語学学校までの移動が発生します。
その際、もちろん交通費もかかりますし、何と言ってもフィリピンは交通渋滞がひどいのでなかなか目的地に着けません!
朝のラッシュ時ならなおさらです。
その点、寮に住んでいれば学校まで移動する手間や時間、お金がすべて節約できます。
• 仲間ができる、モチベーションが維持できる
英語を身につける上で大事なことの1つとして、一緒に頑張る仲間を作ること、というのがあります。
同じ目標へ向かって進む仲間がいればモチベーションも維持できますし、時にはライバルとして張り合うこともできます。
寮に入ればこういった友人がすぐ近くにいつもいるため、刺激になりますし、何より楽しいです。
逆にホテルやコンドミニアムに滞在していると、授業が終わったらすぐに学校を出てしまって、なかなか交流する機会が持てません。
一人で過ごすのは気楽かもしれませんが、英語を本気で習得したいなら常に仲間がいる環境がおすすめです。
<部屋は一人なの?相部屋なの?>
寮には一人部屋と複数人部屋があります。
どちらを選ぶかは、個人の好みにより分かれます。
どちらにもメリット、デメリットがあります。
• 一人部屋
やはり夜寝る時くらいは一人になりたいという方や、誰かがいると気を使ってしまう方、自分のペースで勉強したい方には一人部屋がおすすめです。
トイレもお風呂も着替えも自分の好きなタイミングで出来ます。
また、室内が暑い・寒いといった場合も自分の好みに合わせて調整が可能です。
デメリットとしては、やはり料金が割高になるということ。
また、相部屋だとルームメイトと親しくなることも多いですが、一人部屋の場合はそこまで深い友人関係が築きにくいかと思います。
• 複数人部屋
複数人部屋のメリットは、やはり他の留学生と仲良くなれること。
フィリピンの語学学校には日本人だけでなく韓国人や台湾人などほかの諸外国からも留学生が来ています。
世界に友達がほしい!と考えている人には複数人部屋の方が断然おすすめです。
また、料金も一人部屋より安いです。
デメリットとしては、ルームメイトと全然気が合わなかったり、人間関係が面倒なことになる可能性があるということ。
また、自分のペースでエアコンを使ったり、トイレやお風呂のタイミングも相手とすり合わせなければなりません。
消灯時間などもあらかじめ決めておかないと、夜中まで電気をつけて勉強する人もいます。
睡眠中の相手のいびきが気になる場合もあるでしょう。
<食事はどんな感じ?>
フィリピン留学の寮ではいったいどんな食事が提供されているのでしょうか?
海外で食べるものだから、余計にちょっと不安ですよね。
フィリピンの語学学校は、大きく分けて韓国系と日系の学校があります。
韓国系の学校の場合、食事内容も韓国料理が中心であることが多いです。
チヂミ、ナムル、スープ、キムチなどなど。
といっても作っているのはフィリピン人なので、韓国人に言わせれば「韓国風」らしいのですが。
極端ではないですが、ちょっと辛めの味付けが多いようです。
そして日系の学校の場合は、やはり日本人に合わせて日本食が出てきます。
また、学校によっては洋食や中華など多国籍の料理が提供されます。
食事の回数ですが、3食提供する学校もあれば、朝と晩だけという学校もあります。
ビュッフェスタイルを採用している学校もあります。
<寮でありがちなトラブルと対処法>
仲間も出来て、食事も出て、快適な寮生活・・・と思いきや、時にはトラブルに見舞われることも。
寮でありがちなトラブルと対処法も見ておきましょう。
• 虫
南国であるフィリピンでは、虫のトラブルは常につきものだと思ってください。
特に蚊、アリ、ハエなどは部屋を締め切っているつもりでも入ってきます。
特にアリは侵入してくるとお菓子やジュースなどにはびこって大変なことになるので注意が必要。
日本から「アリの巣コロリ」を持っていくと重宝しますよ。
また、蚊に関しては刺されるとデング熱などの重い感染症にかかることもあるので、虫除けスプレーや長袖の服などで肌を保護するようにしてください。
• 水周りのトラブル
上下水道の整備がまだ日本ほど進んでいないフィリピンでは、水周りのトラブルが起きやすいです。
トイレの水が流れなかったり、シャワーでお湯が出なくなったりするケースも聞かれますので、その際はすぐに学校のスタッフに言って対応してもらいましょう。
週末はスタッフが不在になることもあるので、あらかじめ携帯の連絡先などを聞いておくことをおすすめします。
• 人間関係
複数人部屋の場合、当然ながら合わない人と一緒になる可能性もあります。
さらに相手が外国人で日本語も通じない場合、どう解決したら良いか分からないこともあるでしょう。
話し合いがどうしても難しい場合は、学校のスタッフに言って部屋を変えてもらってください。
ちょっと勇気が要るかもしれませんが、相部屋では人間関係のトラブルはよくあることなので、案外あっさりと変えてくれますよ。
せっかくお金を払って英語を学ぶためにフィリピンに来ているのですから、苦痛に耐える必要はありません!
いかがでしたか?
総じて、フィリピン留学は寮を利用した方がメリットが大きいのではないかなと思います。
英語を学ぶのみならず、外国人との人間関係構築や文化の違いの受け入れ、共同生活の楽しさなど、良い人生経験を与えてくれることでしょう。
寮生活で素晴らしい思い出をたくさん作りながら、フィリピン留学で効果的に英語をモノにしてくださいね!