フィリピンでの仮想通貨取引方法と交換所
フィリピンでは経済の発展とともに、仮想通貨の流通が劇的に増加しています。
一時期の盛り上がり多少おさまったものの、日本と比較すれば仮想通貨先進国であることは間違いありません。
毎年1500万人ものフィリピン人が海外出稼ぎに出かけ、国は出稼ぎ労働者たちからの外貨送金を受けていますが、その送金時に仮想通貨が使われているのです。
そのため、日本よりもビットコインが身近なんですね。
そんなフィリピンでは、ビットコインをはじめとする仮想通貨を購入・交換する手段がいくつかあります。
フィリピンで投資を考えている人や、今後仮想通貨市場への参入を検討している人、単純に仮想通貨やフィリピンに興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
<BuyBitcoin.ph(バイビットコイン)>
フィリピンで最も簡単にビットコインを購入できる、初心者向けのサービスです。
現金はもちろん、さまざまなタイプのオンライン支払いが可能です。
インターフェースも見やすく、フィリピンの仮想通貨取引所で迷ったらバイビットコインを選べばまず難しさは感じないでしょう。
ただ、交換レートは通常よりも悪くなります。
今後はビットコインのみならず、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップルなどの販売にも対応するのでは?と言われています。
<Binance(バイナンス)>
バイナンスは香港を拠点にした仮想通貨取引所で、開設されたのは2017年7月と割と最近です。
まだ1年ほどの新興取引所と言えます。
しかしながら、その取引量は世界最大級です。
バイナンスが発行している「バイナンスコイン・BNB」を使うと手数料が安くなります。
入金、出勤作業は非常に簡単で使いやすいですし、取引手数料も0.05%と安いので、まずは少額の取引を試してみたい、という方におすすめです。
<coins.PH(コインズPH)>
コインズPHは、ビットコインの売値と買値を公開しています。
そのため、納得した値段で仮想通貨のまとめ買い、もしくはまとめ売りが可能なのです。
交換レートとしては正直悪いことは否めませんが、手っ取り早くビットコインをフィリピンペソに交換したい時に便利です。
ATM引き出し、銀行への送金など多くの送金手段に対応しています。
送金を利用するには個人情報の認証が必須です。
<Coinage.Ph(コイネージPh)>
コイネージは、ビットコインのユーザー間で売買ができるシステムです。
自分で売買したい価格と量を決めて注文したり、取引したい条件の相手を探すことができます。
デメリットとしては、条件の合う相手が見つからなければいつまでも取引ができないということ。
すぐにでも交換したい!という人には向きません。
また、大量に売買したい場合も成立させるのが難しい面があります。
ゆっくり時間をかけて交換レートの良い相手を探したい、という方にはぴったりです。
なお、コイネージを利用するにはID認証が必要となります。
<Coinmama(コインママ)>
コインママはスロバキアの企業です。
登録するだけでクレジットカードまたはデビットカードで世界中のビットコイン取引が可能になるサービスです。
ビットコインだけでなく、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、エイダコイン、クアンタム、イーサリアムクラシックといった多種の仮想通貨が購入できます。
150ドル相当以下の少額取引であれば個人情報の認証は不要。
フィリピンや日本はもちろん、世界中のどこにいても取引ができるのが便利です。
ただ、カードで購入すると多少手数料は高くなります。
<BTCExchange.ph(BTCエクスチェンジ)>
フィリピンがベースとなっているビットコイン取引所です、
現金はもちろん、小切手、モバイル決済、ドラゴンペイサービス(銀行決済)などの方法を使って自分の口座に送金できます。
一定額以上の取引になると手数料が0%になるメリットもあります。
初心者には少し難しい部分もありますが、ビットコイン取引経験者にはお得で速いオススメ取引サービスです。
<Prepaidbitcoin.ph(プリペイドビットコイン)>
プリペイドビットコインはマカティにある2つの拠点でバウチャーを販売しており、それをビットコインに使用することができる、というユニークなサービスです。
coins.Phと同じ会社が運営しています。
バウチャーを購入するにはビットコイン口座が必要となります。
<Wall of Coins(ウォールオブコインズ)>
アメリカ、イギリス、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、ラトビア、メキシコ、ポーランド、フィリピン、ルーマニアで展開する、現金振り込みでビットコインが買えるシステム。
電話番号の認証だけで利用開始でき、個人情報を開示する必要がありません。
現在利用できるのは12カ国のみで、日本はまだ未対応です。
<Mycelium Local Trader(ミセリウムローカルトレイダー)>
フィリピンの人口の集中しているエリアにおいて、売り手を探すことができるサービスです。
条件の合う相手を見つけると、個人的に連絡を取ることができ、取引が進められます。
最大の特徴は、手数料がかからないこと。
ただし、あまり人口の少ないエリアでは取引相手が見つからないというデメリットもあります。
<Changelly(チェンジリー)>
ライトコインやDogeコインといったアルトコインなどを使ってビットコインを購入することができます。
しかも、非常に安い手数料で世界中どこでも利用できるのがメリット。
両替したい際に、チェンジリーが提携している取引所の中から目的のコインを一番安いレートで購入できるところを自動で探してくれる、画期的なシステムです。
いちいち良いレートの取引所を探す必要がないのは嬉しいですね。
ただし、ビットコインを購入するために一度他のコインを手に入れる必要があります。
また、取引所ではないのでチェンジリーにお金を預けておくことは出来ません。
すでにアルトコインや別の仮想通貨を持っていてビットコインに交換したい人にはうってつけです。
<Bitcoin ATM(ビットコインATM)>
フィリピンではビットコインのATMをよく見かけます。
個人情報などを開示する必要もなく、素早く簡単にビットコインが購入できるので便利です。
手数料は5〜10%と高め。
仮想通貨が普及しているフィリピンでは、ビットコインを手に入れる方法や場所はたくさんあります!
仮想通貨に関するさまざまなネガティブなニュースも取りざたされており、投資に不安を覚える人も多いかもしれません。
もちろん、仮想通貨投資にもリスクはつきものです。
動向を見ながら、タイミングが来たら定期的に現金へ換えていくのが賢い方法ではないでしょうか。
また最近フィリピンでは、仮想通貨で不動産を購入することもできるようになっています。
通常、不動産購入には様々な仲介会社を挟むため、手数料がかさみます。
しかしビットコインであれば、そういった多額の手数料を大幅に抑えることが可能です。
これからフィリピンで不動産の購入や資産運用を検討しているなら、ビットコイン市場への参入もぜひ一緒に考えてみてください。