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結婚しない女性が増加しているフィリピン


フィリピンへ何度も渡航しているうちにフィリピン人女性と恋に落ち、結婚に至るというパターンは大変多いです。

フィリピン人は、日本人の国際結婚の相手としては第1位になっています。

また、日本に出稼ぎに来ているフィリピン人女性と日本人男性のカップルも大勢います。

 

しかし、フィリピン全体で見てみると、今少しずつフィリピンの結婚件数は減ってきているそうです。

2005年〜2015年の間に、結婚件数は20%以上も減少しています。

人口が爆発的に増え、結婚適齢期の若者が溢れているフィリピンで、なぜ結婚が減っているのでしょうか。

その原因を探ってみましょう。

 

■離婚できない

フィリピンで結婚が減っている理由の1つとして、離婚禁止が挙げられます。

フィリピンは、人口の80%がカトリック教徒。

彼らは宗教上の理由から、一度結婚すると離婚は許されていません。

これは国家レベルになっていて、法律で禁止なのです。

ちなみに中絶も禁止で、人口が増えているのは、妊娠したら産まなければいけないからです。

離婚を法律で禁止している国は、世界でもバチカン市国とフィリピンだけ。

フィリピンには離婚の代わりに「婚姻関係無効」の制度がありますが、実際に認められるまでには5〜6年の裁判が必要になりますし、誰もが簡単に無効にできるわけではありません。

そのため、もし本当に別れたいと思ったら、婚姻関係は結ばれたまま別居するなどの方法をとります。

このように、基本的には一度結婚したら一生離婚できないという縛りがあるために、法的な婚姻関係は結ばず、内縁関係を続けるカップルが増えているのです。

 

■女性の社会進出が増えている

フィリピンでは、女性がバリバリ働き管理職や公務員を務めています。

女性の方が勤勉で高学歴、結果的に高収入な仕事に就くために、特に男性を必要としなくなっているのです。

日本でも近年はあえて独身を選ぶ女性が増えてきていますが、フィリピンでも男性に頼って生きていくという構図はもはやありません。

むしろ家庭を持たないことで自由に暮らせるとも言えます。

また、企業で真面目に働いている男性が少ないため、理想的な結婚相手が見つからない女性も多いようです。

自分よりも所得の低い男性とは結婚したくない、と考えるのは至極当然のことでしょう。

残念ながらフィリピンには、無職の男性が大勢います。

フィリピン国内には男性が就ける職が少ないため仕方ない部分もありますが、高給の女性とは単純に釣り合わないため、結婚どころか交際にすら至らないのかもしれません。

 

■産休が短い、育休がない

フィリピンでは出生率が大変高いにも関わらず、企業の産休や育休といった制度は日本よりも圧倒的に短いです。

日本の産休は、産前6週、産後8週と労働基準法で決められていますが、フィリピンの産休はわずか60日間。

帝王切開でも78日間です。

2017年の3月には120日まで延長する法案が可決されていますが、まだ法律化されているわけではありません。

ですので、フィリピンの女性は妊娠しても出産の2週間前まで働きますし、子供が産まれたら1ヶ月ほどで職場に復帰します。

そもそもフィリピンには育休という制度が存在していません。

ですので、休んでしまったら給料が入らないのはもちろんのこと、休みすぎて解雇されることもあり得ます。

「結婚も出産もしたいし、働きたい!」というバイタリティ溢れる女性ならこなせるかもしれませんが、決して女性に優しい環境とは言えませんよね。

こんな中で、結婚に二の足を踏んでしまう女性が多いのは納得できます。

 

 

フィリピンでは婚外子は珍しくないため、結婚件数が減っても日本のように少子化が問題になることはなさそうです。

しかしながら、時代の流れとともに、フィリピン社会における女性の結婚への考え方は確実に変化しています。

宗教など日本とはまた違った要因もある中で、今後フィリピンはどのように変わっていくのでしょうか。

今後フィリピンへの長期滞在や移住、ビジネス展開などを考えている人は、こういった情勢にも注目していきたいですね。