フィリピンのインフレ状況と今後の予測

フィリピンでは今、インフレが大きな問題となっています。

ペソ安も手伝って物価の上昇が凄まじく、国民の賃金にはまったく追いついていません。

一国が経済成長する過程においては避けられない現象でもありますが、それにしても今のフィリピンはインフレで困っている人が多過ぎるように思います。

 

<そもそもインフレとは?>

まずはインフレとはそもそもどういった現象なのかをおさらいしておきましょう。

インフレ=インフレーションの略です。

景気がよくなるとモノが売れるようになり、売れるとモノの値段が上がってきます。

そうすると、お金の価値は下がってきます。

昔は100円だった缶ジュースが今は120円になっている場合、20%のインフレです。

これがエスカレートすると、缶ジュースはどんどん高くなります。

逆にデフレ(=デフレーション)は、モノが売れないために値段が下がり、お金の価値が上がる現象を言います。

今は120円の缶ジュースが、来年は100円まで下がっていたら、20%のデフレです。

 

<フィリピンはインフレの最中にある>

現在フィリピンは、経済成長に伴ってインフレが起こっています。

モノが売れて、モノの値段が上がっている状態です。

モノが売れれば、売った企業の株価が上昇します。

そうすると、その株式に投資している投資家が儲かります。

その投資家がさらに消費をすれば、経済はどんどん回っていきます。

しかし、フィリピンの場合こういったポジティブなスパイラルが起こりにくい状況となっています。

なぜなら、一般市民の賃金が上がっていないからです。

一部の資産家を除き、収入が上がっている国民はほとんどいません。

今まで生活費に10万円かかっていたのが、給料は変わらないのに15万円になったら苦しいに決まっていますよね。

また、フィリピンでは法律で定められた最低賃金を守っていない会社が無数にあります。

そういった会社に勤める一般市民の生活は、困窮する一方です。

今後政府がどのように対処するのかが争点となっています。

 

<貧富の差が大きくなる?>

インフレによってさらにお金を回しているのは、一部の富裕層です。

基本的にインフレが続くと政府は政策金利を引き上げますが、そうすると銀行の預金金利も上がります。

多額のお金を預けている富裕層にとっては、資産が増えるので美味しい話です。

一方で、給料が増えない一般市民は、これまでよりも貧しくなってしまいます。

この状況がエスカレートすると、金持ちはさらに金持ちに、貧乏人はさらに貧乏になるという現象が起こってきます。

ただでさえ貧富の差が大きいフィリピンですが、インフレの影響でさらに格差が広がっていくことが懸念されています。

 

<フィリピンは物価が安い!というイメージはもう古い?>

フィリピンといえば、物価が安いというイメージを持っている人は多いと思います。

確かに、ものによっては日本より安いものがたくさんあります。

タクシーなどの交通費や各施設の入場料などは、日本の数分の1ということもよくあります。

しかし、インフレが進んでいる今、思っているよりも物価は安くありません。

家賃やちゃんとしたレストランでの食事代を見れば、日本と大差ないところまで来ています。

生活の仕方によっては、日本よりも高くつく場合もあります。

それほど、フィリピンでは今、生活にかかる費用負担が増えているのです。

にも関わらず、最低賃金は相変わらず512ペソ(約1,070円程度)です。

念のため言っておくと、これは時給ではなく日給ですよ!

日給1,000円しか貰っていないのに、日本と同じだけ生活費がかかっていたら、たまったものじゃないですよね。

 

<今後フィリピンの物価はどうなる?>

富裕層がよりお金持ちになり、貧困層はより貧乏になる格差社会・・・

そんな未来が見えてしまいそうな現在のフィリピンのインフレ問題。

しかし、経済は常に変動していますし、フィリピンは自然災害が多い国でもあります。

台風や地震などの影響により、突然ペソの価格が大きく下がることもあり得るのです。

また、破天荒なドゥテルテ大統領の政策に、デモや暴動が起こらないとも限りません。

その度に、経済状況も大きく変わるでしょう。

まとめると、先のことを読むのは簡単ではないということ。

フィリピンに投資したいと考えている人は、経済的な数字ばかりでなく、人々や国全体の性質、動向をよく観察していくことが大事だと思います。

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