フィリピンのダバオでハラールフードが食べられる?
フィリピン人が大好きな食べ物といえば、お米と肉!
びっくりするくらい彼らは、肉とご飯ばかり食べています。
しかも、米の量は日本人の3倍近くは食べているのではないでしょうか。
そして、あま〜いケーキやパイなどのデザートも大好き。
フィリピンの食べ物は、脂っこいもの、味が濃いもの、甘いものが大変多いので正直太りやすいです。
それに加えて、野菜はあまり食べない食文化になっています。
特にマニラやセブは新鮮な野菜があまり手に入らないため、ついついジャンクフードのようなもので済ませがちになってしまいます。
フィリピンに観光や留学に行くと、食生活のバランスが崩れて体調を崩してしまったり体重が増えてしまう日本人も実は多いんです。
しかしそんなフィリピンで今、健康食品として話題となっている「ハラールフード」が人気を集めているそう。
「ハラールフード」とは、イスラム教徒たちが食べている食べ物のこと。
豚肉および豚肉から加工された成分は含みません。
他の肉に関しても血抜きをするため、バクテリアの繁殖を防ぎ鮮度を保っています。
欧米では以前から健康に気を使う人たちに人気があり、最近では日本でも少しずつ認知されてきているジャンルです。
今回フィリピンでハラールフードの発展に力を注ごうと立ち上がったのはミンダナオ島のダバオ市商工会議所。
市内にある「ケソン通り」を、ハラール食品を扱う通りとして盛り上げようと提案しました。
なぜフィリピンでハラールフード?と思いますよね。
実は、国民の80%以上がキリスト教であるフィリピンでも、ミンダナオ島にはイスラム教徒がたくさん住んでいるんです。
特にケソン通りにはイスラム教徒の居住者も多く需要があります。
また、フィリピンを訪れるイスラム教圏からの観光客を誘致する目的もあります。
これからダバオ市のケソン通りを「ハラールフードが満喫できるストリート」として発展させていくことで、ダバオの収入にもなると同市商工会議所の会頭ミラン氏は語っています。
また、ダバオ市が設けた衛生基準を満たした露店のみ営業可能にすることで、これまで管理がずさんと言われていた露店フードの安全性も高まると提案しています。
ダバオ市が、”ハラールフードが気軽に食べられる街”として発展すれば、イスラム教国を始めとする世界中から、魅力的な観光スポットとして注目されるかもしれません。
日本人にはあまりイスラム教は馴染みがないかもしれませんが、健康ブームが続く現代ではハラールフードが気になっている人も多いはず。
ちなみにダバオ市は、ドゥテルテ大統領が以前市長を務めていた時代に、”最も治安の悪い街”から、”世界でも有数の安全な街”へと変わったことで知られています。
タクシーのぼったくりもなく安心して過ごせるため、フィリピン初心者にも非常におすすめ。
知る人ぞ知る観光スポットが多いだけでなく、非常に過ごしやすい気候から移住者も多い人気のエリアです。
今後のダバオの発展が楽しみですね!